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第13回ラクロス全日本クラブ選手権大会(女子決勝戦)
- ■ 大会名:第13回ラクロス全日本クラブ選手権大会(女子決勝戦)
- ■ 日程:2011年11月23日(水祝) 11:00試合開始
- ■ 場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第2球技場
スコア
チーム前半 後半 延長 TOTALFUSION431 8NLC SCHERZO430 7得点者
FUSION NLC SCHERZO #18 内野 麻子 (2)#10 井倉 涼子 (3) #2 能村 佐知子 (1)#12 浅井 美帆 (1) #7 澤田 彩 (1)#19 山田 幸代 (1) #21 鎌田 ゆい (1)#20 山下 尚子 (1) #26 添田 千聖 (1) #22 青木 絵里 (1) #34 長江 泉名 (1) - #48 柴田 陽子 (1) - 主審 草刈 香奈子 副審 後藤 正子 喜嶋 志穂子 4審 都留 わかな
【スコア】
【審判】
【レビュー】
2011年11月23日(水祝)、第13回ラクロス全日本クラブ選手権の女子決勝戦、FUSION対NLC SCHERZO(以下SCHERZO)の一戦が大井ふ頭中央海浜公園第二球技場で行われた。
試合開始のホイッスルとともに上がったドローを獲ったのはFUSION#84林。パスをつなぎ#9長山が両者通じて最初のシュートを放つも、SCHERZOゴーリー#4冨田のセーブに阻まれる。しかしながらSCHERZOのクリアーがつながらず、再びFUSIONボールとなり#2能村が1対1からシュートを決め先制点あげる。
次のドローもFUSIONがボールを獲り、#48柴田がシュートを撃つも決まらず、SCHERZOボールとなる。しかしここでファールが絡みFUSIONボールとなり、#2能村からゴール前#21鎌田にパスがつながり、シュートが決まる。
2-0となり追いかけるSCHERZOは、#13栗原がチーム最初のシュートを撃ったのをきっかけに#10井倉も1対1で持ち込みシュートを撃つも決まらず。逆にボールをFUSIONがボールを奪い、得意の細かいゴール前のパスつなぎでファールを誘い、フリーシュートのチャンスを得る。ここでまたもSCHERZO#4冨田が素晴らしいセーブを見せ、SCHERZOのクリアーとなる。ここまでクリアーでミスが続いていたSCHERZOだが、ここはきっちり自陣まで運んだところでタイムアウト。タイムアウト直後、SCHERZO#12浅井が早い1対1からのシュートで得点、2-1とする。
流れをつかみたいSCHERZOだがドローは再びFUSIONボールとなり、#18内野にシュートを撃たれるがこれは決まらず。SCHERZOはクリアーをするも運びきれず、ディフェンスが耐える時間が続く。FUSIONも、#12宮沢、#21鎌田が立て続けにシュートを撃つもシュートを決め切れず波に乗り切れない。
均衡を破ったのはSCHERZO。前半ラスト10分にさしかかったところで#10井倉がゴール前でフリーシュートのチャンスを得る。このシュートは惜しくもバーに嫌われ得点ならずも、攻撃を続け#19山田のゴールで同点に追いつく。
逆転したいSCHERZOだがドローを獲ったのはFUSION。しかし連続でシュートを撃つも#4冨田の前に得点できず、流れを引き寄せられない。
逆にSCHERZOは、#12浅井のパスから#20山下が角度がないながらもクイックシュートを決め、さらに#10井倉が1対1でシュートを決め、連続得点。2-4となる。
前半ラスト1分半を残し、流れがSCHERZOに傾いたと思われたが、ここからFUSIONが怒涛の攻めを見せる。SCHERZOのDFも粘り、ボールが行き来する中、敵陣サイドでこぼれ球を拾ったFUSION#34長江がそのままゴールに押し込み3-4となる。圧巻だったのがラスト30秒。SCHERZOのファールからFUSIONボールとなり、#48柴田がゴールポストぎりぎりに豪快なシュートを決めて4-4の同点に追いついた。
後半もシーソーゲームは続く。
ドロー絡みのFUSIONのファールでSCHERZOボールから始まり、#10井倉、#12浅井が連続で1対1から得点を決め4-6となるも、FUSION#18内野がセンター付近からの長い1対1で、#26添田がゴール裏からの1対1で得点を決め、6-6とすかさず追いつく。
その後は互いにシュートミスやクリアーミスでやや膠着状態に陥る。
そんな中、SCHERZO#10井倉がゴール前でフリーシュートのチャンスを得、落ち着いてこれを決めて6-7となる。
次のドローはFUSIONが獲るも、SCHERZOはダブルチームディフェンスで奪い返し、#19山田、#10井倉とシュートを撃つもバーに嫌われる。FUSIONのクリアーが綺麗に成功し、#18内野が同点を狙うシュートを撃つもきまらず。SCHERZOのDFも粘りを見せるがFUSIONのライドのプレッシャーにクリアーを運びきれない。両者ターンオーバーの多い時間帯となるも、FUSION#48柴田がルーズボールを獲り、そのままゴールまで運び、最後、ゴール前の#2能村にパス、これを確実に決め7-7とした。
ラスト10分強、両者一歩もひかない攻防が続く。フリーシュートなど決定的なチャンスもあったが同点のまま、残り時間がなくなっていく。だんだんとFUSIONのオフェンス時間が長くなり、SCHERZOのディフェンスが耐える場面が多くなる。
FUSIONボールのままラスト1分をきったところでフリーシュートを得るも、ここは撃たない。早いパス回しでDFをずらし、#2がフィニッシュのシュート。しかし、再度SCHERZO#4冨田がたちはだかる。
SCHERZOボールとなるも、ここでまたもクリアーミスが出てしまう。ここでFUSIONがタイムアウトをとる。残り4秒。パスをつないでゴールに迫るも、撃ち切れず同点のまま後半終了。
延長戦、ボールを獲ったのはFUSION。その後、SCHERZOの#7徳岡のナイスインターセプトがありSCHERZOボールとなるも、ゴール前でFUSIONにボールを奪われてしまう。互いにターンオーバーがあった中、FUSIONのボールとなり、速攻をしかける。最後は#18内野がシュートを決め、8-7。FUSIONの劇的な勝利となった。
最後まで手に汗握る、決勝戦に相応しい白熱した試合だった。