日時:2006年12月9日(土) 11:00試合開始
場所:東京・江戸川区臨海球技場男子第1回戦:早稲田大学(関東学生リーグ2位) vs DESAFIO(クラブチームリーグ2位)
ゲームレポート
3クォーター)
ハーフタイムのスティックチェックで早稲田#35関根がアンスポーツマンライクコンダクトを取られ、デサの3分間のエキストラマンオフェンスとなる。途中早稲田大学はスラッシングをおかし、ツーマンダウンディフェンスとなるが、この3分間を必死に守りきる。しかし直後の4分、デサはブレイクで#5大吉から#10鈴村へとつなぎ、ゴール。早稲田も#35関根、#5小暮という両ATの気迫のゴールによりくらいつくものの、デサは4点を重ねて5対12として3クォーターを終える。4クォーター)
4クォーター開始から、7点差を付けられ後のない早稲田の必死の追い上げが始まった。ブレイクで#2福本から#35関根へとつなぎ、ゴール。デサの#27久保のビハインドシュートをゴーリー#66隈本が好セーブするなど早稲田は流れに乗り、#42荻原の1対1からのゴール、グランドボール後のブレイクでパスを受けた#35関根のゴールと、運動量の落ちたデサを猛烈に追い上げる。その後も早稲田の攻撃が続き、9分半に#89加藤が気迫のシュートを決めて3点差まで差を縮める。その後も早稲田は多くのシュートを放ち、流れは完全に早稲田かと思われたが、そうはさせないのが経験豊富なクラブチームの強さ。デサの#5大吉が数少ないチャンスを確実にものにする。堅いDFで早稲田の追加点を許さない。キープに入ったデサに対し、早稲田はゴーリーもDFに加えたダブルチームでポゼッションを奪うなど最後の気迫を見せたが、デサが4点差を逃げ切った。日本代表メンバーを中心とした高い技術力を持つデサが序盤は試合をコントロールし、一時はワンサイドゲームかとも思われたが、終盤、特に4クォーターは完全に早稲田のペースであった。最後まで勝ちを諦めずに走りきった早稲田の戦い振りに感動するとともに、追い上げられても焦らずきっちりと逃げ切ったデサに感銘を受けた試合であった。
Report:玄馬博己(東京大学) Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・小城崇史 |