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【レポート】第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝男子 神戸大学vs同志社大学

  • ■ 大会名:第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝
  • ■ 日程:11月4日
  • ■ 場所:鶴見緑地スタジアム
  • 晴れ渡る青空の下、第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝男子の試合が行われた。対戦カードは、1部リーグブロック1位の神戸大学と2位の同志社大学。開幕直後に行われたリーグ戦では、4-4という接戦が繰り広げられた試合だったが、見事白星をあげ、関西制覇を成し遂げ第14回ラクロス全日本大学選手権大会へと駒を進めるのはどちらの大学なのか。注目の一戦である。

  • 神戸大学

  • 同志社大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
神戸大学
同志社大学

【得点者】

神戸大学
#1 藤井 直紀 2
#21 宮本 優真 2
#10 中村 達也 1
#14 木邨 聡志 1
#22 高橋 佑太朗 1
同志社大学
#9 高谷 上梓 1
#77 鈴木 悠斗 1
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【個人賞】

最優秀選手賞 神戸大学#43 吉澤 賢之介

【審判】

主審 菊池 明彦
副審 小池 智
副審 近藤 睦月
CBO 西 優佳
BM 大西 孝則

【レビュー】

1Q

第14回ラクロス全日本大学選手権(以下全学)への切符をかけたファイナル3決勝。会場の緊張感が高まる中、試合がスタートする。試合開始のフェイスオフはグラウンドボールが起こるも両校なかなかポゼッションへと繋げず混戦となるが、同志社大学(以下同志社)MF#66木下が獲得し、同志社のポゼッションで始まる。この試合の初めてのシュートは開始2分、右上から同志社 AT#7宮本が1対1を仕掛け右横へと抜き去りランニングシュートを撃つも枠外となる。チェイスを獲りさらに攻撃を続けたい同志社だったが神戸大学(以下神戸)のダブルプレーによりポゼッションを奪われる。開始3分、チャンスを作り流れを掴みたい神戸は、左上から神戸MF#21宮本が1対1を仕掛け、勢いのあるジャンピングシュートを放つも、惜しくも枠外となる。開始10分、神戸のオーバーアンドバックによりポゼッションを獲得した同志社はMF#66木下の早いリスタートからAT#14松江へのパスが通り、角度の薄い所からシュートを狙うも、神戸G#45藤田のセーブにより、得点とはならない。先制点が欲しい神戸は開始12分、左上にいた神戸FO#10中村が1対1を仕掛け、クリース付近まで入り込んでのシュートを撃つも、同志社G#3小林が素晴らしいセーブを魅せる。得点が動いたのは開始14分、左上にいた神戸FO#10中村からのパスを受けたMF#21宮本が、右上からの華麗な1対1で同志社DFを抜き去り、鋭いランニングシュートを決め、1-0とし神戸が先制点を獲得した。同点に持ち込みたい同志社は残り30秒、同志社MF#9高谷が右横からクリース付近に入り込んで勢いのあるシュートを撃つも、枠外となり同点とはならない。そのまま得点は動かず、1-0で神戸リードのまま1Qが終了する。

 

2Q

1-0で神戸が1点リードで迎えた2Q。1Qの勢いに乗った神戸は開始2分、ゴール裏の神戸AT#1藤井からゴール前のMF#14木邨にパスが繋がり、ゴーリーの足元に鋭いシュートが決まり2-0とする。開始5分、追いつきたい同志社が仕掛ける。左上の同志社MF#77鈴木が1対1で神戸DFを抜きトップから豪快なミドルシュートを打ち、2-1とする。点差を縮められた神戸は次々にシュートを撃ち、同志社ゴールを脅かす。そして開始7分、右上の神戸MF#7三和からコート中央のMF#21宮本にパスが通り、ゴール右上に華麗なシュートを決め、再び点差を2点にする。次に得点が動いたのは開始11分、何としても追加点が欲しい同志社は、同志社MF#9高谷が左上から左横へと走り抜け、ゴーリーの頭上に力強いジャンピングシュートを突き刺し、3-2とし点差を1点に縮める。しかし、神戸の攻める手は緩まることなく進み、残り時間わずか、ゴール裏にいる神戸AT#1藤井から左上のMF#10中村にパスが華麗に繋がる。そのままDFを引き剥がしランニングシュートを決め、4-2で神戸が同志社を2点差に突き離し前半を終える。

 

3Q

4-2と神戸の2点リードで3Qが始まる。前半の勢いのまま攻撃を仕掛ける神戸は開始3分、同志社のファウルでエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。中央でボールを持った神戸AT#1藤井がゴール真横のMF#14木邨へとパスしニアシュートを撃つが、同志社G#3小林がクロスで弾き出す。そのままゴール前で混戦グラウンドボールとなったが神戸AT#19山崎がボールを獲り、すぐさまシュートを撃つが枠外となりチャンスをものにすることができない。神戸のポゼッションが続く中、粘り強いDFを見せる同志社は、ついに攻撃の機会を得る。開始11分、中央で1対1を仕掛けDFを引きつけた同志社MF#77鈴木から右横のAT#36福岡がパスを受け、シュートを試みるが神戸DFの硬い守りに弾かれる。対する神戸は、MF#14木邨から中央のMF#21宮本へとパスを繋げシュートを狙うが、これは同志社G#3小林に阻まれる。味方の好プレーに奮起した同志社OFはその後も攻め続け、同志社AT#14松江がゴール真裏でDFを置き去りにする華麗なダッヂを見せ、ゴール左に駆け上がりシュートを放つもこれもゴール右に逸れ得点には至らない。4-2と得点が動かず、神戸が2点をリードしたまま最終クォーターを迎える。

 

4Q

ここまで優位に試合を進めてきた神戸の2点リードで4Qがスタートした。開始4分、右上にいた神戸AT#1藤井から中央で待ち構えていたMF#22高橋へのパスが通りニアシュートを決めて5-2とし、大きな追加点を挙げた。追い込まれた同志社は開始5分、神戸のファウルによりエキストラマンオフェンスのチャンスを得る。トップの同志社AT#7宮本から右上のMF#9高谷にパスが渡りミドルシュートを放つが枠を捉えることができない。何としてでも点を入れたい同志社は開始7分、再びMF#9高谷がミドルシュートを撃つもゴールの右に外れ、点差を縮めることができない。その後、神戸にポゼッションが移りゴール裏にいた神戸AT#1藤井のパスから、右上にいたFO#10中村が1対1を仕掛けて強烈なランニングシュートを放つも枠を外れる。開始11分、激しいグラウンドボールを制した神戸AT#1藤井が、左横から強烈なミドルシュートをゴール左下へ突き刺し、スコアを6-2とする。直後の同志社によるクロスチェッキングの申請が失敗となり神戸のエキストラマンオフェンスから再開される。残り2分、ゴール裏に回り込んだ神戸MF#14木邨からパスを受けた左上のMF#7三和がシュートを放つも枠を外れる。直後のプレーでゴール裏にいた神戸MF#14木邨から右上にいたAT#1藤井にパスが渡り強烈なミドルシュートをゴーリーの足元に突き刺して7-2とした。その後点差を縮めたい同志社であったが神戸の堅いDFを崩すことが出来ずに試合が終了した。全学への切符を掴んだ神戸は歓喜の輪をつくった。