 |
21歳以下日本代表の選手達も、出場していたCup of Nationsの試合を終え、思い思いの席で観戦中。4年に一度しかない、世界最高レベルの試合を心から楽しんでいるようだった。
一番左は日本代表補欠選手でもある三浦朝(トモ)。 |
|
|

 |
14-7。ダブルスコアでの圧倒的な勝利だった。過去2大会、決勝で僅差で負け続けたU.S.A.を文句ないスコアと内容で下し、オーストラリアは5大会ぶり2度目となる、悲願のワールドチャンピョンに返り咲いた。近年ラクロス界をリードしてきたU.S.A.にとっては、母国での屈辱的な敗北となってしまった。両者の対照的な表情を見ていると、今日またラクロス界の歴史が大きく塗り変わり、新たな時代を迎えたことを実感する。そして4年後、日本もPOOL Aの新参国として、この新時代の一員として、間違いなく彼女達と相見えることになるのだ。 |
|
|
 |
abc放送のインタビューを受けるオーストラリアキャプテンのJennifer Adams(通称Jen)。ラクロスメーカー、STXのイメージプレーヤーでもある25歳の彼女はMaryland大学時代、毎シーズントップスコアを記録し、通算445ゴールを挙げたというU.S.A.で最も有名なオーストラリア人プレーヤーである。日本のプレーヤーに対しても、「エキサイティングなプレーをするために、友達やチームメイトと一緒に様々な戦術や能力を作り上げて行くことが出来るラクロスを、もっと楽しもう!」とメッセージをくれた。 |
|
|

 |
決勝戦の熱気もやや収まった17時半、クロージングセレモニーが始まった。オープニングセレモニーと同じように、国ごとに入場して行く。日本もウェーブを交えながら入場。子供達のパレードはなく、オープニングセレモニーよりもさらに落ち着いたセレモニーとなった。 |
|
|
 |
まずは、結果発表と表彰式。3位のイングランド、2位のU.S.A.、そして優勝したオーストラリアの順に、一人一人にメダルが掛けられる。微笑んではいるが、悔しい心境は隠せないU.S.A.の選手達。複雑な表情で銀メダルを受け取っていた。 |
|
|
 |
会場の祝福の中、オーストラリアにメダルと優勝カップが手渡された。取材陣とシャッター音が一斉に彼女達を取り巻く。中央でカップを掲げているゴーリー#14 Suzanne McSolvinは、決勝で8本のセーブを繰り出し、Player of the matchに選ばれた。93年のワールドカップから毎回出場している大ベテランだ。実に4大会もの間、宿敵U.S.A.を倒すことだけを考え、金メダルを求め続け、それがようやく叶った喜びは言葉に変えられないだろう。 |