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 Women's Japan Lacrosse National Squad

活動レポート
 
2004年8月28日(土)・29日(日)  第4回練習会  於:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
 

8月29日(日)練習

  今日は朝から肌寒い上、小雨・・・。大雨にならないことを祈りつつ、優先順位の高いメニューから繰り上げて練習を開始した。
  キーワードは「相手の動きを封じる」である。

<練習内容>

(1) ハーフフィールドの7対7

 ディフェンスについて、よりポイントを絞って練習をしていた。
  「シュートを撃たせたくないのか、それとも奪って攻めたいのか」これをチーム全体で意志統一し、早くボールを奪いたい時にはボール保持者に余計なプレッシャーを与えず、シュートを撃たせてゴーリーが起点となっての速攻に切り替える動きを練習した。
  コーチ陣からは、シュートを撃たせる際にも相手にラクな体勢で撃たせるのではなく、最後まで押えるポイントを意識して、バッドシュートにさせるように、という指摘があった。

7対7

 

ボールを運ぶ飯塚佳代。
ゴール裏は泉水嘉織。
左手前は山田幸代

7対7

 

ボールを持って仕掛ける上井華奈。
ディフェンスは矢本万理と澤田彩。

 ゴーリーは、シュートを決められてしまった後、今のはディフェンスの付き方が悪かったのか、それともゴーリーが止めることが可能なシュートだったのかを、その場でディフェンスと反省するようにしていた。

 又、相手がどう攻めているのかを早く読んでディフェンスに伝えることができるような危機管理能力を高めるよう、石川ACから指示が出ていた。出来た選手に対しては、「脳みそがしっかり汗をかけてるな」と誉めていた。

ゴーリー

 

 

左から石川貴一AC、百合本綾、西村麻希、岩本朋子

 
(2) フルフィールドでのゲーム

フルフィールドゲーム

横殴りの大雨となったが、練習続行した。
リーグ戦などでの欠席者が多かったため、コーチ陣+早川亜希STRも選手として出場。外で見ている高田HCからは、フリーで撃ったシュートを外した場面で、特に大きな声で選手に檄が飛んでいた。決められる確率の高いシュートを外してしまうと、相手にとってのビッグチャンスにつながってしまうからだ。
(写真は石渡素子AC)

 

ゲームの合間

ゲーム間に反省中の一コマ。
本日も、1日目とは別の選手がアイガードを試験着用した。

(写真:右…“Cascade Iris”を着用した澤田彩。左…今回再招集され、積極的にコミュニケーションを取っていた小林絹枝。)

 
(3) ビデオミーティング

 大雨のため、その他のメニューを中止し、シャワーを浴びてから、石川ACを中心にビデオを見ながら反省会。
  練習ポイントがわかりやすく出ている場面でビデオを止め、丁寧に確認を繰り返した。練習後すぐにビデオで確認することによって、選手達にも改めて意識すべきポイントがすりこまれ、今後の課題が新たに見えてきていたようだった。

 次にコーチ陣から話があった。

高田HC
  「今後代表メンバーも少しずつ固まってきて、具体的なチーム戦術に入るときに、“自分はどこのポジションなんだろう?”ではなく、“自分はどこのポジションを取って行こうか?”という考え方をしてほしい。」

石渡AC
  「オリンピックを見ていてもそうだが、結局シュートをより多く決めたチームが勝っている。 “あの時にシュートを決めていれば・・・”という後悔がないように、1回1回のシュートにこだわっていこう。」

 
 今回は雨に悩まされた二日間だった。しかし、本大会でもこのような状況は十分ありうるし、変則的な状況が大会期間中ずっと続くことも考えられる。そういう意味では、スタッフ陣のオペレーション面でも、選手達のコンディション調整の意味でも良い経験となった練習会だった。
 

 最後に今回のスタッフ語録より、藤井あけみGMの言葉をピックアップ!
   「練習会は“発表会”だと思って臨みましょう。」
  皆で集まって活動する回数が少ない女子日本代表。練習のための練習にするのではなく、それぞれが積み重ねてきたものを高いレベルで表現し、コミュニケーションをもって組み合わせていきましょう、という意味である。

 
 毎回が発表会。そんな女子日本代表の練習会に、是非皆さんも足を運んで下さい。

Report by 女子日本代表サポートマネージャー・橋本薫
Photo by 日本学生ラクロス連盟東日本支部広報委員会メディア班・丸山雅代 & 力石優子

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