スコアレポート

【日清食品presents第15回ラクロス全日本大学選手権大会】準決勝戦:慶應義塾大学 vs 名城大学

  • ■ 大会名:日清食品presents第15回ラクロス全日本大学選手権大会
  • ■ 日程:2024年11月23日
  • ■ 場所:東京都品川区・大井ホッケー競技場サブピッチ
  • No image

    慶應義塾大学

  • No image

    名城大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶應義塾大学 2 1 2 3 8
名城大学 1 0 0 2 3

【得点者】

慶應義塾大学
#63 村田 陽世 1
#9 落合 優椰 1
#4 福田 天真 1
#7 田代 豪 3
#13 中西 海 1
#90 池田 朋史 1
名城大学
#21 一井 翔 2
#5 須増 慶龍 1
- -
- -
- -
- -

【審判】

No image

主審 志水 研太郎
副審 森部 一斗
副審 篠原 将吾
CBO 中畑 健
BM 杉本 雄大

【レビュー】

1Q

晴天の下、冷たい海風が吹きつける大井ホッケー競技場サブピッチに、第 15 回全国大学選手権準決勝、関東 1 位の慶応義塾大学(以下慶応)と東海 1 位、名城大学(以下
名城)とが雌雄を決する戦いの始まりを告げるホイッスルが吹かれようとしていた。1Q 開始のホイッスルと同時にポゼッションを獲得したのは慶応フェイスオフ、#63 村
田陽世。名城 FO ユニットを置き去りにしゴールへ迫るとクロスを一閃させ、放たれたボールは一度地に爆ぜたのちに名城ゴールネットを揺らした。得点後の FO で再び
敗北を喫し、長い DF を強いられていた名城だが、慶応のパスフェイクのミスによりこぼれたボールを奪った名城 SSDM の流れるようなクリアにより攻撃へ転ずる。名城OF の主軸、#21 一井翔がまずボールを持ったかと思うと縦方向に駆け抜け薄い角度からのランニングシュートは地面にバウンドしクロスバー間際のゴールネットへ。入らないかと思われたこのシュートをあっさりとものにしてしまう。早速追いつかれてしまった慶応は名城に猛攻を仕掛けるが、なかなかシュートがゴールの枠をとらえない。そんな中ゴール裏から上がり際に慶応主将、#3 藤岡凛大の針の穴を通すようなパスを受けた#9 落合優椰は名城ゴールにシュートを突き立て、再び名城を引き離した。その後は双方決め手を欠く展開が続くうちに 1Q は終了した。

2Q

クォーター開始より双方 DF は優れたパスカット技術で観衆を魅せるターンオーバーを演出。そんな中慶応 OF のゴール裏からトップへのパスを名城 DF#16 山本大喜がカットし、こぼれ球を SSDM#4 丸山郁生がすかさずグラウンドボールを獲得。すでに駆け出していた#23 岡村碧透に拾った態勢のままショベルでの見事なパスがつながり、大チャンスであるブレイクの演出に成功した。しかしクリアの勢いを乗せた強烈なシュートは惜しくもクロスバーに阻まれてしまう。慶応 DF のファウルによりエキストラマンオフェンスの機会を得た名城だがこの機会を活かせないまま慶応のマンダウンが解除され、そのままターンオーバーを許してしまった。幾度かトランジションを重ねたのちに、慶応の OF シーンで名城 DF はファウルをとられてしまいマンダウンディフェンスを強いられる。慶応主将#3藤岡凛大からのパスを受けた今試合の注目選手#4 福田天真の華麗なスタンディングシュートがゴールネットを揺らし、名城は 2 得点差を追う展開となった。クォーター終了間際に名城 DF にフラッグが飛び、マンダウンでの後半開始が決まってしまったところで前半戦は幕を閉じた。

3Q

3Q は慶応のエキストラで始まる。この時間帯慶応は猛攻を仕掛けるが、なかなか点が決まらなかった。しかし、名城のシュートカットで混戦グラボになりこれをものにしたのが慶応。コート左横#3 藤岡凛大から#90 池田へのナイスパスが通り、ゴール前からのシュートが成功。その後も慶応がフェイスオフからの#90 池田朋史がゴール裏からパスを出し、ボールは#7 田代豪へパスが通り名城ディフェンス 2 人を交わしてゴール前からのシュートが成功。10 分過ぎに名城のクリアが失敗し慶応のライドが成功でチームタイムアウト。その後両チーム得点できず 3Q が終了した。

4Q

4Q は名城のポゼッションで試合が進む。慶応のファールで名城はエキストラマンオフェンスの機会を迎える。4Q2 分半が経過、名城#5 須増慶龍のシュートが成功し 1 点を返す。この得点をきっかけに名城は流れを掴みかける。#29 神谷知希のセーブで弾いたボールを#16 山本大喜が拾いクリアに成功した名城はその後、注目選手#21 一井翔の右上からのランニングシュートが成功し名城が連続得点。一時は名城が巻き返すかに見えたが 12 分が経過したところで慶応の猛攻が始まる。チェイスを取った慶応#3藤岡凛大からトップにいる#13 中西海へのパスが通りシュートが成功。その後のフェイスオフも慶応が獲得し、#9 落合優椰からゴール前にいた#7 田代豪へパスが通りシュート成功。試合を決定付けたのが試合時間残り 1 分の場面。名城のボールダウンで慶応がクリアしポゼッション。裏から#3 藤岡凛大のまくったショットのリバウンドを#7 田代豪がカバーして、ゴール前からのショットが成功。その後は両チームゴールネットを揺らせず試合終了、慶応が決勝戦へと駒を進めた。