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第3回全日本ラクロス大学選手権・決勝戦(女子):関西学院大学 vs 立教大学

  • ■ 大会名:第3回全日本ラクロス大学選手権・決勝戦(女子):関西学院大学 vs 立教大学
  • ■ 日程:2011年11月27日(日) 14:30試合開始
  • ■ 場所:東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場
  • 関西学院大学(白) vs 立教大学(紫)

【スコア】

チームや大学名 前半 後半 合計
関西学院大学 4 4 8
立教大学 3 4 7

【得点者】

関西学院大学
#10 小田早織 2
#47 北川千尋 2
#57 志渡友梨 2
#33 馬野桃子 1
#62 宮田あかね 1
立教大学
#35 飯塚菜々恵 4
#10 水戸理恵 1
#20 鈴木美穂 1
#40 飯島史織 1
- -

【個人賞】

最優秀選手賞 #10 小田早織(関西学院大学)
優秀選手賞 #35 飯塚菜々恵(立教大学)

【審判】

主審 喜嶋 志穂子
副審 江島 絵美
副審 中本 真由美
副審 大久保 祐子

【レビュー】

関西学院大学vs立教大学関西学院大学vs立教大学

2011年11月27日、日曜日、駒沢オリンピック公園陸上競技場。

11月後半とは思えない暖かさのなか第3回全日本ラクロス大学選手権大会の決勝戦が行われた。対戦カードは立教大学(以下、立教)対関西学院大学(以下、関学)。
立教は関東学生リーグ戦の1位を勝ち取り、前日に行われた女子準決勝戦で4地区予選1位の西南学院大学を制して決勝戦へと駒を進めた。3年連続関東学生リーグ戦準決勝に駒を進めつつも、2年間頂上にあと一歩届かず悔し涙を流している。
対する関学は「関西制覇、大学日本一」を目標に掲げ、13年ぶりに関西制覇を果たし、チームの強みであるスピードを活かし、前日に行われた女子準決勝戦では東海学生リーグ戦1位の金城学院大学を倒した。

14:30ドローのホイッスルとともに大学日本一をかけた試合の幕が上がった。
まずグランドボールを獲ったのは関学。そのままゴール裏からセンターの選手にパスを回し、シュートを狙うがゴール裏へアウトオブバウンズとなる。その後も関学が2本のシュートを撃つが立教#19清水のナイスセーブで立教ボールへ。
前半2分、ゴール裏でキープしていた立教#20鈴木から素早いパスを受けたゴール左上の#40飯島のシュートが決まり、立教が待望の先制点を奪った。
続くドローでも立教ボールとなるが、関学のゴーリー#23寺尾がサークル外のグラウンドボールを積極的に獲り、関学にボールが回る。パスミスが続いても確実にフォローをし早いパスを繋ぎ、果敢にシュートを狙う。
前半10分関学#57志渡が、ゴール右上を狙ったシュートが決まり1-1の同点。

前半13分、点を決めたのはまたも関学。#17北川がゴール左上からで1対1で攻め得点。2-1で関学リード。
両者細かなファールが目立つも、立教がフリースペーストゥゴールの侵害をし、前半18分関学#62宮田にフリーシュートのチャンス。ゴール右上を狙い着実にシュートを決める。3-1関学がリード。その後も関学が勢いを掴みチームの一体感を見せ、続けてゴールを狙う。しかし、立教ゴーリー#19清水のナイスセーブで得点は決まらず。そのままロングパスでクリアに繋げる。前半22分、立教#35飯塚のゴール右下クリース脇からのシュートが決まり3-2で立教が1点差に追い付く。
しかし関学も負けていない。混戦が続くなか#62宮田がグラウンドボールを獲り、リストレイニングエリアを駆け抜ける。
前半終了までラスト50秒。立教がフリースペーストゥゴールの侵害をし、関学#33馬野にフリーシュートのチャンス。そのチャンスをものにし4-2とすぐに差をつけた。ラスト30秒ドローを奪った立教が勝ちへの執念を見せた。#35飯塚が2得点目となる点をクリース脇から決め1点差へと追い付く。観客の興奮が渦巻くなか、4-3関学リードで前半を終了した。

後半も両者衰えない攻撃がつづく。
関学のライドはアタックが高い位置からあたり、攻め気が非常に強い。
そんな中、立教#35飯塚が得点をし、立教が追いつき4-4となる。

その後、関学の攻撃が始まる。
関学#47北川が速攻で運び、ゴール裏で1対1へと持ち込む。チェイスは関学がとる。
11分、ゴール裏からのパスに関学#57志渡が飛び込みシュートが決まり、5-4と関学がリードする。
関学にリードを許した立教は、ドローを#10水戸が獲り攻撃に持ち込む。そして14分、ゴール裏からのパスをノンクレードルシュートで立教#20鈴木が決め、5-5の同点となる。
続いて関学の攻撃へ。関学#47北川に対して立教のフリースペーストゥーゴールの侵害が起こり、フリーシュートとなる。同じファールが続いたため、立教にグリーンカードが提示された。
これを落ち着ついて#47北川が決め、関西学院が6-5と再びリードする。
ドローを立教#10水戸が獲り、17分、そのまま速攻で華麗にシュートを決め、6-6の同点となる。
その後も立教は攻め続け、立教のセットオフェンスが続き、21分、混戦で両チームとも倒れる選手がいる中で立教#35飯塚が放ったシュートがゴールとなり、立教が6-7とリードする。

ここからは関学の猛攻が始まる。
立教がゆっくりとパスを回す中、関学はプレッシャーを与え立教のパスミスを誘う。
そこから速攻を狙い、24分、ゴール前でパスを受けた関学#10小田がシュートを決めた。
また試合は7-7の同点。振り出しに戻った。
ラスト1分というプレッシャーの中、速攻で関学がつなぎ、24分#10小田がまたしてもシュートを決めた。
そして試合終了、8-7で関西学院が勝利した。

攻め気を常に持ち続ける両チームの勇敢な戦いに、スタンドが沸いた試合であった。

関西学院大学 vs 立教大学関西学院大学vs立教大学