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2024年度ラクロスフレッシュマンズフェスタ in大阪 男子結果
- ■ 大会名:2024年度ラクロスフレッシュマンズフェスタ in大阪
- ■ 日程:2024年5月11日
- ■ 場所:鶴見緑地スタジアム
1部常連校の関西学院大学と、今年3年ぶりに1部に昇格した大阪大学の一戦。炎天下の中、新入生の視線を背中に受け、互いに負けられない両者はともに死力を尽くしてクロスを交える。
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関西学院大学
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大阪大学
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
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関西学院大学 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
大阪大学 | o | 1 | 1 | 0 | 2 |
【得点者】
関西学院大学 | |
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#31 立川朋幸 | 1 |
- | - |
大阪大学 | |
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#6 牛田慎之介 | 1 |
#17 横田航河 | 1 |
【レビュー】
1Q
新入生が見守る中、関西学院大学(以下関学)と大阪大学(以下阪大)の試合が始まる。試合最初のフェイスオフで関学がポゼッションを獲得し、そこから怒涛の関学のオフェンスが牙を剥く。開始2分、関学AT#1橋本がトップから力強いシュートを撃つが枠外。このシュートを皮切りに関学の勢いが増し、積極的に1対1を仕掛けてゴールを狙う。しかし、阪大のチームワークの高いディフェンスと阪大G#15の川瀬のビックセーブにより関学はゴールの枠を捉えることができない。開始7分、関学の猛攻を凌いだ阪大に好機が訪れる。ポゼッションを獲得した阪大は素早いパス回しで関学のディフェンスを揺さぶり、阪大AT#6牛田が隙をついてゴール下を狙ったシュートを撃つも、関学G#15南山の素早い反応によりセーブされ、惜しくも得点にはならない。その後も両者譲らない攻防を見せるが得点に至らず0-0で1Qが終了した。
2Q
競った戦いのなか2Qが始まる。開始3分、ゴール裏の阪大AT#9馬場から走り込んだ阪大AT#6牛田にパスが渡り、ゴール左下へ冷静にニアシュートを決めて阪大が先制に成功する。その後、どちらも激しい攻撃を続けるが両チーム得点には至らない。開始7分、関学のオフサイドにより阪大のエキストラマンオフェンスが始まる。冷静にパス回しをする阪大に対し、関学は固い守備でこのピンチを凌ぐ。2Q終了間際、阪大が猛攻を仕掛ける。右上から阪大AT#6牛田が豪快なランニングシュートを撃ち、関学G#15南山はセーブでこれを守るがその後も阪大の攻撃は続く。その直後、阪大AT#3橋本がランニングシュートを撃つが枠外に外れてしまう。阪大は果敢にシュートを狙い続けるが、スコアは0-1の阪大1点リードで2Qが終了した。
3Q
ハーフタイム明けのフェイスオフは阪大FO#19赤松が獲得するも、ボールダウンにより関学のポゼッションとなる。開始1分、関学AT#31立川が左上から1対1を仕掛け、トップからシュートを撃つも惜しくも枠外となる。開始2分、関学のボールダウンを獲得した阪大は華麗なパス回しでブレークをつくる。ゴール前の阪大AT#9馬場にボールが繋がり左上にニアシュートを撃つが、関学G#15南山の素晴らしいセーブにより得点には繋がらない。試合が動いたのは開始4分半、阪大AT#17横田のディフェンスの隙をついた鋭いシュートがゴールの左下に突き刺さる。これにより0-2で阪大が差を広げる。なんとか点差を縮めたい関学は開始8分、阪大のボールダウンからポゼッションを獲得しブレークを仕掛ける。関学AT#31立川から関学MF#4吉田へパスが繋がり、右上からゴール左下に強烈なシュートが決まる。このクォーターで両チームとも1点ずつ得点し、点差は縮まることなく1-2で3Qが終了した。
4Q
一進一退の攻防のなか4Qが始まる。追いつきたい関学。序盤から1点ビハインドの関学が攻勢を強める。開始3分、左上からパスを受けた関学AT#1橋本がトップの位置で豪快にシュートを撃つもゴールの枠に当たり得点を奪うことができない。その後も、阪大G#15川瀬や関学G#15南山をはじめとした両チームの堅い守備によって得点を奪うことができず、試合は膠着する。試合終了間際、関学G#15南山のセーブから関学がブレークを仕掛け、関学AT#10加藤が左横からランニングシュートを撃つも、阪大G#15川瀬が見事なセーブで同点弾を防ぎ、阪大が1点リードを守りきり1-2で勝利した。試合終了間際、見事なセーブでゴールを守った阪大G#15川瀬がプレイヤーオブザマッチに選出された。
【総評】
大阪大学がリードする試合であった。1Qは両者ともに均衡していたかのように見えたが、2Qの得点によって大阪大学に大きく流れが生まれ、そのまま4Q終了まで大阪大学が試合の流れを掴んでいた。関西学院大学も3Qのスコアにより勢いづき、何度もチャンスを演出したものの、掴み切ることができなかった。
両者ともに強豪ひしめく1部の一角であり、2か月後にはリーグ戦にて関西制覇をかけ、再び刃を交えることになる。今回は大阪大学に軍配が上がったものの、両者ともに大きく成長した2か月後の再戦が非常に楽しみである。