Go To TOP PAGEJapan Lacrosse National Championships 2006

 第17回ラクロス全日本選手権大会

日時:2006年12月13日(日) 14:00試合開始
場所:東京・江戸川区陸上競技場

男子決勝戦VALENTIA(クラブリーグ1位)  vs DESAFIO(クラブリーグ2位)

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ゲームレポート

 3Q、VALENTIA、スティックチェックの際のアンスポーツマンライクコンダクト、DESAFIO、2Q終了間際のスラッシングに因り、両チームひとり少ない中でのスタートとなった。
ここは、VALENTIAの落ち着いたボールポゼッションに因り、大きな動きがないままイーブンとなる。そして、マンダウン解除後すぐに、VALENTIA#36長江秀が右足の故障を感じさせない豪快なシュートを叩き込み、9-3となる。

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  7分 VALENTIA、ゴーリーのクリアから#1相澤がブレークを決め、ゴールネットを揺らしたかに見えたが、ノーゴールの判定。一時、会場が騒然とするが、直後に文句なしのゴールを決める。9分 #8島袋秀隆の得点で10-3とDESAFIOを突き放しにかかる。
このまま、終始VALENTIAのペースで進むと思われたが、15分、19分とDESAFIO#27久保隆史が個人技からたて続けに点を決め、11-5と追い上げて3Q終了。
ここからの乱打戦を予感させる形での終わり方となった。

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  4Q、今年の日本一を決める最後の20分がついに始まった。
開始早々、DESAFIO#5大吉、裏からの1対1、マーカーを背負いながら得点。11-6
VALENTIAこの時スラッシングでDESAFIOにエキストラマンオフェンスを与えてしまう。が、この後のフェイスオフをVALENTIAが獲り、無難にここをしのぐ。しかし、ここからDESAFIOの怒涛の反撃が始まる。
 #7鈴木庸之がまるでリプレイを見るかのように、たて続けに裏からの1対1を決める。11-8その後、ターンオーバーが続くが、9分DESAFIOのゴーリー#1藤宮宏介のファインセーブからのクリアが再び#7鈴木に渡る。そして、サイドからの1対1を決め、11-9とする。

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 ここで、VALENTIA、ディフェンスをゾーンに切り替えて逃げ切りを図るが、14分 DESAFIO#10鈴村の矢のようなシュートがVALENTIAゴールに突き刺さり、最大8点に開いた差をついに1点差にまで詰め寄った。そして、DESAFIOがタイムアウトをとる。
直後、VALENTIAのイリーガルボディチェックに因りDESAFIOがエキストラマンオフェンスを得る。この時、会場の興奮が最高潮に達し、今日1番とも言える大きな歓声が観客席からあがる。このままDESAFIOが追いつくのか。しかし、VALENTIAのゴーリー#13篠原がまさに壁となって立ちはだかり、ゴールを割らせない。

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  たまらずVALENTIAオフェンス、ストーリングを警告されながらも逃げ切りを図るが、イリーガルボディチェックを犯してしまい、再びDESAFIOにエキストラマンオフェンスの大チャンスを与えてしまう。ここで、追いつきたいDESAFIOだが、ひとり少ない状態のVALENTIA#10村松の個人技の前にまさかの失点を許してしまう。19分 #1相澤が駄目押しの1点で、雌雄が決した。
DESAFIOも最後の反撃を試みるが、ここで試合終了の笛が鳴る。

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  こうして第17回ラクロス全日本選手権の優勝はVALENTIAに決まった。

  下馬評では、組織のVALENTIA、個のDESAFIOだったが、終わってみれば終始VALENTIAのペース。見事な横綱相撲であった。もちろん、そのVALENTIAに最後まで喰らいついたDESAFIOも素晴らしいチームであるが、今年はVALENTIAが優勝するべくして優勝したと言えるだろう。果たしてこの牙城を崩せるチームは出てくるのであろうか。
そして、やはり経験と技術に勝る社会人強しと印象付けた1年であった。来年以降、学生の奮起に期待したい。

Report:今井達人(立教大学)・鈴木友和(東洋大学)
Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・小城崇史

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