レポート Vol.8 2005年6月24日(金) グラウンドボールを拾う#13塙妙子(タエコ)。 24分50秒、ゴール右上から1対1を仕掛け、#5川辺美穂子(アキラ)キャプテンが得点。皆駆け寄って喜び合う。 今日は、昨日以上にオールコートゾーンプレスライド「スパイダー」が機能している。ドイツは、日本に撃たれたシュートをセーブしてクリアのパスが出ても、すぐさま二人の日本選手がボールキャリアに張り付き、プレスをかけるので運ぶことができない。どうにかそこをかわしてパスを選択しても、あらかじめ出しどころを予測していた日本の選手が待ち構えていてインターセプト。前半終了3分前、そのような状況から#11徳永志帆(シホ)がドイツのクリアーパスをインターセプトし、サイドに開いた#15 山田幸代(サチ)経由で#12 濱田亜衣子(ルイ)がフィニッシュを決めた流れは、その象徴的なものだった。 前半は12-0。ドイツを無失点に抑えた。シュートのチャンスそのものも2回しか与えず、この相手に対してで考えればほぼ完璧な内容であった。暑さを避けてロッカールームへ引き上げる日本。 日本の応援団のお二人の日本人。Navyに勤めているという地元の方だ。昨日のチェコ戦も見に来て下さったそうで、「日本は本当に強いわね!暑いでしょうけど頑張ってね。」と本当に応援してくださる。スエ子・トゥループさんとキミ子・ロイさん。 ロッカールームで選手達に指示を与える高田静江(シズエ)HC。 スパイダーについて「むやみに動くのではなくて判断の目を。だからと言って、足を止めろって言っているわけじゃない。そこはさぼらないこと。あと速攻。今日は私達のほうが相手より明らかに速いし、上手く行ってるけど、“最善”のパスではないよね。そこの判断を後半はもっと厳しくしていきなさい。」 後半開始直後、日本がハーフフィールドの速攻で#15 山田幸代(サチ)がシュートを決める。 ゲームキャプテンを勤める#11徳永志帆は、後半攻め気味の位置を取り、得意のカットインシュートを決めるべく再三ゴール前に入って行くが、まだゴールはおあずけ。 ここで左上からドイツ#11 Lisa Schulteが1対1のシュートを決める。 しかし、ドイツの戦闘意欲がこの1点でよみがえるには、点差が開きすぎていた。14分56秒、またもスパイダーで奪い返し、#7 澤田彩(ナナ)のアシストで#14 上井華奈(ウー)が本日6得点目を挙げる。その後、さきほどドイツの1点目を入れた#11 Lisa Schulteの姉、#12 Eva Schulteがフリーポジションから得点。 Photo & Report by 日本ラクロス協会広報部・橋本薫
ゲームキャプテンを勤める#11徳永志帆は、後半攻め気味の位置を取り、得意のカットインシュートを決めるべく再三ゴール前に入って行くが、まだゴールはおあずけ。
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