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日本、16分に9-1とリードした状態でタイムアウト。
現時点で8点リードしているからと言っても、相手はスコットランド。決して油断してはならない。「リセットだよ！もう一度0-0から！！」と引き締める声が聞こえる。その後スコットランドのサウスポー、“怒りん坊”こと、#9 Amanda Mckieもアウトし、様子を伺っている雰囲気のスコットランドだが、日本は攻撃の手を全く緩めず、#14 上井、#12 濱田、#15 山田、#16 和田と次々と得点し、なんと13-3と10点差をつけて前半を終えた。 |
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ロッカールームへ引き上げるキャプテン#5 川辺美穂子（アキラ）。
4年前の悔しさを体験している彼女に、10点リードしているという余裕は見られない。試合が終わるまで、私達はスコットランドへのチャレンジャーであるという真剣な戦闘モードの目付きである。 |
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ロッカールームにて。
足に疲労物質の乳酸が溜まらないように、足を高くあげてしばし各自試合を振り返る。 |
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高田静江（シズエ）HC、「今日の試合、日本の出来がいいわけでもなく、相手が悪い訳でもなく、こうやるために今まで練習して来たんだからね。まだ大化けしきれていない人いるでしょ。自分のことを振り返ってみなさい。今日勝って、初めて7位から脱出できるんだよ。」 |
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グラウンドに戻ると、スコットランド応援席ではバグパイプの演奏に合わせて、
「Go!Scotland!!」とスコットランドサポーター達がエールを送っていた。
相手も日本の猛攻に必死なのである。 |
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後半は前半に比べ、スコットランドの攻撃時間が増える。大幅にリードしているとはいえ、もう点は与えたくない。必死の形相で守る日本。スコットランドは高い身長を利用して、ゴール前へのカットインに同じサイドのゴール脇からアシストが次々と放り込まれる。その度に「チェック！！！」とするどい声を出すゴーリー#1西村麻希とディフェンス陣。しかし、その声が一瞬遅れ、#6 Jane Gardinerから#3 Kate Boxerに高い位置のアシストが通り、上から叩き込まれる。#13 Julia Rennieもフリーショットを決め、後半10分の段階で17-4。 |
