スコアレポート

【日清食品presents第25回ラクロス全日本クラブ選手権大会】準決勝戦:MISTRAL vs NLC SCHERZO

  • ■ 大会名:日清食品presents第25回ラクロス全日本クラブ選手権大会
  • ■ 日程:2024年11月16日(土)
  • ■ 場所:大阪府大阪市・ヤンマーフィールド長居
  • No image

    MISTRAL

  • No image

    NLC SCHERZO

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
MISTRAL 3 5 0 2 10
NLC SCHERZO 0 1 3 1 5

【得点者】

MISTRAL
#4 新美 育歩 1
#11 松岡 沙彩 1
#12 櫻井 美帆 1
#22 奥津 佑香 1
#27 隅 千春 1
#43 田中 希実 1
#48 山崎 鈴 1
#52 藤村 麻伊 1
#60 興梠 莉帆 2
NLC SCHERZO
#5 木村 有希 3
#7 大濱 美優 1
#10 井倉 涼子 1
- -
- -
- -
- -
- -
- -

【審判】

No image

主審 山田 徳子
副審 辻 志穂子
副審 木村 真美
TO 小田 祐子

【レビュー】

1Q

6年ぶり、関西でのラクロス全日本クラブ選手権大会準決勝が開催となった。2年前に全日本クラブ選手権を制した関東の古豪MISTRAL vs 創部以来関西リーグで21連覇している関西の古豪NLC SCHERZO(以下、NLC)の試合が行われた。
最初のドローはMISTRAL#11松岡とNLC#29小原。3回の再ドローの末、ボールをゲットしたのは関西リーグでも安定したドローゲット率を誇ったNLC#29小原。
しかし、NLCのクリアミスにより、MISTRAL#60興梠がボールをゲット。そのままゴール前まで切り込み、シュートが決まりMISTRALが先制点を取る。
先制点後のドローはMISTRAL。ゴール前に運び#24木村がシュートするも、惜しくもゴールポストに跳ね返り得点とはならず。直後のプレーでキャプテン#43田中のミドルショットが決まりMISTRAL2得点目。ここでMISTRALは選手を一気に入れ替え、続くドローはMISTRALのファールによりNLCからスタート。しかしボールを保持しきれずMISTRALボールに。ゴール前でMISTRALにフリーシュートが与えられるが、NLC#12三宅の好セーブによりNLCがボールの主導権を再び握る。ここからなかなか両者得点が得られない時間が続く。
この長い攻防戦を断ち切ったのはMISTRAL。中へ切り込んできた#11松岡へ#19東浦の鋭いパスがつながり、3得点目。
このまま3−0で1Qが終了する。

2Q

2Qの始まりは、NLC#29小原のドローゲット。早く得点が欲しいNLCは、シュートまで行きたいところだが、MISTRALの早いグラボーの寄りに耐えられず、ボールを失う。
MISTRALは、#4新美のグラボーゲットからの早い攻撃でシュートを狙うも、NLC#4富田の好セーブがチームを危機から救う。
NLCはなかなかボールを奪えず、一瞬の隙をつかれMISTRAL#4新美の1対1により追加点を許す。これで4対0に。
続くプレーでもMISTRALがボールを支配し、NLCはフリーシュートを許してしまう。MISTRAL#52藤村が確実に決めきり5ー0となる。
ここでさらに点差を広げたいMISTRAL。ドローゲットから早い攻撃を仕掛けるも、NLC#4富田が追加点を許さない。
しかし、#60興梠のDFをかわした直後のコンパクトなシュートが決まり6ー0に。#60興梠は本日2得点目となる。流れを変えたいNLCはここでチームタイムアウトを取得。
NLCは#9新海をドローワーに。功を奏し#9新海がゲットするも、MISTRALがプレッシャーあるライドによりボールを奪取。ゴール前にボールを運び#12櫻井のサークルを巧みに利用したプレーにより追加点となる。さらにリードをひろげ7−0。
MISTRAL8得点目はドローゲット後すぐに決まる。小さなスピードスター#27隅のランからのシュート。
続くMISTRALの猛攻撃を#11竹本の2連続セーブ。そこから#11竹本のロングパスがつながり#7大濱の魂のこもったシュートがゴールネットに突き刺さる。
ここでNLC待望の初得点となる。
MISTRALの勢いそのままに8ー1で前半を折り返す。

3Q

10分間のハーフタイムで何を話し合ったのだろうか。ここからNLCの反撃が始まる。
後半、最初のボール支配はNLC。しかしMISTRAL#12櫻井のナイスチェックによりボールを奪い返す。
3Q前半、両チーム得点を許さず白熱した攻防戦が繰り広げられる。
その攻防戦を終わらせたのはNLC#5木村のゴールネット際に突き刺さるナイスシュート。これにより8−2となる。
勢いに乗せたくないMISTRALは果敢にゴールを狙うも、ゴーリー#11竹本のセーブに阻まれる。NLCは再びボールを奪い返し、さらに追加点を狙いたいところ。
すると、関西のレジェンド#10井倉がゴール前でゴーリー#55野上との駆け引きを制し、8−3と追い上げを見せる。6年ぶりとなるクラブ選手権準決勝をひとめ見ようと集まった関西の大学生や関係者からの声援がNLCを後押しする。
勢いに乗ったNLCは、ドロー後のグラボーを取りきり、#10井倉の1対1から始まる#5木村の合わせで得点を重ねた。8−4で3Q残り5分を切る。
失点を防ぎたいMISTRALはプレッシャーあるDFをするも、焦りからか#43田中のチェックが危険なプレーと判断され、イエローカードが提示される。MISTRALは2分間の数的不利な状況でのプレーとなった。
そこはさすがのMISTRAL。フルコートを使ったボール回しにより、相手にボール支配を許さず得点も与えさせない。このまま8対4で3Qが終了。

4Q

勢いに乗り、逆転を狙うNLC。このまま差をつけて勝利し、決勝に挑みたいMISTRAL。両者一歩も譲らない最後の15分が始まる。
ドローを取ったのはNLC#29小原。確実に追加点を狙いたいNLCだが、MISTRALのプレッシャーあるDFから逃れることができず、ボールを奪ったMISTRALはそのままゴール前に切り込み、シュートを狙う。NLC#11竹本の好セーブにより得点とはならない。グラウンドボールをNLCが制するもこちらも得点に繋げることはできない。なかなか得点が動かない時間が続く中、MISTRAL#4新美のグラウンドボールゲットからパスを受けた#48山崎のミドルショットが決まり、9−4とMISTRALに追加点。
次のドローをMISTRALがゲットするもNLCのDF陣が粘りをみせ、ボールをゲットする。ゴール前で#34藤原がシュートを放つもMISTRAL#17永田の華麗なセーブにより追撃を許さない。ここでさらに追加点を奪いたいMISTRALだがゴール前でのNLCの堅い守りによりシュートまで進むことができない。ゴール前でのボール保持が数分続くも、#22奥津がゴールサークルから出たゴーリーを見逃さず無人のゴールにシュートを放つ。これが追加点となり、10ー4と大きく点差を広げる。
試合時間の残り2分。NLC#11ゴーリーの竹本が混戦の中ボールをゲット。すると、#14平井から#34藤原へのロングパスが通り、#5木村へ。冷静にゴーリーがゴールサークルから出ていることを見逃さず、#5木村のシュートが得点となる。#5木村はハットトリックとなる3点目を生み出し、10ー5。
残り10秒のドローはNLC#29小原が取り切るも、惜しくもここで終了のホイッスルとなる。
NLCの猛追も届かず、リードを守り続けたMISTRALが次の決勝戦に駒を進める結果となった。