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日清食品 present 第15回ラクロスリーグ全日本大学選手権 準決勝戦 男子結果
- ■ 大会名:日清食品 present 第15回ラクロスリーグ全日本大学選手権 準決勝戦
- ■ 日程:12月1日(日)
- ■ 場所:たけびしスタジアム京都
冷たい秋風が肌を突き刺す中、決勝の切符を懸けた戦いが幕を開ける。
お互い一歩も譲らぬ激戦の中、果たして勝利を手にするのはどちらか。
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神戸大学
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明治学院大学
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
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神戸大学 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 |
明治学院大学 | 2 | 4 | 3 | 3 | 12 |
【得点者】
神戸大学 | |
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#7 宮本優真 | 1 |
#10 高橋佑太朗 | 1 |
- | - |
- | - |
- | - |
- | - |
明治学院大学 | |
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#51 小峰拓真 | 5 |
#17 上田大貴 | 3 |
#3 奥山廉汰郎 | 1 |
#7 松澤伸泰 | 1 |
#23 榎本祥大 | 1 |
#24 赤毛丈真 | 1 |
【個人賞】
POM(プレイヤーオブザマッチ) | #51 小峰拓真 (明治学院大学) |
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【レビュー】
1Q
午前の暖かさとは裏腹に少し肌寒い風が吹くなか、日清食品presents第15回ラクロス全日本大学選手権大会準決勝、神戸大学(以下神戸)と明治学院大学(以下明学)の戦いが幕を開ける。試合開始早々、明学のオフェンスが火を吹く。開始2分、明学MF#17上田がゴール左上から1対1を仕掛け、ゴール前まで入り込みシュートを放つ。惜しくも枠外となるも、会場を沸かせる。開始3分には、明学AT#51小峰がゴール裏から1対1を仕掛け、ゴール右横まで駆け上がると、ロールで華麗に相手を抜き去る。そのまま放ったシュートはゴール右横に決まり、早くも明学が先制する。得点後のフェイスオフでは明学FO#9柳田が危なげなくポゼッションを獲得し、流れを引き寄せる。開始8分、明学AT#23榎本のゴール右横からのシュートや、#17上田がゴール裏から駆け上がり放ったシュートは、惜しくも得点にはならないものの、明学オフェンスは着実に得点のチャンスを生み出し続ける。開始9分、明学AT#7松澤がゴール裏から右横に駆け上がり、放ったシュートが決まり、明学が追加点を獲得する。得点後のフェイスオフはまたもや#9柳田により明学が獲得し、厳しい展開を強いられる神戸だが、ここで相手のミスによるチャンスをものにする。明学のパスミスによるグラウンドボールを神戸DF#9伊與政が獲得すると、ゴール右横でフリーの状態の神戸AT#10高橋にパスが繋がり、ゴール上部にシュートを決め切り、神戸が点差を縮める。残り少ない時間で明学オフェンスがシュートを数本放つも得点には至らず、1-2で明学が1点をリードする形で1Qが終了した。
2Q
1-2の明学1点リードで2Qが始まる。開始早々、神戸AT#11宮田が左上からの豪快なシュートを放つが、明学G#25乾の目を見張るようなセーブが炸裂する。開始3分、明学MF#17上田がトップから1対1を仕掛けて2人抜き去り、Gの右脇を貫くシュートを決める。その後、神戸MF#7宮本が左上からのシュートを放つが、これは枠外となる。開始6分、明学のマンダウンディフェンスとなり、神戸#11宮田がトップからのシュートを放つが、明学G#25乾のスーパーセーブによって阻まれる。開始8分、明学AT#51小峰が右裏から駆け上がると、出てきたDFに対してロールで上手く躱し、左上にシュートを決める。1-4と明学がリードを広げる。得点後のフェイスオフを獲得した明学FO#9柳田のブレークが炸裂するが、神戸G#2藤田のビックセーブがそれを阻む。開始10分、明学AT#23榎本が左裏から駆け上がり、放ったシュートがゴール左上に決まり、1-5で明学4点リードとなる。その後、さらに明学MF#3奥山が左のランニングシュートを放ち、ゴール右上に決めて明学5点リードとなる。明学の得点の流れを切りたい神戸は、開始13分、フェイスオフを獲得した神戸DF#8小林がボールを運んでそのまま放ったランニングシュートは枠外となる。その後の明学MF#22田中のシュートや、#51小峰の左裏からの駆け上がりシュートなどは得点とはならず、1-6で明学5点リードで2Qが終了した。
3Q
1-6の明学5点リードで3Qが始まる。FOを明学が獲得し、攻撃を開始する。開始1分、明学MF#24赤毛が左上からゴーリーの足元にシュートするも、神戸G#2藤田がセーブし、明学に点数を与えない。その後も明学は果敢に攻める姿勢を見せるが、得点には繋がらない。得点が動いたのは開始7分、神戸AT#7宮本が右上から走り込むと、ゴール右下に力強いシュートを決め得点を2-6とする。開始10分、神戸のファウルによりポゼッションを得た明学は、AT#51小峰が裏からパスをもらいDFを1枚躱すと、華麗なクロス捌きでゴーリーの足元にシュートを決める。その後も勢いに乗り、開始11分、#51小峰がゴール近くでパスをもらうとすぐさまゴール左下にシュートを放ち、2-8と点差を拡げる。さらに得点後のフェイスオフを獲得した明学が果敢に攻める。開始14分、明学MF#17上田が右裏から仕掛けゴール左横まで駆け上がると、ゴーリーの足元に放ったシュートを決める。なんとしても得点を決めたい神戸は開始14分、神戸MF#23神谷がランニングシュートを撃つも、枠外となる。その後も果敢に攻めるも、得点には至らず、2-9の明学7点リードで3Qが終了した。
4Q
2-9の明学7点リードで最終クォーターが始まる。なんとしてでも点差を縮めたい神戸は人数有利のオフェンスを活かし、素早いパス回しで明学DFを崩す。神戸AT#1藤井がゴール右横の神戸AT#10高橋へと鋭いパスを狙うが惜しくも通らず、得点に繋げることができない。その後も、#1藤井が華麗なダッヂで明学DFを翻弄しショットを撃つも枠外となり、そのボールを直接獲得した神戸AT#7宮本が駆け上がってゴールを狙うも明学G#72後藤の素晴らしいセーブに阻まれる。開始5分、明学のファウルから再び人数有利の機会を得た神戸は、右横から#10高橋が強烈なシュートを撃つが、惜しくもゴールポストにあたり得点にはつながらない。その後、ポゼッションを奪い返した明学が神戸DFに牙を剥く。開始8分、ゴール裏の明学MF#7松澤が神戸DFの隙をついて左横に走り出した明学AT#51小峰に鋭いパスを通し、そのままシュートを撃ちゴールネットを揺らす。スコアは2-10とリードをさらに広げる。その直後のフェイスオフでは明学にポゼッションを奪われるも、鉄壁DFで奪い返した神戸は、神戸MF#23神谷が一気にハーフラインを越え、神戸AT#7宮本にパスを回しブレークを活かした得点を狙うも、明学G#72後藤に阻止される。その後も両者の激しい攻防が続き、開始13分、再び試合が動く。神戸のファウルにより人数有利の機会を得た明学は、左横の#24赤毛にボールを回し、そのまま豪快なシュートがゴーリーの頭上を突き抜ける。2-11とさらにリードを広げる。神戸DFも積極的にボールマンに対して人数をかけるDFを行ってボールダウンを誘い、ポゼッションを獲得するも、明学MF#17上田がパスをインターセプトし、そのままゴールへボールを流し込む。その後、神戸がポゼッションを獲得するも、明学DFを崩すことはできず、無惨にも試合終了のホイッスルが鳴り響く。決勝へと駒を進めたのは明学。スコアは2-12と関西の覇者・神戸大学を圧倒した。
【総評】
明治学院が終始、神戸大学を圧倒した。神戸大学も、堅牢なDFを中心に果敢に攻めたが、攻めきれることが出来なかった。
試合に勝利した明治学院は、関西のプレーヤーの想いも背負って、決勝に進んで欲しい。