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第22回ラクロス全日本選手権大会・準決勝戦(女子):立教大学 vs FUSION

  • ■ 大会名:第22回ラクロス全日本選手権大会・準決勝戦(女子):立教大学 vs FUSION
  • ■ 日程:2011年12月11日(日) 11:00試合開始
  • ■ 場所:京都・宝が池球技場
  • スコア

    チーム
    前半 後半
    TOTAL
    立教大学
    0
    3
    3
    FUSION
    6
    6
    12

    得点者

    立教大学 FUSION
    #10 水戸 理恵 (1)
    #18 内野 麻子 (3)
    #12 浅野 いずみ (1)
    #2 能村 佐知子 (2)
    #35 飯塚 菜々恵 (1)
    #21 鎌田 ゆい (2)
    #26 添田 千聖 (2)
    #34 長江 泉名 (2)
    #48 柴田 陽子 (1)

    審判員

    主審 野田 淑子
    副審 山田 章子
    椎木 絵理
    十合 通代
  • FUSION

  • 立教大学

【スコア】

【レビュー】

冬の訪れを感じさせる寒々とした空の下、宝が池球技場において第22回ラクロス全日本選手権大会・準決勝戦、立教大学(以下、立教)対FUSION(以下、FUS)の試合が行われた。決勝進出の座を懸けた熱い戦いが幕を開けた。

試合開始のドローを制したのはFUS。そのまま、#34長江がゴール裏からのスピードを活かした攻めでディフェンスをかわし、先制点を挙げた。流れをつかんだFUSは続けて2点を追加し、立教を突き放しにかかる。その後、ボールをなんとかして奪い返したい立教との激しいグラウンドボールの競り合いが続き、両チームのこの試合にかける情熱が感じられる。ここで試合を動かしたのは再びFUS。前半残り5分、華麗なパス回しを展開し、#26矢島が確実にシュートを決める。焦る立教はファールが続き、残り4分、レッドカードが提示され、立教は一人少ない状態でのプレイとなる。しかし立教はその状況でも意地を見せ、しっかりとした守りで追加点を許さない。点差を広げたいFUSと、それを食い止めたい立教とのにらみ合いで会場には緊迫した空気が流れる。そして、最後にFUS#48柴田の鋭いシュートが決まり0-6、FUSの6点リードで前半が終了した。

0-6で迎えた後半、何とか得点差を縮めたい立教は果敢にゴールへ攻め込むが、なかなか得点に繋げることができない。それに対しFUSは落ち着いた素早い的確なパス回しを展開し、#21鎌田がゴール前のグラウンドボールを自分のものにし、確実にシュートに繋げる。その後も#18内野の強引なシュートでさらに得点を重ね、立教を突き放しにかかる。それを阻止するかのように立教#19清水の連続した好セーブが光り、観客が盛り上がる。そして、立教も負けじと、後半#10水戸が走りを生かした1対1でFUSの鉄壁のディフェンスを鮮やかに抜き、ゴールネットを揺らす。ここで流れを掴んだ立教は、さらに2得点を追加するが、最後までFUSの勢いを止めることができず、ここで試合終了。3-12でFUSが勝利を収めた。

この瞬間、多くの観客に見守られながら、決勝進出を懸けた熱い戦いが幕を閉じた。寒空の下、両チーム共素晴らしい戦いを見せてくれた。勝利したFUSは今月18日の決勝戦に進出する。
怒涛の攻撃で勝利を納めたFUSには、江戸川区陸上競技場で行われる決勝の舞台でも魅せるラクロスのプレーを期待したい。

【ギャラリー】