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【第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦女子】関西学院大学vs北海道大学
- ■ 大会名:第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦女子
- ■ 日程:2022年11月12日(土)
- ■ 場所:宝が池球技場
第13回ラクロス全日本大学選手権大会1回戦女子が宝が池球技場で行われた。
全日本大学選手権大会1回戦の注目の対戦カードは、第32回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝で昨年度全国準優勝の同志社大学を撃破した関西学院大学(3大会ぶり7回目の出場)と、全日本大学選手権大会の常連校である北海道大学(5大会連続7回目の出場)だ。各地区の代表としての思いを背負う両チームは、序盤から熱い戦いを繰り広げた。
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関西学院大学
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北海道大学
【スコア】
チームや大学名 | 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 合計 |
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関西学院大学 | 6 | 4 | 7 | 6 | 23 |
北海道大学 | 1 | 1 | 0 | 1 | 3 |
【得点者】
関西学院大学 | |
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#50 秋川 桜 | 6 |
#77 平野 結万 | 4 |
#55 島本 菜織 | 3 |
#56 小曾根 真衣 | 3 |
#91 東浦 綾 | 3 |
#19 寺谷 凛香 | 2 |
#7 山下 菜奈子 | 1 |
#28 八島 汐帆子 | 1 |
北海道大学 | |
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#21 能藤 日向子 | 2 |
#63 中村 希 | 1 |
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【個人賞】
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関西学院大学 #50 秋川桜
【コメント】
1Q:最初のドローを関西学院大学(以下関学)#77平野が獲得し第1Qが始まる。序盤から関学のオフェンス力が爆発し、開始わずか1分で関学#91東浦が裏からの1on1を仕掛け先制点を挙げる。その後開始5分、関学#91東浦のフリーシュートが決まり2-0となる。開始7分、関学#91東浦が裏からのパスを受け#50秋川がシュートを決め3-0と怒涛の得点ラッシュとなる。関学の攻撃の勢いは止まらず、開始8分、関学がグラウンドボールを取り、パスを繋いで#55島本がシュートを決め4-0、開始10分に関学#91東浦がフリーシュートを決めて早くも本日3得点目を挙げ、5-0とさらに点差を広げる。何とか反撃の糸口を掴みたい北海道大学(以下北大)は開始12分、#21能藤がゴール前でシュートを決め、5-1と点差を縮める。しかし開始13分、関学#28八島からのパスを受け#50秋川が本日2得点目を決め6-1と追加点を挙げる。第1Qは関学が勢いに乗り、北大を圧倒し、6-1の5点リードで第1Qが終了する。
2Q:第2Qは北大のディレイオブザゲームで関学ボールから始まった。第1Qの勢いのままに強気の攻めを見せた関学は、連続して3本もの得点チャンスを作り北大ゴールを攻めたてるも、北大ゴーリー#10岩谷により、得点に繋げることができない時間が続いた。開始5分、関学#7山下のフリーシュートがゴールネットを揺らし、関学が待望の追加点を決める。直後のドローは北大#63中村が関学#77平野を抑えて獲得し正面突破を図るが、関学ディフェンスが行く手を阻む。その後関学#55島本と#28八島の華麗なパスワークで追加点を決め、さらに点差を広げる。何としても点差を縮めたい北大は、失点直後のドローを#31鈴木が制する。その後、#63中村がフリーシュートを獲得し、スコアを8-2としチャンスをものにする。しかし開始10分、関学も#55島本がフリーシュートを決め9-2とすぐに点差を引き離しにかかる。勢いが止まらない関学は#50秋川と#28八島がチャンスを生み出し、北大ディフェンスの左サイドを崩し、再び追加点を決め10-2とする。そのまま2Qが終了し、10-2で関学8点リードでハーフタイムを迎えた。前半から大量得点となった関学に対し、北大は後半で巻き返すことができるか。
3Q:関学の8点リードで迎えた第3Qは、さらに関学ペースで展開される。開始1分、#77平野、#50秋川と続けざまにフリーシュートを決め、12-2と点差を10点に広げる。さらに関学は勢いを緩めることなく北大ゴールに迫り続け、開始4分から8分までの4分間に4本ものシュートを撃ち、北大ゴールを脅かす。しかし関学の猛攻に耐え、見事北大ゴールを守り抜いたのは#10岩谷。これ以上の追加点を許すまいと見事なセーブを連発する。それに応える形で開始7分、北大#59山崎がこのQ初めてのシュートを撃つが、関学#35今出も負けずにセーブし、北大オフェンスの前に立ちはだかる。その後開始9分、10分と続けて関学#50秋川、#19寺谷がシュートを決めさらに点差を広げると、開始13分から14分の間に関学#56小曾根が怒涛の3連続スコアを決め、17-2となった所で第3Q終了。関学が15点とさらにリードを広げ最終Qを迎える。
4Q:関学が15点リードした状態で第4Qが始まる。開始30秒、関学#77平野がグラウンドボールを拾い鋭いシュートでゴールネットを揺らした後、続けて#56小曾根が得点を決めスコアを19-2とさらに北大を突き放す。しかし、北大も関学の猛攻に黙ってはおらず果敢に得点を奪いに行く。開始5分、北大#31鈴木からのパスを受け#21能藤が点を決め、19-3と1点返しチームの士気を上げる。しかし地区大会から勢いに乗り、前半から圧倒している関学は連続得点で決められた分を取り返す。開始7分、関学#77平野がまたしてもフリーシュートから点を決めると、#50秋川が立て続けに2点を連続で奪い、本日6得点目を挙げ、スコアは22-3。その後、またしても#77平野がフリーシュートで本日4得点目を挙げ、最終スコアは23-3で試合終了。関学が圧倒的な力を見せつけ勝利を収めた。
〈統括〉
試合は関学が終始ボールポゼッションを持ち続け、スコア23-3で北大を圧倒し勝利を収めた。絶え間なく攻撃を続ける関学に北大は成す術なく、関学に大量リードを許す形とはなったが、選手観客ともに最後まで諦めずに戦い抜いた姿勢に称賛を送りたい。一方で「日本一奪還」を掲げ、圧倒的なオフェンス力で観客を魅了した関学。準決勝での活躍に注目したい。
Text by 日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会ゲームレポート班
Photo by 日本ラクロス協会広報部、日本学生ラクロス連盟西日本支部広報委員会