2024年5月24日(金)

【お知らせ】6月1日は「熱中症の日」

日本ラクロス協会

安全対策

6月1日は「熱中症の日」

熱中症とは熱失神、運動誘発性筋痙攣、熱疲労、労作性熱射病の総称であり、昨今では夏季を待たずに、「季節外れの」高気温なども頻繁にみられることから春先から対策が必要な疾病の一つになりつつあります。

暑さ対策を実践することは、熱中症予防につながるだけでなく、運動パフォーマンスの維持および向上にも繋がります。それぞれの選手が個人でできる対策、そして、チームとして組織でできる対策について今のうちから話し合い、夏本番になる前から行動に移していきましょう。

個人でできることの例

  • バランスのとれた食事としっかりとした睡眠
  • 運動時だけではなく、1日を通した水分補給
  • 体調不良時は自己申告し、無理をしない
  • 暑い日は防具を休憩のたびに防具を外す
  • 体重測定から自身の発汗量の把握

チームでできることの例

  • 環境温度や暑さ指数に応じた練習強度と時間の設定
  • 罰走などの突発的な高強度トレーニングの禁止
  • 自由かつ簡単に水分補給できる環境づくり
  • 冷たい飲料の確保
  • アイスタオルや送風を用いた身体冷却

熱中症の中で最も重症度の高い労作性熱射病を疑った場合には、積極的な全身冷却が必要です。アイスバスなどの、広い体表面を効率よく冷たい水で冷やすことができる手法が望ましく、搬送前にまずは身体を冷却する必要があります。普段活動している現場にこのような応急手当を実践する準備(人・物・体制)が整っているか確認しましょう。

参考動画

日本スポーツ協会ch. 5 身体冷却法 -応急処置編- https://youtu.be/g2FZVArhb48

医科学委員会について

公益社団法人日本ラクロス協会では、安全対策等の体制を更に強化していくため、医科学委員会を中心に、運動生理学・医学・トレーナー等の専門家を招聘し、安全対策活動の高度化や啓発活動、またスポーツ科学研究に取り組んでおります。
下記を参考に、日々のラクロス活動の安全対策をお願いいたします。

 *熱中症対策について 「熱中症は防げる! 熱中症ゼロを目指そう!!」 

 *脳振盪対策について  「チームで決めておこう!脳振盪の対応方法」

 *防具の着用について 「防具着用徹底キャンペーン」 

 *ラクロス医科学セミナー(2021年開催)「知っておきたい!ラクロス選手に起きやすい外傷とグラウンドでの対応」