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【レポート】日清食品presents第14回ラクロス全日本大学選手権大会 決勝戦 女子 立教大学vs日本体育大学
- ■ 大会名:日清食品presents第14回ラクロス全日本大学選手権大会決勝戦
- ■ 日程:11月26日(日)
- ■ 場所:たけびしスタジアム京都
勝てば学生日本一が決まる一戦。対戦カードは関東2位の立教大学と関東1位の日本体育大学。関東リーグ戦Final戦決勝では日本体育大学の勝利となったが、今回の決勝戦に勝ち学生日本一をつかみ取るのはどちらの大学だろうか。
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立教大学
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日本体育大学
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
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立教大学 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 |
日本体育大学 | 0 | 1 | 1 | 3 | 5 |
【得点者】
立教大学 | |
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#1 安達万奈加 | 2 |
#6 石井ビクトリア | 1 |
#8 門木萌子 | 1 |
- | - |
日本体育大学 | |
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#10 川内ほのか | 2 |
#4 江森郁 | 1 |
#18 花本ふたば | 1 |
#61 細田すず乃 | 1 |
【個人賞】
最優秀選手賞 | 日本体育大学#10 川内ほのか |
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【審判】
主審 | 小鹿えりか |
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副審 | 大塚紀代子 |
副審 | 阪本一美 |
TO | 乃一純 |
【レビュー】
1Q
少し肌寒いが日も出て絶好のラクロス日和の中、勝てば学生日本一が決まる試合が始まる。立教大学(以下立教)は関東リーグ戦で負けた日本体育大学(以下日体)にここ京都でリベンジを果たすのか。開始3分、ゴール裏にいた立教AT#6石井からセンターにいるAT#1安達にパスが繋がり1対1を仕掛け、日体のファウルを誘いフリーシュートの権利を得た。ここで先制点を取りたい立教だが日体G#71三澤の素晴らしいセーブによりそのチャンスをものにすることができない。得点が欲しい日体は開始12分、フリーシュートの権利を得た日体AT#18花本だったがそのシュートは立教G#0中石の力強いセーブにより、惜しくも得点にはならない。試合が動いたのは開始14分、立教DF#2森からパスを受けたAT#1安達が日体G#71三澤との1対1を制し得点を決める。その後も両チームは果敢に攻めるも得点は動かず1-0で立教が1点をリードしたまま1Qが終了した。
2Q
両者接戦の緊張感のなか、このクオーターで追いつきたい日体がポゼッションを獲得する。開始3分、右上から日体AT#10川内がゴール前に持ち込み、ファウルを受けてフリーシュートの権利を得る。この右上からのフリーシュートで、ゴーリーの頭上に鋭いシュートを決める。ここで日体は同点に追いつき、試合は振り出しに戻る。追いつかれた立教は開始8分、左上から立教AT#91生駒がトップへと入り込んだところで日体のファウルによりフリーシュートを獲得する。しかしこのフリーシュートは枠外となりこのチャンスを活かせない。点が動いたのは残り1分、立教AT#1安達がセンターから右上にかけて緩急のある1対1を仕掛け、日体のファウルを誘いフリーシュートの権利を獲得する。右上からのフリーシュートでそのままゴールに向かうように思わせたが、ホイッスルと共に左上のAT#91生駒にパスを出す。これにより日体のディフェンスのずれを作ったところで、ゴール前に入り込んだ立教AT#6石井にパスを繋ぎ、ゴーリーの頭上にシュートを決める。ここで立教は再びリードを取り戻す。その後も立教が果敢にゴールを狙い、流れに乗ったまま2-1の立教の一点リードで2Qが終了した。
3Q
1点差で立教がリードして迎えた3Q。流れを引き寄せた立教は開始1分、日体のファウルによりフリーシュートの権利を得て立教AT#1安達が左上から強烈なシュートをゴーリーの頭上に突き刺してスコアを3-1とし日体を突き放しにかかる。追加点を狙う立教は開始4分、右上からのフリーシュートをAT#6石井がゴーリーの右脇に強烈なシュートを決めてスコアを4-1として日体を突き放す4点目を挙げた。開始6分、ディフェンスからブレークを作り出した日体がクリース付近まで攻め入り日体AT#4江森が立教のファウルを誘いフリーシュートの権利を得る。そのフリーシュートを日体AT#4江森がトップからゴール右下に強烈なシュートを決めてスコアを4-2として2点差に縮めた。開始10分、立教AT#3相田がグラウンドボールを取りポゼッションを得てから右裏から駆け上がりでシュートを放つも日体G#71三澤のセーブに阻まれる。残り10秒、立教#17豊田が右裏から駆け上がりシュートを放つも日体G#71三澤のセーブが立ちはだかり得点を許さず、3Qが終了した。スコアは4-2で立教が2点リードし最終クオーターを迎える。
4Q
4-2で立教の2点リードで開始した4Q。ここで点差を離されたくない日体はドローで最初のポゼッションを獲得する。シュートを決め切りたい日体にシュートのチャンスが到来する。開始7分日体AT#18花本が立教のクリアをインターセプトし、グラウンドボールを獲得して、そのままゴーリーの右へバウンドでシュートを決める。この劇的なシュートにより4-3で日体が立教に1点差まで詰め寄る。勢いに乗った日体はその後のドローも獲得し、さらなる攻撃を試みる。開始9分、日体AT#10川内が左裏で1人抜き去り、クリース前まで駆け上がりゴール左上に鋭いシュートを突き刺し4-4の同点となり会場のボルテージは最高潮となる。同点となった試合は流れを取り戻したい立教と、この流れのまま試合を決めきる一点を獲りたい日体の一進一退の攻防が続き試合時間が刻一刻と過ぎていく。次の一点を決めたチームが日本一になることを会場全体が悟り、緊張感が増していく。ついに残り30秒を切った時、左上でDFを1人抜いた日体MF#61細田がランニングシュートをゴール左上に決め切り、これが決勝点となる。何としても同点に追いつかなければならない立教が次のドローを取るも、1点を守り切らなければならない日体からの強いプレッシャーによりダウンボール、それを日体が獲得したところで試合終了のホイッスルが鳴る。得点は4-5で一時は立教が3点をリードする展開となったが日体の逆転勝利となった。