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第21回ラクロス全日本選手権・女子準決勝戦(大阪会場)

  • ■ 大会名:第21回ラクロス全日本選手権・女子準決勝戦(大阪会場)
  • ■ 日程:2010年12月12日(日) 11:00試合開始
  • ■ 場所:大阪・舞州運動広場球技場
  • スコア

    チーム
    前半 後半
    TOTAL
    MISTRAL
    6
    8
    14
    同志社大学
    2
    2
    4

    得点者

    MISTRAL 同志社大学
    #11 和田亜紀子 (5)
    #20 藤高彩 (2)
    #17 長岡良江 (2)
    #22 河原林紘子 (1)
    #70 松井理紗 (2) #51 片上絵梨子 (1)
    #71 竹野谷真理 (2)
    #5 橋本有香 (1)
    #12 水野華奈 (1)
    #38 長岡美陽 (1)

    審判

    主審 十合通代
    副審 山田章子
    中本真由美
    高実子実奈子
  • MISTRAL(クラブ選手権1位)

  • 同志社大学(大学選手権2位)

【スコア】

【レビュー】

冬も本格的になり始めた今日この頃、舞洲運動広場球技場にて第21回ラクロス全日本選手権大会準決勝、MISTRAL(以下、MIS)対同志社大学(以下、同志社)の試合である。3年前の第18回ラクロス全日本選手権大会準決勝と同じ対戦カード。当時はMISが勝利したが、今年はどちらが日本一に王手をかけるのか。

 ドローのホイッスルが吹かれ、両者譲り合わない攻防が続く。先に点数を動かしたのはMIS。MIS#70松井からの鋭いパスを#17長岡が決め1-0とする。試合開始7分、同志社#20藤高の的確なパスを#22河原林が確実に決めて同点となる。が、しかし、その後のドローをMIS#11和田が取り、そのままシュートに持ち込み追加点を決める。両者シュートを放つもなかなかネットを揺らすことができない。前半開始14分、同志社のファウルによりフリーシュートのチャンスを得たMISは、MIS#71竹野谷が決める。MISはさらに3点追加し、同志社を突き放しにかかる。それを阻止するかのように、同志社のゴーリー#4小早川のセーブが光り、連続する好セーブに観客が盛り上がる。流れに乗った同志社は、前半残り30秒に同志社#20がすばらしいスティックワークから点を決め、6-2とする。ここで前半終了。

 後半開始、4点の差を巻き返したい同志社。しかし、ボールはMISの手に流れ込む。焦る同志社は繰り返しファウルが続く。それに対し常に冷静さがあるMISはグラウンドボールを制し、落ち着いたパス回しを見せ、立て続けに4点を撃ち込む。同志社も攻めるが、MIS のプレッシャーディフェンスによりなかなか点につなげられない。MISの攻めが続く中、同志社#16藤村のインターセプトが同志社を勢いづけた。ついに同志社#51片上がシュートを決める。これが両者に再び火をつける。MISのフリーを生かした華麗なパス回しにより、#71竹野谷が追随を許さない。しかし、同志社#20藤高が鮮やかなスティックワークにより点をすぐに奪いし、藤高はトレードマークといえるガッツポーズを掲げた。ラスト3分、激しい攻守の切り替えが続く。MISのシュートが同志社に襲いかかり、3点追加。赤旗が揚がる中、両者ともに攻めこむが、どちらのゴーリーも守りぬき、同志社はゴールまであと一歩。ここで試合終了のホイッスルが鳴り響く。観客席から多くの拍手が巻き起こった。試合終了、14-4でMISの勝利となった。

 「江戸陸で日本一」そう誓ったMISの今後が見逃せない。