2023年3月1日(水)
今後のコロナ禍での活動方針について|“Bravely Forward” のその先へ(2023年3月1日)
日本ラクロス協会
安全対策
全国
今後のコロナ禍での活動方針について|“Bravely Forward” のその先へ
これまでの新型コロナウイルス感染症への各種対策を踏まえ、2023年度の公式戦実施に向けた「運営基本方針」(2023年2月18日付)を発表いたしました。(2022年度である3月末までの行事でも一部運用を開始します。)
2020年2月以降、運営基本方針を毎年度策定し、期中にも適宜アップデートしてきましたが、全般的に制限が緩和傾向であり、行事運営側も行事参加者(各チーム/各個人)も、公的機関の通達等を自主的に確認する習慣ができたことも考慮し、2023年度は一律の制限をできるだけ削除することにしました。
但し、これまでの各種制限を完全に撤廃するとなれば運営者・参加者双方にとっての混乱を招くこと、また、行事主催者として引き続き配慮すべき事項もあることから、多少の制限は残した形としています。
これにより、一定の条件を満たす場合に限り、JLAの活動において私たちがラクロスをすることを妨げるものはなくなりました。2020年2月27日に初めて活動の制限についての発表を行ってから、ちょうど3年。ようやくここまで来ることができました。
この3年間、ラクロスを止めずに動かし続け、今この状況を迎えるために尽力いただいた全ての方々に、感謝します。
以下、改めてJLAの新型コロナウイルス感染症に対する考え方と、これからのことについてお話したいと思います。
【Bravely Forwardに込めた想い】
2020年6月30日、JLAは「ラクロスコミュニティに関わる全ての皆さまへ」というメッセージを発表し、新型コロナウイルスに対する基本的なスタンスを表明しました。
・新型コロナウイルスに対して、ゼロリスクを求めないこと。
・ラクロスは、私たちが充実した人生を送るために必要なものであると信じること。
・JLAは公式戦の開催に向けて全力で動き出すこと。
この3つを基調にしたメッセージの最後は、こんな言葉で結ばれています。
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Bravely Forward.
蛮勇ではなく、
真の勇気と知性を携えて
私たちは進もう。
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「コロナの危険は完全には拭えないから、全ての活動を完全に止めてしまおう」
そういってしまえば、悩むことはなくなります。
しかし、私たちはラクロスを続けることを選びました。
でもそれは、決して「コロナの危険性を無視して、突き進むこと」ではありませんでした。
それぞれの状況に応じて、公的機関や専門家の情報を集めて理解に努め、可能な限りの対策やバックプランを準備して臨む。
その繰り返しが、この3年間の活動を支えてきました。
【JLAが大切にしたいもの】
この3年間で、私たちは2つのことを改めて再認識し、学ぶことができました。
1つは、自ら情報を集め、考え、選択・行動することの大切さ(=開拓者精神)。
もう1つは、ラクロスは社会と共にあるという事実とその重要性(=Lacrosse as a life.)。
自ら情報を集め、考え、選択・行動することの大切さ(=開拓者精神)。
私たちにとってラクロスは、一時のイベントではなく、日々の営みです。公式戦だけでなく、日々の練習、ミーティング、トレーニング、日常生活。コロナ禍の3年間を経て、その全てが私たちのラクロス活動と関係していることを実感しました。
その活動は非常に多岐にわたり、環境は様々に異なるため、その全てにJLAが細かく制限やガイドラインを提示することは現実的ではなく、ラクロスコミュニティに属するすべての人が、新型コロナウイルスと、自身の活動に関わる環境に対するリテラシーを高め、自ら情報を集め、より良い選択をし続けることが非常に重要でした。
ラクロスは社会と共にあるという事実とその重要性(=Lacrosse as a life.)
コロナ禍でラクロスの活動を行うために、折り合いをつけるべき人や組織は無数にありました。行政、各学校とその関係者、施設、交通機関、飲食店、家族、医療機関。改めて、私たちのラクロスが、非常に多くの人や組織によって支えられていることを実感しました。
忘れてはならないのは、私たちにとってラクロスが大切であるのとまったく同じように、これらの人や組織にも、それぞれが大切にしているものや価値観、立場があるのだという事実です。それらを理解し、リスペクトした上で対話を続けなければ、私たちが持続的な活動を行うことはできませんでした。
【未来に向けて】
今後の社会において、新型コロナウイルスは、徐々に日常的に配慮すべきことの1つとなっていくでしょう。そうなったとしても、私たちがやるべきことは今までと変わりません。
これからも、社会の中でのラクロスのあり方が問われるような出来事はきっと起こるでしょう。その時にまた、今回と同じように困難に真正面から向き合い、自ら考え、選択・行動していけるように。
もう一度、開拓者として、そして社会の一員として、改めてこの言葉を噛みしめたいと思います。
Bravely Forward.
蛮勇ではなく、
真の勇気と知性を携えて
私たちは進もう。
公益社団法人日本ラクロス協会
佐々木裕介(理事長) 寺本香(事務局長)
関連リンク
*2023年度 新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた公式戦の運営基本方針(2023年3月1日)
*2022年度 新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた公式戦の運営基本方針(2022年4月22日)
*2021年新型コロナ感染症対策 基本方針及び各種ガイドライン(2021年2月15日)