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【日清食品presents第15回ラクロス全日本大学選手権大会】1回戦:南山大学 vs 北海道大学
- ■ 大会名:日清食品presents第15回ラクロス全日本大学選手権大会
- ■ 日程:2024年11月17日(日)
- ■ 場所:愛知県名古屋市・パロマ瑞穂北陸上競技場
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南山大学
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北海道大学
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
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南山大学 | 4 | 5 | 1 | 3 | 13 |
北海道大学 | 1 | 0 | 2 | 1 | 4 |
【得点者】
南山大学 | |
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#2 中川 知咲 | 3 |
#6 夫馬 萌 | 1 |
#17 辻 和佳奈 | 4 |
#19 可児 桃子 | 1 |
#27 古庄 琴音 | 1 |
#29 藤田 彩華 | 1 |
#88 川島 彩葵 | 1 |
#97 金 梨乃 | 1 |
北海道大学 | |
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#33 中村 希 | 3 |
#67 西崎 真帆 | 1 |
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【審判】
主審 | 小鹿 えりか |
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副審 | 宮崎 彩 |
副審 | 大塚 紀代子 |
TO | 阪本 一美 |
【レビュー】
試合前のインタビューでは、北海道大学(以下北大)は注目選手を#33中村として挙げ、観客には、北海道から来て色々アウェイな部分もあるが、ここの舞台を目標に日々練習に取り組んできたため、精一杯みんなで頑張っていくので応援よろしくお願いしますと答えた。
その後南山大学がインタビューに答え、注目選手を#17辻と述べた。彼女は3年生だか、試合を積むにつれてどんどん成長していってチームの流れを掴むプレーをしてくれるので今日もその彼女のプレーに注目してみてほしいと答えた。観客には、東海地区の代表としてこれから勝ち続けて来週の関東にも目を向けて頑張っていくので応援よろしくお願いしますと答えた。
1Q
戦いを始めるドローを経て北大のボールとなり安定したパスキャッチで相手ゴールへと攻める。北大#9永島がゴールへとシュートを打つが南山#18青井がセーブしクリアの体制へと持っていく。試合は南山の攻めに変わり、南山#17辻のフリーシュートとになり見事にゴールを決め今試合初の得点となる。このゴールから南山が流れを掴む。勢いをつけた南山はその後のフリーシュートも華麗に決める。ラスト6分を切り、再び北大が攻める形となり、北大#33中村のフリーシュートを打つチャンスが訪れ、会場は緊張感に包まれた。その緊張感の中しっかりと得点を決めきり、北大の初得点となる。その後は南山の勢いのある攻めにより4-1で第1Qが終わる。
2Q
3点先取している南山の勢いは止まらない。第2Qは南山#2中川、北大#33中村によるドローから始まる。勢いのある南山のアタックによる攻めを経て、開始約3分南山#17辻のフリーシュートとなり見事に決め切る。その後も南山のアタックはディフェンスをロールやダッチで見事にかわし南山#2中川が今クオータ2点目のゴールを決める。その後も南山の優勢となる試合が続き、北大に得点を譲ることなく9-1で第2Qを終える。
3Q
南山対北大の勝負は9⁻1で南山が大幅にリードしている状態で第3Qに突入した。最初は南山#75布目、北大#33中村によるドローで始まるも南山のファールにより北大のボールとなった。パスを繋ぐ中、北大#7角井のパスミスでグラウンドボールになるも獲りきれず、南山のオフェンスゾーンにまでボールが走った。北大#5坂部がこの危機的状況を打破し、ボールは北大#25川端へ。北大#5坂部へ再びパスを繋ぎ、ボールは北大#33中村のもとへ繋がれた。パスを受けた北大#33中村は俊敏な動きで相手の合間を縫い、ゴール前でのシュートを成功させた。北大は2点目の獲得となった。
続くドローは同じく南山#75布目と北大#67西崎からスタートし、南山#88川島がグラウンドボールを獲り南山のオフェンスセットへ持ち込んだ。落ち着いてパスを繋ぎ、南山#88川島が攻め、ファールを獲得。フリーシュートは惜しくも決まらなかったがボールは南山へ。その後、南山のオフェンスセットをカットするかのように北大#67西崎がグラウンドボールを獲り、北大#33中村へ、北大#29厚谷へとパスが繋がりシュート目前だったがダウンボールとなってしまった。南山#72齋藤がグラウンドボールを獲り、流れは南山へと傾いた。しかし、北大も南山の得点を許すことなく、南山#59鈴木のフリーシュートを北大#25川端が止め、流れは北大へと変わった。北大#67西崎が北大#33中村へパスを繋ぎ北大のオフェンスセットへ持ち込んだ。北大#29厚谷から北大#67西崎へパスが繋がり、北大#67西崎は相手を次々と交わし、ゴール前でのシュートを決めた。これにより北大は3得点目の獲得となった。
再び南山#75布目と北大#33中村によるスタートを切ったが、北大#29厚谷のファールにより、南山のボールとなった。しかし、北大も粘り強い姿勢でボールを奪いシュートを試みるも南山#72齋藤がセーブし再び流れは南山へ。その後も両者譲らずボールを獲り、攻め続けた。勝負が動き出したのは両者のファールにより行われるスローだった。このスローを制したのは南山#17辻。南山#17辻はそのままボールを素早く運びオフェンスセットに持ち込んだ。南山#17辻のナイスプレーにより勢いを掴んだ南山は華麗にパスを繋ぎ、南山#97金が1対1によるシュートを決め、約7分間に及ぶ激闘を制した。10⁻3で南山が7点リードし、3Qが終了した。
4Q
第4Q開始のドローは南山#2中川と北大#67西崎によるスタートを切り、北大#67西崎がグラウンドボールを獲った。北大がオフェンスセットに持ち込むも南山#19可児がボールを奪いシュートへ。フリーシュートを獲得するも決まらず、再び北大のターンになるが南山もそう簡単に得点を許さない。両者ともシュート直前まで攻めるも守りきるナイスプレーを見せる。北大のボールになったときに試合が動き出した。北大#7角井から北大#9永島へ、北大#9永島から北大#67西崎へとパスが渡った。北大#67西崎が1対1を仕掛けた流れで北大#33中村へボールが繋がれた。北大#33中村は1対1を仕掛け、一度ダウンボールのなるも自分でカバーし、素早い動きで見事に相手を交わしシュートを決めた。北大の4点目の獲得となった。
続くドローを制したのは南山#2中川。そのまま流れは南山へ傾いた。南山がオフェンスセットし、攻めの姿勢を見せる。そんな中、南山#19可児が1対1を仕掛けた際、守っていた北大#22有賀のスティックが南山#19可児の顔に当たってしまい、イエローカードで2分間の退場を言い渡された。人数不利である状態になってしまった北大だが、北大#25川端のセーブによりボール獲る。しかし、ボールを持った北大#25川端を南山#19可児が追い詰め、体制が崩れた状態で北大#7角井へのパスが出された。そのボールは北大#7角井へは惜しくも届かず、南山#2中川が奪い、ゴールに戻っていなかった北大#25川端の隙をつき、シュートを決めた。
得点を取り返そうと北大#80浜野がドローによるグラウンドボールを獲り、オフェンスセットに持ち込んだ。しかし、北大#33中村がフリーシュートを撃つも、南山#72齋藤が止め流れを南山へ動かした。ボールを運んだ南山は落ち着いてパスを繋ぎ、ボールが南山#27古庄へ渡った。南山#27古庄は素早くトップから相手の合間を縫い、正面からのシュートを成功させた。
再び北大#80浜野がドローを獲り、北大のオフェンスセットへ。残り4分になり、北大がシュートを何度も撃ちに行くも南山#72齋藤は得点を1点も許すことなく全て止め、南山のオフェンスセットに繋いだ。順調にパスを回しボールは南山#28藤田のもとへ。1対1を仕掛け、ファールによるフリーシュート獲得。シュートが決まり、13⁻4で南山大学がこの試合の勝利を収めた。
総括
東海一を決める戦いでは愛知教育大学と白熱したプレーを見せた南山大学だったが、今試合ではより一層たくさんの選手が活躍する戦いだった。次の早稲田大学との試合もかなり期待が持てるものとなったと感じる。一方北海道大学は序盤から流れを掴まれてしまい、挽回することはできなかったが、個々のプレーの力強さが垣間見えるシーンも多く、とても頼もしいプレースタイルを繰り広げてくれた。来年もまた東海一のチームと戦うためにこの場に足を運んでくることを期待したい。
試合後のインタビューでは、勝利した南山大学のキャプテン青井は、全学1回戦目で東海地区の気持ちを背負って戦い、ベンチメンバーもスタッフメンバーも全員が色んな活躍をしてくれ、一人一人の強みを活かして戦えたような試合だったと述べ、これからも学生日本一という目標に向けて頑張っていくと答えた。