ワールドカップ現地レポート・第7報(2009年6月21日)
滞在7日目。
世界ランク4位のカナダ。日本の「3位以上・メダル獲得」という目標を達成するためには、必ず倒さなくてはいけない相手。前大会のあの屈辱から4年、カナダとの再戦を心待ちにしていた選手も多い。(前大会の様子はこちら)
12時00分、ホテル内のミーティングルームに集合。
今日の戦い方について説明する佐藤HC。真剣な面持ちで聞く#9上井、#1中嶋、#18能村。 Pitch Cに移動してストレッチ開始。(写真中央#19柴田) 各自のペースでランニングをし、体を温める。(#18能村) 全体アップを仕切る丸茂TR。 ゴーリーアップのシュート練習を行う石川AC。 DF陣のインターセプト練習をする日々野AC。 #6和田にテーピングを巻く、米田TR。
ロッカールームに移動してユニフォームに着替える。
集中力を高める#22前島、今日も得点に期待。ロッカールームから戦場へ。
選手のバックには、日本での活動最終日に補欠選手からももらったマスコットが。
補欠選手も共に戦っている証。試合開始10分前、クロスチェック。 両国メンバー紹介の後、国歌斉唱。 この試合の審判団。
今日もプラハの日本人学校の生徒さんをはじめ、約50名程の
日本応援団が青いTシャツと手旗を持って応援に駆けつけてくれた。日本の応援団席の前には、沢山の寄せ書きをされた国旗が飾られる。 試合直前、佐藤HCから各選手にアドバイス。
前半開始1分12秒、いきなりカナダに先制されるが、
2分21秒、#22前島が得点。1-1とする。
グラウンドボールを制した#12松井が#4上井へパス。
その後、ゴール左でパスを待っていた#22前島がシュートを決める。
続く3分19秒、走ってきた#22前島が、ゴール裏からゴール前へ
回り込んだ#6和田にパスしシュート。2-1でリード。
更に、#6和田は#24渡邊からのパスをゴール前フリーの状態で
得点し、3-1。
このまま日本のリードを突き放したいところだが、
カナダ#27DanDobbieのドローコントロールに苦しめられ、
前半は12-5で折り返すことになる。
後半先制点を決めたのは日本。
開始1分で#12松井が決め、6-12。
続く3分、#4上井のアシストでゴール前の#6和田がシュート。本日4得点目となる。
(写真:懸命にあがる#11徳永)プレッシャーの中、グラウンドボールを拾う#15長江。
#19柴田も今大会初得点、#8水戸も3試合連続の得点し、
また#6和田も更に2得点するも、12-23で試合終了。
(写真:ボールを奪い、カウンターを狙う澤田)
応援してくださった観客の皆さんに挨拶。
本日は、FUSIONの選手も応援に加わり、昨日から
プラハ日本人学校の先生や生徒さん、選手のご父兄、
TRUNDLEの選手と一致団結し、日本のチームを盛り上げた。インタビューを受ける佐藤HCと通訳の鹿内。
Play Of the Matchはカナダの選手へ。
プレゼンターとして日本から高坂理事が参加。その後、チェコの子供たちによるミニラクロスゲームが行われた。アイガードをつけ、本格的な女子ラクロスを楽しんでいる。
他ゲームとして、午前中、オーストラリアvsイングランドが行われ、
15対4でオーストラリア圧勝。オーストリアvs韓国は18 対 0でオーストリアが圧勝。
チーム 前半 後半 TOTAL 日本 5 7 12 カナダ 12 11 23*得点者:#6和田(5)、#22前島(3)、#8水戸(2)、#19柴田(1)、#12松井(1)
【今日のスター選手 〜日本の攻撃的DFの要〜】 〜パワフルバッファロー〜 #24 渡辺奈緒<わた>DF Sibylla所属 3試合を終えて・・・、点数には現れていないかもしれないけど、今までやってきたことは
間違っていないと感じています。失点が多いのは奪いに行っているから。
チャレンジをやめたら失点は減るが、得点チャンスも減る。
私たち18人の目は誰一人死んでいません。走り続ければ必ずチャンスはある!
Canada戦、奪ってからの得点の起点になることができました。
England戦も恐れることなく奪うことにチャレンジし続けます。攻め続けます。
最後に・・・日本からのたくさんの応援メッセージ本当にパワーをもらっています。
ありがとうございます。応援を力に変えて、最後まで走り続けます。
Report&Photo:女子日本代表ゼネラルマネージャー・今井健司
Photo:女子日本代表通訳・鹿内映里
Report:谷川由起子
Photo:長田貴美子