第33回関西学生ラクロスリーグ戦 女子・同志社大学vs関西学院大学

1Q

第33回関西学生ラクロスリーグ戦開幕戦、緊迫した雰囲気の中で始まった試合は同志社大学(以下同志社)のポゼッションで始まった。先制点が欲しい同志社は卓越した技術で攻め開始2分、同志社MF#71岡崎がフリーシュートを獲得するも、そのシュートをポールに阻まれ惜しくも先制点とはならない。ポールに跳ね返ったボールを関西学院大学(以下関学)MF#19寺谷が取り、AT#91東浦へ繋いだ。その後攻撃を続けるが同志社DFに阻まれてしまう。

開始7分、関学G#99鶴長のナイスセーブから流れを作りゴール裏までボールを運んだ関学はAT#27山谷からゴール前のMF#7山下にパスを繋げ、鋭いシュートで先制点を決め0-1とする。

反撃したい同志社は失点後のドローを獲り、安定したパス回しでポゼッションを渡さないまま攻め続けた結果、開始8分、 相手のファウルによりフリーシュートを得る。そのままシュートを撃つかと思いきや、撃たずにパスを回わすと、右下からもらい出した同志社AT#3篠原がクリース付近からシュートを決めすぐさま同点に追いつく。

追加点が欲しい両校、その後のドローを関学が獲り、同志社ゴールに迫るが、同志社G#12和多田が見事なセーブを見せ、その後の反撃に繋げた。対する関学もG#99鶴長がナイスセーブをみせ、攻撃へ繋げる。関学AT#91東浦が右上からゴール前の関学MF#7山下へパスを繋ぎシュートを決め関学1点リードの1-2となりそのまま1Qが終了した。

2Q

2Q開始直後のドローはグラウンドボールとなり、混戦から同志社MF#23松田がグラウンドボールを獲得した。開始3分に左上で同志社MF#23松田からMF#10羽場にパスが渡るが関学のファウルを受けてフリーシュートとなる。しかしMF#10羽場が外し、チャンスを活かすことができない。

その直後に同志社AT#3篠原が左上からダッヂをかけ、シュートをゴールに突き刺してスコアを2-2として同点に戻す。

その後も関学は攻める手を緩めず開始6分、関学AT#27山谷からAT#91東浦に繋げゴールを狙った結果、同志社のファウルを誘発しフリーシュートを得る。これを関学AT#91東浦がしっかり決めて2-3とリードを取り戻した。

1点が欲しい同志社は開始8分、パスを受けた同志社MF#23松田が積極的に仕掛け関学のファウルを誘いフリーシュートを獲得した。これを同志社MF#23松田がMF#55尾崎にパスを出しシュートを決めてスコアを同点とした。

リードが欲しい両者は開始11分、関学のイリーガルコンタクトによって獲得したフリーシュートを同志社MF#10羽場が決めてスコアを4-3とし、ついに同志社が逆転に成功した。

直後のドローでは同志社MF#10羽場と関学MF#19寺谷がポゼッションを争い同志社がポゼッションを獲得し、その流れから同志社MF#23松田のパスがMF#10羽場に渡ったところで関学の3秒ルールが取られてしまう。そのリスタートからのパスを右下にいた同志社MF#23松田がセンターまで動き出して受け、右上に強烈なシュートを決めてスコアを5-3とリードを2点差に広げた。

クオーター終了間際、関学がファウルを犯し、同志社MF#90木下がフリーシュートを獲得した。時間が残りわずかとなりプレッシャーのかかる場面、同志社MF#90木下がフリーシュートをゴールの左上に決めてスコアを6-3とし、点差を3点に広げたところで2Qを終えた。

3Q

このクオーターは同志社のポゼッションで始まる。

リードを広げたい同志社だが、グラウンドボールを関学に奪われるなど、なかなか流れをつくることができない。

目まぐるしい攻防が続く中、同志社MF#23松田がフリーシュートを放つが、惜しくも枠外に外れてしまう。その後パスを展開し開始3分、同志社MF#10羽場が左横からダッヂをかけてシュートを決め、点差をさらに広げる。

対する関学は開始5分、関学AT#91東浦がダッヂをかけて内に切り込み、シュートを決め、1点を返すことに成功する。

その後、両チームサイドで混戦でのグラウンドボールが続く。それを制した同志社は開始10分、同志社MF#23松田がフリーシュートを得るも関学DFが立ちはだかりシュートに到ることができない。関学MF#7山下がAT#27山谷にパスを通し、右上から内に切り込む。DFをひきつけ、AT#91東浦にパスを展開、左横からDFをかわしてネットを揺らす。スコアは7-5となり、関学がさらに同志社に詰め寄る。

勢いに乗った関学は開始12分、関学MF#7山下が左横のAT#91東浦にパスを通してシュートを決めて7-6で関学が一点差にまで詰め寄る。

点差を広げたい同志社はドローで同志社MF#23松田がポゼッションし、パスを受けた同志社MF#71岡崎がゴール前に走り込みシュートを狙うも、関学G#52岩崎が素晴らしいセーブをし、会場を沸かせる。その後、関学にOFが移るも、同志社DFが力強い守りを見せポゼッションを取り返す。

クオーター終了まで残り50秒、同志社はパスを展開した後、ダッヂをかけ11mエリアに入りこんだ同志社MF#10羽場がこの試合3点目となるシュートを決め、スコアを8-6とする。2点差をつけられてしまった関学は試合時間残り32秒でタイムアウトをとり、立て直しを図る。しかし同志社がドローを制し、関学OFの機会を奪う。その後、同志社MF#71岡崎がシュートを撃つも、惜しくも枠外となる。関学G#52岩崎がチェイスをとるもパスが繋がらず、グラウンドボールとなったところでクオーターが終了した。

4Q

8-6の同志社2点リードで始まった4Q。最初のドローをゲットしたのは関学AT#91東浦、そのまま2点を追う関学の攻撃が始まる。

得点が動いたのは開始1分。センターでボールを持った関学MF#77平野からゴール左横のAT#34濱田にパスが繋がり、そのままゴール右下にバウンドシュートを決め、8-7で関学が1点差に迫る。

攻め込みたい関学はその後も関学MF#77平野が1対1を仕掛けるなど、素早いパス展開で攻めるが、同志社のDFを崩せず得点に繋がらない。開始9分、左上から1対1を仕掛けた関学MF#19寺谷が、センターのDFをかわして右下に鋭いシュートを放つ。これが見事決まり、ついに同点に追いつく。

その後も関学が激しいグラウンドボールを制し、同志社にポゼッションを奪わせない。緊迫の残り2分、関学AT#91東浦が左裏から仕掛け、センター付近で切り返してDFをかわし、シュートを放つが同志社G#12和多田の渾身のセーブによって阻まれる。

その後も関学は何度もシュートチャンスを得るが、同志社G#12和多田がナイスセーブを見せ、得点を許さない。残り時間わずか、センターでボールを持つ関学AT#98堀之内からMF#7山下へのパスが繋がり、スタンディングシュートを撃って決まる。しかしこれがDFのファウルの判定のほうが先であったとジャッジされ、得点取り消しとなり、再びスコアは同点に戻る。依然ピンチの同志社は、関学のフリーシュートを迎え撃たなければならない。残り時間はたったの3秒。絶体絶命かと思われたが、関学MF#7山下のシュートを同志社G#12和多田がスーパーセーブで阻み、会場のボルテージをMAXにする。そこでホイッスルが鳴り、会場がどよめいたまま8-8の同点で試合終了となった。