後半も、開始早々からブレークが数回続くという激しい攻防の末、道選抜が得点するも、すぐにカリフォルニア選抜も1対1から点を取り返す。その後も、得点されそうな危険な状態が何度か続いたが、道選抜のゴーリー岩城選手の好セーブにより失点を防いだ。
全体的にスラッシングやプッシング等の反則があり、双方ともエキストラマンオフェンスやマンダウンディフェンスを経験した。しかし、それらのチャンスをなかなか活かしきれず、得点に結びつけることはできなかった。
試合終盤になると、カリフォルニア選抜はMFから次々と1対1をかけてきて道選抜には苦しい時間が続いたが、DF陣の堅い守りにより何とかしのぐことができた。そして終了間際、同点の場面で道選抜のエキストラマンオフェンスとなり、この好機を見逃さなかった柳原選手が試合の流れを決定づけるシュートを決め、道選抜が勝ち越し。その後もカリフォルニア選抜による攻撃を何とか乗りきって、試合は6-5の道選側の勝利で幕を閉じた。
試合全体を通して見れば試合時間がいつもより短い40分しかなかったが、ブレークが多く、球の奪い合いが何度も行われた緊迫感のある試合だった。
両チーム共に優れたゴーリーで、道選抜は得意のミドルシュートを何度もはばまれたが、その一方で危機的な状況も何とかゴーリーの好セーブで乗り切る事ができた。
カリフォルニア選抜はスティックワークや身体の大きさ故にフィジカルが優れてはいたが、道選抜が上手くそれを1対1で崩したり、ブレークで点を取ることができたことが勝因であろう。
道選抜にとってもカリフォルニア選抜にとっても、ラクロスを通して国際交流を行うことができたよい機会であったと思う。双方にとっても有意義な経験であり、これからもこのような機会があれば良いと思う。
|