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第20回ラクロス全日本選手権 女子準決勝・東京会場   

  • ■ 大会名:第20回ラクロス全日本選手権 準決勝
  • ■ 日程:2009年12月13日(日) 
  • ■ 場所:東京・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場
  •  
    前半
    後半
    TO

     

    得点者

    東海大学 CHEL
    #3 橋本有香 (2) #16 根岸美枝 (2)
    #1 長山祐子 (1) #10 濱田亜衣子 (1)
    #4 吉本絵理彩 (1) #13 中北陽子 (1)
    #8 銭元呼春 (1) #15 河内由気 (1)
    #11 濱園千裕 (1) #17 栗橋亜紀子 (1)
    #12 今川万里恵 (1)
  • 東海大学

  • CHEL

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
東海大学
CHEL

【審判】

主審 喜嶋志穂子 副審 江島絵美 椎木絵理 奥村美紀

【レビュー】

昨日の晴天から一変して、試合の行方をうかがわせる様などんよりとした空の下、東海大学(以下、東海)対CHELでの準決勝が行われた。

 

 試合前の主将インタビューでは、両チーム共に試合に対する熱い意気込みを語った。

 東海の主将・長山祐子選手は「みんなで楽しく東海らしく勝つ」と話し、試合前もスタンドからたくさんの声援を受けた。対するCHELの主将・池田亜里沙選手は、「CHELのエンターテイメントラクロスを魅せる」と語った。

 CHELは少ないメンバーで準決勝までの切符を掴んだチームである。人数は関係ない”CHELらしいプレーを魅せる”と話した。主将インタビュー後まもなく、ドロー開始のホイッスルがグランドに響き渡る。

 

 ドローを制したのはCHELで、東海ゴールまで運びシュートを放つが決めきれず。クリアをパスで繋ぎ、東海#3橋本選手がゴール裏から1対1を仕掛け、1得点目が決まった。試合開始から1分でのことだった。ここから1点を返したいCHELの攻撃が始まる。ボール保持時間も長くなり、東海ゴールまで攻め込む。東海がボールをキープするとカードが出るほどの強いプレッシャーでボールパーソンに襲いかかるCHELディフェンス。そして、そのまま1点を返すことに成功する。この得点で勢いを掴んだCHELは、これでもかというくらいに東海ゴールを脅かす。東海は守りの時間が長く続き、ファールを重ねてしまう。フリーシュートを得たCHELは、さらに1点を叩き込む。この失点でチームタイムアウトを要請した東海は失点と同様に、CHELのゴールに攻め込みファールをもらい1点を返した。しかし、それでもCHELの勢いは止まらない。無駄の無いパスに加えて、的確なポジショニングや個々のキープ力が発揮されたりと、確実に攻める時間を増やしていく。CHELは確実にクリアを決め、得点。ドローを制しパス回しからの得点。2点を追加し、2-4とCHELの2点リードで前半を折り返す。ここまで東海は寄りの速いディフェンスだったが、今までの試合を勝ち抜いてきた東海のチームらしさが光らない。このまま、CHELペースで試合が進むのか。

 

 後半開始直後は、東海のミスを突きCHELが攻め込むも、前半までの東海ではなく、果敢にボールを奪い
に行く。そして、CHELのゴールに襲いかかり、裏から1対1を仕掛けて1点を返す。この得点で流れに乗った東海は、すぐさまもう1点を返す。その後、CHELがタイムアウトを取るが、東海の優位な状態で試合が展開され、またも東海が1点を返す。スコアは5-5の同点となり、より白熱した試合展開となる。両チーム共に得点が欲しい。この均衡を破ったのは東海である。CHELのファールを誘い、フリーシュートを得て東海#8銭元選手がゴールネットを揺らす。この得点を期に、試合の流れは完全に東海となった。CHELゴールを脅かし、またも裏からの何枚ものディフェンスをかわして、東海#3橋本選手の得点が決まった。どうしても追いつきたいCHELは、何度もシュートトライする。CHELは、東海ファールで得たチャンスをつかい、ゴール裏をうまく使ったCHEL#15河内選手が1点を返した。その後は、CHELペースでボールをキープし、東海ゴールに攻め込むも点を返すことが出来ず、7-6の東海勝利で試合が終了した。

 決勝戦の切符を手にした東海。決勝でも東海らしいプレーで優勝を掴んで欲しい。

 

 

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