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ラクロスプレシーズンマッチ2024男子結果

  • ■ 大会名:ラクロスプレシーズンマッチ2024男子
  • ■ 日程:6月22日(土)
  • ■ 場所:鶴見緑地スタジアム
  • 関西、関東のトーナメントを勝ち抜いてきた神戸、早稲田の対決。両校とも各地区での決勝は1点を争う激戦であった。また、試合には多くのプレイヤーが観戦に訪れた。この東西対決は、試合を間近で体感した関西のプレイヤーにとって良い刺激となるであろう。両者プライドを懸けた激闘の行方は、如何に。

     

     

  • 神戸大学

  • 早稲田大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
神戸大学 1 0 2 2 5
早稲田大学 2 3 2 3 10

【得点者】

神戸大学
#1 藤井直紀 3
#7 宮本優真 1
#18 尾関佑介 1
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早稲田大学
#10 森田翔吾 3
#0 永岡秀斗 1
#3 今井誠梧 1
#13 松田選 1
#16 長谷優太郎 1
#26 山田伊織 1
#32 岡地慶人 1
#99 鶴見雄太 1

【個人賞】

Player of the Match 早稲田大学 ♯10 森田翔吾

【審判】

主審 西優佳
副審 小池智
副審 加藤優介
チーフベンチオフィシャル 佐倉萌恵

【レビュー】

1Q

関西、関東の激戦を勝ち抜いてきた大学の東西対決、ラクロスプレシーズンマッチ2024男子が、雨の中始まる。最初のフェイスオフは早稲田大学(以下早稲田)がポゼッションを獲得する。早稲田は序盤からシュートを撃ち続けるも、神戸大学(以下神戸)が粘り強いDFを見せ、得点を許さない。そして開始6分、好守からチャンスを得た神戸MF#18尾関が左上からランニングシュートをゴール左上に突き刺し、神戸が先制する。その後は共にシュートを撃ち続けるも、両チームのゴーリーが巧みなセーブでゴールを守り続ける。開始13分、膠着した試合が動く。ゴール左横での1対1の仕掛けを起点とし、早稲田MF#99鶴見が右上でパスを受け、そのまま撃ったバウンドシュートがゴール左下に決まる。スコアは1-1となり早稲田が試合を振り出しに戻す。1Q終了間際 、クリア成功直後に右上でボールを持った早稲田AT#0永岡がそのままバウンドシュートを撃ち、ゴーリーの右横を突き刺しゴールネットを揺らす。スコアは1-2で早稲田が1点リードの展開で1Qが終了した。

 

2Q

最初のフェイスオフでポゼッションを獲得した神戸は流れを取り戻すべく、果敢に攻撃をしかけるも、早稲田の堅い守備に阻まれ、チャンスを活かしきれない。そして開始3分、早稲田MF#1樫尾がゴール裏からクリース前にいた早稲田MF#10森田へとパスを繋げ、華麗なクロスワークで神戸DFを躱し、鋭いシュートをゴールに突き刺してスコアは1-3となる。早稲田の猛攻は止まらず、開始7分、巧みなパス回しでゴーリーを引き出し、早稲田AT#7小川がクリース前にいた早稲田MF#32岡地へとパスを繋げ、そのまま無人のゴールにボールをねじ込んだ。その後、早稲田#10森田が左上からのランニングシュートを撃ったが、神戸G#2藤田がビックセーブを魅せる。しかしその後も早稲田が主導権を握る試合展開となり、開始13分、早稲田AT#16長谷が裏からの1対1から駆け上がって撃ったシュートがゴールネットを揺らしスコアは1-5で早稲田が4点リードで2Qが終了した。

 

3Q

雨が降り続く中、早稲田の4点リードで3Qが始まる。最初のフェイスオフを獲得した早稲田FO#3今井は自らボールを運び、そのまま左上からバウンドシュートを撃つ。シュートはゴーリーの左横に突き刺さり、スコアは1-6と早稲田がさらにリードを広げる。早稲田の猛攻を止めたい神戸は、開始5分、神戸AT#1藤井が左上から1対1を仕掛けてランニングシュートを撃ち、ゴーリーの頭上に決まる。スコアは2-6で神戸が4点に差を縮める。さらに得点を重ねたい神戸は、神戸MF#18尾関が1対1を仕掛け、左上からシュートを撃つも、枠外となる。次に得点が動いたのは開始10分。グラウンドボールを制した神戸#1藤井が、ゴーリー不在の隙をついて素早くゴールにボールを押しこみスコアを3-6とする。ここで流れをもう一度戻したい早稲田は、右上で1対1を仕掛けた早稲田AT#0永岡から右横の早稲田MF#13松田へのパスが繋がり、そのままシュートを撃ってゴール右上に決まる。3-7の早稲田が4点リードで3Qが終了した。

 

4Q

3-7で早稲田が4点をリードしたまま4Qが始まる。さらに差を広げたい早稲田は、開始直後、早稲田MF#10森田が左上からシュートを撃つも、神戸G#2藤田の素晴らしいセーブにより得点とはならない。なんとしても流れをつかみ、得点に繋げたい神戸は開始2分、ゴール裏でボールを持った神戸AT#1藤井がゴール左横に駆け上がり、ゴーリーの股下にシュートを放つ。これが見事に決まり、4-7で点差を3点に縮める。しかし早稲田は攻撃の手を緩めず、開始6分、早稲田#10森田による左上からのシュートがゴーリーの右上に豪快に決まる。4-8で早稲田が4点リードの展開に戻す。その直後、立て続けに早稲田#10森田が左上からシュートを撃ち、ゴーリーの頭上に決まる。4-9の神戸5点ビハインドで迎えた残り4分、神戸はブレークを仕掛け、神戸MF#26林からのパスをゴール前で受けた神戸MF#7宮本がそのままゴールに押し込み、5-9となる。残り2分、ゴール右横にいた早稲田MF#26山田が、早稲田#10森田からパスを受けてシュートを撃ち、ゴーリーの頭上右を貫きゴールネットを揺らす。そのまま5-10の5点リードで早稲田の勝利となった。

 

総評

関東代表、早稲田の圧倒する試合となった。神戸は序盤こそ先制点をあげて勢いづいたものの、その後すぐに早稲田に勢いを取り返されてしまった。しかし神戸大学は4Qに迫真の猛追を見せ、決して一方的な試合ではなかった。また、会場には関西の選手が多く詰めかけ、試合展開に一喜一憂する姿が見られた。勝った早稲田も、敗れた神戸も、リーグ戦までの約1カ月の間にさらに大きく成長し、各々リーグ戦で活躍することが大いに期待される。