第13回ラクロス全日本クラブ選手権大会（女子準決勝戦・東京会場）

第13回ラクロス全日本クラブ選手権女子準決勝。
FUSION 対 Crazy Scorpions(以下、クレスコ)が東京会場の大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて行われた。前日の雨が心配されたが、見事なぐらいの晴天に恵まれた中、試合が始まった。

試合開始直後、ドローをキープしたFUSIONが、開始40秒#84林の1対1により先制点を決める。点差を付けられたくないクレスコもドローキープをし、ゴール前でファールをもらいフリーシュートを撃つが、ゴーリー#10小堀に阻まれる。
FUSIONのボール保持が続き、早いパス回しで、クレスコDFのファールを誘い#21鎌田がフリーシュートを決める。なかなか1点目がとれないクレスコ。ボールを保持し、シュートまで放つがゴールネットを揺らすことができない。その間もFUSIONは確実に点数を重ねていく。ようやく、クレスコ＃14後路の1対1でシュートを決める。
この時点で3－1でFUSIONがリード。クレスコもまだ追い付ける点差。

しかし、FUSIONの勢いは止まらず、#2能村のフリーシュート、#21鎌田のDFがたくさんいる中へのパスが#3前島に繋がりシュートを決める。素晴らしいコンビネーションが窺える。
クレスコもボールを保持し、シュートを放つがゴーリー#10小堀に阻まれ得点はできず。だが、ボール保持は続いた。ここで得点をしたかったが、FUSIONの堅いディフェンスに阻まれ、ゴール裏からのパスをFUSION#24上野がインターセプト。そのボールを確実に繋ぎ、#18内野がシュートを決める。FUSIONはクレスコに流れを渡さない。
前半ラスト90秒になっても2チームの攻防は続き、#2能村がこの試合2点目となるシュートを決め、流れはFUSION。ラスト60秒、クレスコも#14後路から#36服部へのパスで2点目を決める。FUSIONは流れを絶対に渡さないという気持ちが溢れるかの様にドローキープをし、#21鎌田がこの試合2点目となるシュートをすぐ決める。
完全に流れはFUSIONかというところ、ノータイムでクレスコ#36服部のパスがFUSIONの堅いディフェンスの一瞬をつき、#41内藤に繋がり、クイックシュートを決め、前半終了。完全にFUSIONの流れにはならない展開で終わった。

FUSIONが５点リードで後半開始。
後半早々もFUSIONは先制点を決める。FUSIONは何点決めるのかと思ったが、後半は両チームともパスミスが目立つようになる。
そんな中、シュートを決めたのはクレスコ#7石橋のフリーシュート。このまま勢いにのりたいクレスコ。その後のドローをキープし、そのままの流れで#14が1対1でこの試合2点目となるシュートを決める。
このままクレスコは流れをもっていきたいところだが、パスミスからFUSIONの速攻により#63岩崎がシュートを決める。その後も、FUSIONは点差があるせいか1人1人に余裕があり、FUSIONペースで試合が進む。
ラストはFUSIONの観客を魅了させる速攻で点を重ね、多いに観客を楽しませてくれた。
クレスコも、ノータイムで執念の1対1で#13森本がシュートを決めたが、時すでに遅く、試合終了。

試合結果は15－6と得点差がついたが、クレスコのシュート決定率が高ければこの点差はもっと縮まったであろう。
FUSIONには、次回も観客を魅了させてくれるラクロスに期待をしたい。