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 Women's Japan Lacrosse National Squad

活動レポート
 
2004年5月22日(土)・23日(日) 第2回練習会
 

5月23日(日)練習

  朝からの小雨もやみ、予定通り11時半にウォーミングアップから始まった。

(1)50m走タイム・アジリティ測定

50m走・アジリティ測定  昨日に引き続き、馬渕TRプレゼンツのフィジカル測定2日目。

 50mタイム走では、2人もしくは3人ずつが走り、タイムを測った。ほとんどの選手が8秒を切り、中には6秒台の選手もいた。

 走りの速さは、「速く早いラクロス」のベースともなる部分。

 馬渕TR曰く、
  「体脂肪を落とせば、もっと速いタイムが出る」
  とのことだ。

(写真左:川辺美穂子選手 右:田島理絵選手)

(2)ゴール前でのクイックパス練習

クイックパス  2箇所のゴールに分かれて行なった。

 ゴール前で4ポイントを作り、対角からのカットインに対してアシストを入れるが、シュートはせず、すぐにクイックのパスを選択する。シュート体勢から、敢えて打たずにパスへと動きを移行させることは実はかなり難しい。しかも、ゴール左からのパスは左手でキャッチ→パスという指示。

  しかし、そこは代表候補選手達。器用にこなす姿はさすがだ。60回以上続いたグループもあった。途中からミスをカウントし、数に応じて腕立てが課せられた。

(写真:佐久間朋子選手)

(3) 4対3

 基本的に1日目と同じ速攻重視の練習だが、ゴーリーの位置をやや高めてのスタートだった。

(4) 5対5

5対5  ディフェンスは「デンジャラスゾーン」の徹底、オフェンスは1対1を仕掛けるスペースをつくる。ノンボールキャリア(NBC)の動きがポイントとなる。

 DFの間に突っ込む、タイミングがずれるなど、次の展開が見えない1対1に対しては笛が吹かれ、コーチから指摘される。

(写真:NBCが生み出したスペースに1対1を仕掛ける岩崎千春選手。ディフェンスは右:川辺美穂子選手、左:佐久間朋子選手)

5対5  ディフェンスのスティックの位置についても、念入りに説明が繰り返された。
  クロスの位置は、まっすぐ上げた状態を12時として、「10時から14時」の間を動かす。それ以上寝させてはいけない。

(写真:シュートを打つ茶本恵理選手。ディフェンスは小林絹枝選手、ゴーリーは山本さや香選手)

(5)スクリメッジ

スクリメッジ  3つのチームに分かれて行なった。

 高田HC(写真中央)からメンバーが発表されていく。

 国際親善試合前、最後のプレーとなるだけに、どの選手・スタッフの顔も皆真剣だ。

(写真左は石渡素子アシスタントコーチ、その奥は藤井あけみGM)

練習後、クーリングダウン。

アイシング  この二日間、自分のチームでの練習と掛け持ち参加の選手も多いので、念入りにアイシングを施した。

 今回の練習会から、新たにサポートTRの早川亜希も加わり、さらに充実したケア体制を目指して行く。

 解散前に、集合してミーティングがあり、全スタッフから選手に向けて一言ずつ話があった。

 毎回練習前後に、全スタッフから選手に向けて一言ずつ話す時間があることは、2004年女子日本代表の特徴の1つであるが、その中から今回は最近第1子が誕生してパパになった石川貴一アシスタントコーチの言葉をピックアップしたい。

 「1を聞いて10考える」

 つまり、与えられたわずかなヒントをどこまで最大に生かせるかは自分の意識次第ということだ。

 2週間後、これまでの短い練習時間で得たものを、どれだけ大きくして米・西海岸大学選抜との試合に出すことが出来るか。
  これは選手・スタッフ個人の「変化・進化」にかかっている。

 目指すは、「個人技術・個人戦術で圧倒的に勝つ!!」

 

Report & Photo by 女子日本代表サポートマネージャー・橋本薫

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