第15回ラクロス全日本クラブ選手権大会・決勝戦（女子）

試合開始のドローはNLCが獲りそのまま攻撃するが、ダウンボールをMISが取り、MISの攻撃に変わった。試合開始1分50秒でMIS#11和田が1対1により先制点を決める。
その後、NLCはゴール前まで攻撃をするがシュートにはならず、ダウンボールやファールによりMISのボールとなり、MISの攻撃が続いた。6分にNLCのファールがあり、MIS#11和田のフリーショットから#3勝見にパス、シュートが決まった。
ここから6分間MISの攻撃が続き、NLCはゴーリーのファインセーブや粘りのディフェンスを見せるが、ボールを奪えない状態が続いた。12分にシュートのこぼれ球をMIS#12水野がすばやく拾い、そのままシュートし、3－0となった。
その後、NLCもよい形でセットプレーを行うが、ゴールにはならず点数が入らなかったが、18分にNLC#12浅井がセットプレーからシュートを決め、1点を返す。そしてその勢いのまま、20分には#12浅井がスピードのある1対1をしかけ#5木村がフリーになったところにパスを出し、NLCの2点目が決まる。
前半ラスト4分でMISがタイムアウトをとり、タイムアウト後のドローからMIS＃11和田へパスが入り、速い1対1でシュートが決まる。次のドローもMISが取り、そのままセットプレーに持ち込み#3勝見のシュートが決まり5－2となった。
残り30秒でNLC#10井倉が力強い1対1で1点を返すが、前半終了5秒前にMIS#3勝見が左サイドから強烈なアンダーシュートを決め、6－3とMISリードで前半を終了した。

後半は開始1分でMIS#11和田が右サイドからのシュートを決め、7－3となった。NLCは相手のファールでフリーショットを得るが、得点にはならず、反対にMISが5分と6分に立て続けに得点をし、9－3と差を広げる。8分にNLC#10井倉が1点を返すも、12分にMIS#12水野にボールが入り、NLCのDFが2人引き付けられた隙にMIS#17長岡がフリーになり鮮やかなシュートが決まる。この時点で10－4とMISの6点リードとなった。
しかし、ここからNLCの猛反撃が始まり、14分にはNLC#10井倉の1対1からのシュート、15分にはNLC#12浅井がフェイントシュートを決め10－6と差を詰めていった。
18分にMIS#70松井がイエローカードで3分間の退場となり、その間にNLC#12浅井がシュートを決め、10－7となった。

ラスト5分、お互い一進一退。
20分ダウンボールからのパスをうけNLC#10井倉が受けそのままセンターから独走し、MISのDFを交わしシュート。10－8と追い上げていく。
さらにその1分後、NLCの流れのまま、NLC#12浅井のゴール横からのカットにNLC#10井倉があわせ、シュートが決まる。
残り3分、10－9。MIS1点リードの中、MISの攻撃に対し、攻めのディフェンスでしがみつくNLC。残り40秒、NLCがタイムアウトをとり、作戦会議。タイムアウト後、焦らず仕掛けていく、点を取ることだけに焦点を当てていく、そして、裏からの1対1からシュート、これは惜しくもポールにあたり外れたが、ゴール前のグラウンドボール争いで、MISがファールをし、NLC#10井倉がフリーシュートのチャンスを得た。プレッシャーの中、冷静に打ち、24分53秒で同点ゴール。
そのまま後半が終了し、延長戦へ突入する。

延長戦開始後も、両チーム譲らない戦いが続く。MISが素早いパス回しからカットインに合わせる展開に対し、NLCは1対1で仕掛けていくが、前半の3分間両チームともゴール前まで攻め込むがなかなかシュートが決まらない。前半残り1分、ついに試合に決着が。ボールを保持したMISが華麗なパス展開で一気にゴール前まで運び、最後はゴール右際でボールを受けたMIS#16江川が確実なクイックシュートを決めた。
11－10でMISが勝利。最後まで目が離せない一戦となった。