スコアレポート

【スコアレポート】第11回ラクロス全日本大学選手権大会・男子1回戦|北海道大学vs.東北大学

  • ■ 大会名:第11回ラクロス全日本大学選手権大会・男子1回戦(仙台会場)
  • ■ 日程: 2019年11月17日(日)
  • ■ 場所:宮城県(仙台市)弘進ゴムアスリートパーク仙台
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    全日本大学選手権大会1回戦は去年と同じく、北海道大学対東北大学というカードで行われた。

    東北大学は2地区予選で徳島大学を破り、全学の舞台にコマを進めた。また、北海道大学は、北海道予選を勝ち残り、全学1回戦に進出した。

    今回の試合は、毎年全学1回戦に勝ち、準決勝に進出している東北大学が今年も勝ち進むのか、はたまた北海道大学が雪辱を果たし、東北大学を打ち破るのかという勝ちに対する両チームの熱意と熱意が激突するという点が見所だった。

    第1Q、第2Qが終了した時点で0-4で北海道大学をリードしていた東北大学だったが、北海道大学の今年こそ東北大学を倒すという意思が試合を飲み込み、第3Qで4点の追い上げを見せる。第3Q終了時で4-4。どちらのチームが勝ってもおかしくない状況だった。北海道大学の反撃の中で、迎えた第4Qはそのまま北海道大学の流れが続き、ついに勝ち越しに成功する。このスコアのまま北海道大学が準決勝に進出するかと思われたが、東北大学がディフェンスで好プレーを見せ、流れを掴む。その流れを引き継いだ東北オフェンスが2点を挙げ、北海道大学をまくることに成功した。ここで、試合終了のホイッスルが鳴り、東北大学が北海道大学を5-6で破り、準決勝に進出。試合の中で、両チームの選手たちがラクロスに全力をかけていることがうかがえるとても迫力のある試合だった。

    Text by  ゲームディレクター 日本学生ラクロス連盟東北地区大会委員会 渡会岳

     

  • 北海道大学

  • 東北大学

【スコア】

チームや大学名 1Q 2Q 3Q 4Q 合計
北海道大学 0 0 4 1 5
東北大学 2 2 0 2 6

【得点者】

北海道大学
#0 深栖啓 2
#24 林庸介 2
#99 小熊多佳史
東北大学
#45 小山大輔 4
#69 長尾壮一郎 2
- -

【審判】

主審:渡邊慧、副審:中野弘己、森部一斗、CBO:須東駿太

【レビュー】

1Q:北海道大学のポゼッションで試合開始。その後、北海道大学の子の試合最初のショットは東北大学#5田村の好セーブに阻まれる。スラッシングによりマンダウンとなった東北大学だが、ここを守り切り東北大学のチームタイムアウトとなる。タイムアウト明け、東北大学は細かくボールを回し、#45のショットにより得点。スコア0-1。得点後、フェイスオフは東北大学勝利。その後のファールによる北海道大学のマンダウン中に東北大学#69長尾のショットが決まり、スコア0-2となる。得点後のフェイスオフは北海道大学がポゼッションした後、ショットを放つが枠外となり、スコア0-2で第1Q終了。

2Q:第2Q開始直後、北海道大学のホールディングにより、東北大学が数的有利の中、積極的に攻め続ける。東北大学#69長尾のショットは枠外となるが、その後にゴール付近でボールをもらった東北大学#45小山が落ち着いて決め、スコア0-3と点差を広げる。その後も東北大学はショットを打つが、北海道大学#3小田が好セーブを見せる。しかし、クリア失敗により、再度、東北大学のポゼッションとなり、東北大学#45小山が追加点を決め、スコア0-4となり第2Q終了。

3Q:第3Q開始のフェイスオフは北海道大学が勝利。直後に北海道大学#99小熊のショットが決まり、スコア1-4となる。また、東北大学のスラッシングにより、北海道大学の数的有利の中、北海道大学#0深栖の得点でスコア2-4となる。得点後のフェイスオフは北海道大学の勝利。そのままショットを放つが、東北大学の#41針生がセーブする。その後、再度東北大学のスラッシングによるマンダウン中に北海道大学#0深栖がショットを決め、スコア3-4となり、東北大学がチームタイムアウトを要求する。タイムアウト明けのフェイスオフは北海道大学が勝利する。その北海道大学が放ったショットは東北大学#41針生にセーブされるが、立て続けに攻め続け、#24林のショットが決まり、スコア4-4のイーブンとなる。北海道大学はその後も勢いそのまま攻撃を続けるが、#41針生を中心とした東北大学のディフェンスの前に追加点を決めることができず、スコア4-4のまま第3Q終了。

4Q:Q開始のフェイスオフは、北海道大学が勝利。その後、両チームともボールの奪い合いとなるが、混戦を抜け出した北海道大学#24林のショットが決まり、スコア5-4で北海道大学の1点リードとなる。北海道大学の勢いを止めたい東北大学は、#41針生の立て続けのセーブによってリズムを取り戻すと、#45小山のこの日、4点目となる得点によってスコア5-5のイーブンとする。その後、両チームとも決定機を作れぬまま試合が進行するが、東北大学#69長尾の得点により、スコア5-6と勝ち越しに成功し、そのまま逃げ切った東北大学の勝利となった。

Text by 日本ラクロス協会広報部東北地区 及川隼佑

Photo:日本学生ラクロス連盟東北地区広報委員会 写真班 下地拓、鋪田莉佳