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第17回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝戦(男子・関西会場)
- ■ 大会名:第17回ラクロス全日本クラブ選手権大会・準決勝戦(男子・関西会場)
- ■ 日程:2015年11月23日(月・祝) 13:30試合開始
- ■ 場所:大阪府(大阪市)・ヤンマーフィールド長居
スコア
チーム 1Q 2Q 3Q 4Q 合計 ACL (関西1位) 3 3 0 1 7 Stealers (東日本2位) 3 1 4 0 8 得点者
ACL Stealers #11 川浪 直樹 (3) #47 堀内 茂大 (2) #1 忠平 裕司 (1) #9 鈴木 伸吾 (1) #7 春山 貴紀 (1) #10 籾山 和哉 (1) #24 大橋 克馬 (1) #19 宮澤 脩一 (1) #81 西本 拓視 (1) #20 塚田 哲也 (1) - #43 齊藤 公太郎 (1) - #88 郡司 将吾 (1) 審判員
主審 坂本 猛 副審 塔本 浩平 林 拓史 CBO 布施 昌也 ベンチマネージャー 植地 陽一
【スコア】
【審判】
【レビュー】
雨のそぼ降るコンディションの中、大阪府(大阪市)・ヤンマーフィールド長居にて、ラクロス全日本クラブ選手権大会準決勝戦 ACL 対 Stealers(以下、STE)の試合を開催した。
1Q
試合開始のフェイスオフはSTEへボールが渡る。STEオフェンスに対して、ACLはゾーンディフェンスの陣形で迎え撃つ。
開始1分、試合におけるファーストシュートを放ったのはSTEであったが、そのボールをACLが確実にクリアしオフェンスへと繋げる。一連の流れからゴール裏でボールを受けたAT#7・春山が、ゴール前へと豪快に駆け上がりシュートを決め、ACLが先制点をあげる。(スコア:1-0)
しかし、すかさずSTEも反撃に転じ、1Q4分に#47・堀内がミドルシュートを決めて同点に追いつく。(スコア:1-1)
膠着状態が続くかと思われた1Q10分過ぎ、ACLのDF#17・吉田(章)のグラウンドボール奪取が起点となったフルフィールドオフェンスから、MF#81・西本が巧みなフェイントを織り交ぜたランニングシュートを決め、勝ち越す。(スコア:2-1)
ここから、徐々に試合の動向は激しさを増していき、一進一退の攻防が繰り広げられる。
1Q15分、試合開始よりゾーンディフェンスを展開するACLに対し、STE#20・塚田がその隙をつき、ゴール裏から素早く駆け上がりシュートを決める。(スコア:2-2)
続くフェイスオフでは、STE#22・倉田が作ったブレイクからMF#・9鈴木の豪快なシュートが決まり、STEが一気に逆転する。(スコア:2-3)
しかし、ACLも1Q18分、#7・春山の1対1からのアシストにより#11・川浪が得点を決め同点に追いつき、1Qは両者譲らず同点で終了となる。(スコア:3-3)
2Q
開始より、ACLオフェンスは#16・佐山、#15・横手、#7・春山らが果敢にシュートを放つも、STEの組織だったディフェンス陣が得点を許さない。2Q7分、STE陣内でのグラウンドボール奪取を起点としたSTEゴーリー#2・安藤の果敢なオフェンス参加から、#19・宮澤がブレイクの形を作り得点を決める。(スコア:3-4)
しかし、徐々にACLが試合の主導権を掴みだす。
2Q10分、ACL#14・吉田(勲)の華麗なグラウンドボール奪取を起点としたフルフィールドオフェンスから、#11・川浪が得点を決める。(スコア:4-4)
STEも#9・鈴木、#10・籾山らが果敢にシュートを放ち反撃を迫るも、2Qより出場するACLゴーリー#0・谷崎の好セーブも光り、得点を挙げることができない。
2Q18分、ACLがエキストラマンオフェンス(以下、EMO)の流れの中から、#1・忠平が強烈なミドルシュートをゴールネットに突き刺す。(スコア:5-4)
続くフェイスオスをACL#16・佐山が獲り、ACLは攻め続ける。ACLは、終了間際にMFの1対1を起点として#11・川浪がこの日3得点目を決め、ACLが2点をリードして前半戦を折り返す。(スコア:6-4)
3Q
ハーフタイムにおけるスティックチェックにより、両チーム当該選手のスティックがイリーガルとなり、両チームともフィールドから1名欠いて後半戦が開始された。
3Q3分、ACLは相手ゴール前で絶好の得点機会を迎えるも、シュートはゴール枠外へと外れる。その後、数分間は非常に激しい球際での攻防が繰り広げられ、3Q6分にはSTEがEMOを獲得する。そのEMOにおいて、STE#47・堀内が混戦の中から得点を決め、STEが反撃の狼煙をあげる。(スコア:6-5)
3Q9分には、ACLのゾーンディフェンスに対し、STEオフェンスが素早いパス回しを繰り返し#43・齊藤がミドルシュートを決めて再び同点に追いつく。(スコア:6-6)
続くフェイスオフでは、STEがブレイクの形から#88・郡司が左手でランニングシュートを決め、STEが一気に逆転に成功する。(スコア:6-7)
食らいつきたいACLも果敢に攻撃を仕掛け、#15・横手、#81・西本、#7・春山らが果敢にSTEゴールを脅かすも得点には至らず、STEのEMOへと状況は転じる。
続くEMOにて3Q10分、STE#10・籾山が得点を決め、STEがリードを広げる。(スコア:6-8)
4Q
クラブ選手権大会決勝戦、そして全日本選手権大会への進出を懸け、スコア:6-8とSTEの2点リードで勝負の4Qを迎える。
雨足が強まる中、両チームの組織だったディフェンス陣の奮闘やSTEオフェンスのスピーディ且つ丁寧なパス回し、ACLのフルフィールドを使った力強い攻撃等、両チームの攻防は続くが、両者ともに譲らず得点板の数字が動かないまま時間が経過していく。
4Q16分、ACLは2点のビハインドを取り返すべく、各選手がよりギアをあげて動く中、ACL#26・金子が懸命にチェイスを奪い、オフェンス機会へとボールを繋ぐ。
続くACLのオフェンス機会において、4Q18分、ACL#24・大橋が混戦から得点を決め、遂に1点差に追い上げる。(スコア:7-8)
残り時間は約2分半となり、続くフェイフオフはSTEがボールを支配する。しかし、STEオフェンスのパスミスにより4Q残り1分半でACLへとボールが渡り、延長戦突入も視野に入れつつ両チーム最後の攻防へと移る。
しかしながら、ACLは続くオフェンスシリーズにおいて果敢にSTEゴールへ迫るも得点機会を掴みきることができず、最後はSTEがボールを支配し続けて試合終了となった。
これにより、Stealersは、12月5日(土)に、東京都(世田谷区)・駒沢オリンピック公園総合運動公園第2球技場にて開催する第17回ラクロス全日本クラブ選手権大会決勝戦において、FALCONSと対戦する。