スコアレポート

第22回ラクロス全日本選手権大会・決勝戦(男子):DESAFIO vs FALCONS

  • ■ 大会名:第22回ラクロス全日本選手権大会・決勝戦(男子):DESAFIO vs FALCONS
  • ■ 日程:2011年12月18日(日) 14:00試合開始
  • ■ 場所:東京・江戸川区陸上競技場
  • スコア

    チーム
    1Q
    2Q
    3Q
    4Q
    TOTAL
    DESAFIO
    2
    3
    2
    3
    10
    FALCONS
    4
    2
    7
    4
    17

    得点者

    DESAFIO FALCONS
    #61 高原 正嗣 (3) #13 橋本 立輝 (4)
    #27 久保 隆史 (2) #90 関根 幹祐 (3)
    #28 長島 圭樹 (2) #3 佐保田 裕介 (2)
    #88 西 秀隆 (2) #27 斎藤 胤太 (2)
    #31 山下 尚志 (1) #0 砂川 裕二郎 (1)
    #11 茂木 努 (1)
    #29 山口 悠 (1)
    #30 水田 裕樹 (1)
    #33 高岡 祐介 (1)
    #43 畠山 昴太 (1)

    審判員

    主審 林 拓史
    副審 稲垣 和彦
    中筋 源太
    CBO 志水 研太郎
    ベンチマネージャー 田中 佑一郎
  • DESAFIO

  • FALCONS

【スコア】

【個人賞】

  • 最優秀選手賞:#43 畠山昴太(FALCONS)

  • 優秀選手賞:#61 高原正嗣(DESAFIO)

最優秀選手賞 #43 畠山昴太(FALCONS)
優秀選手賞 #61 高原正嗣(DESAFIO)

【審判】

【レビュー】

晴天に恵まれた12月18日、江戸川区陸上競技場にて第22回ラクロス全日本選手権決勝戦が行われた。準決勝戦で劇的な逆転勝ちを収め、この大会の4連覇をめざすFALCONS(以下、FAL)。対するは学生日本一の早稲田大学を倒し、クラブ選手権のリベンジに燃えるDESAFIO(以下、DESA)。関東クラブチーム同士の戦いとなったこの試合。熱い一戦が予想される。

第1Q、先制したのはFALだった。ゴール裏でボールを持った#91本下のパスをクリースの#33高岡が決める。
一方DESAは自陣でポゼッションを奪うもクリアミスなどで攻撃が続かないでいたが、試合開始9分にクリアを成功させパスを繋ぎ、最後はクリースにいた#61高原が決め同点にする。さらに1分後、DESAの#27久保が1対1でディフェンスを置き去りにし豪快にミドルシュートを決め逆転する。
しかし、直後にDESAはホールディングとアンネセサリーラフネスのファールを犯し、ツーマンダウンとなる。ここでFALは#23丸山のパスを#13の橋本がしっかり決めて同点にする。すると流れはFALに。DF#0砂川がランニングシュートを決め、さらに#3佐保田がゴール裏からの1対1で決め2点差とする。このまま4-2でFALリードで第1Qを終える。

第2Q、いきなり、DESA#27久保の鋭いパスからクリースにいた#88西が点を決める。さらにフェイスオフでのグラウンドボールを獲った#31山下がランニングシュートを決め、すかさず同点にする。
その後も流れはDESAが握るが、FALのディフェンス陣の固い守りでシュートまで行けない時間が続く。FALもパスカットやグラウンドボールを獲るもミスが出てしまう。すると開始13分、FALがスラッシングのファールを犯すと、#28長島がトップからミドルシュートを決め、ついにDESAがリードを奪う。しかしFALはその1分後に#11茂木がランニングシュートを決め、DESAに食らいつく。
その後はFALが試合の主導権を握り、シュートを連続して放つが、決めきれないまま時間が過ぎていく。同点で第2Q終了かと思われたが、残り2秒でFAL#27斎藤がゴール裏の1対1を決め6-5、FALの1点リードで第2Qを終了する。

第3Q、フェイスオフでFAL#30水田がポゼッションを勝ち取り、FALの攻撃が始まる。
そして開始20秒、#3佐保田がフェイスダッチで相手を抜き去り、そのままシュート、得点は7-5となる。さらに開始2分、DESAのクリア中のミスによりボールダウン。それをFAL#43畠山がスクープ、#13橋本へパスしランニングシュートを決める。得点は8-5となる。DESAも反撃するが、上手く点にはつながらない。その間に、FALはさらに猛攻を仕掛ける。5分、#27齋藤からクリース付近の#90関根にパス、そしてシュート。得点は9-5に。
しかし、その後のフェイスオフでFALはイリーガルプロシージャーのファールを犯してしまい、DESAのポゼッションから始まる。#28長島がランニングシュートを撃ち、セーブで弾かれたボールを#61高原がキャッチしそのままシュート。得点は9-6に。
その後激しいシュートの撃ち合いが続くが、点にはつながらない。そんな中FAL#23丸山から#13橋本に鋭いパスが通りそのままシュート。得点は10-6に。さらにFALのオフェンスは続く。#90関根のシュート、#43畠山のシュート、#29山口のシュートが全て入り得点13-6とDESAを大きく突き放す。
しかし、FALはクロスチェッキングとプッシングのファールを犯し、ツーマンダウンとしてしまう。そしてDESAのエキストラマンオフェンス。ゴール裏の#61高原からクリース付近の#88西に見事なパスを通し、シュート。得点は13-7となる。そして攻防が続くが点にはつながらず、第3Q終了。

第4Q、開始27秒でFAL#30水田のシュートにより得点は14-7のダブルスコアとなる。さらにDESAのクリア中、FALのパスカットにより、ポゼッションを奪う。そして、そのままゴールまで持って行き、シュート、得点は15-7となる。
しかし、ここから点を取り合う展開が続く。
FALがファールを犯してしまいDESAのエキストラマンオフェンスとなる。そして#27久保のミドルシュートにより得点は15-8。ここでDESAのクリア中のキープミスで起きたグラウンドボールをFAL#27齋藤がスクープ、そのまま無人のゴールにシュート、得点は16-8。FALのクリア中、DESA#61高原のチェックによりボールダウン、スクープし、そのまま走ってダイブシュート。得点は16-9。FAL#27齋藤のゴール裏からクリース付近へのフィードを、激しいプレッシャーの中#90関根がキャッチしシュート。17-9。FALがスラッシングのファールを犯し、DESAのエキストラマンオフェンスになる。そして、速いパス回しからトップにいる#28長島へパス、そこからのミドルシュートによって得点。17-10。

その後も激しい攻防が続くが両チーム共に点にはつながらず、そこで試合終了。
FALが4連覇を達成した。

試合後のインタビューで、MVPのFAL畠山は、まずは男子史上初の5連覇、そして10連覇を目指すと話した。今のFALの強さなら可能かもしれない。
また来年、この舞台で優勝トロフィーを空に掲げるのはどのチームだろうか。今からとても楽しみである。

【ギャラリー】