2015年6月16日(火)
2015年19歳以下女子日本代表・強化合宿
国際大会
2015年19歳以下女子日本代表は、2015年5月30日(土)・31日(日)に千葉県(長柄町)・生命の森リゾートにて強化合宿を行った。
【1日目】
テーマ | オフェンス | 数的優位をつくるための技術と判断力 ・ボールを追い越しプレーに参加する人数を増やし、数的優位をつくる。 ・1人で複数のディフェンスを引き付け、数的優位をつくる。 |
ディフェンス | オフェンスの選択枠を減らし、動きを限定させ、連動してボールを奪う。 | |
練習メニュー | 3対4キープ練習 (鳥かご型) |
狭いエリアの中、ディフェンスが1人多い状態でのボールキープ練習。 ボールキャリア(BC)は1対1状態での確実なキープ力と、ディフェンスを2人引き付けてパス展開をする判断力と視野が求められる。 2人のノンボールキャリア(NBC)はお互いのコミュニケーションを取りながらスペースを作り、タイミングよく顔を出す能力が求められる。 ディフェンスはオフェンスの向きを限定させた瞬間に、全員で一気に間合いを詰めてボールを奪うことが求められる。 |
1対0(+1) | フリーな状態でのシュート練習だが、直ぐ後ろからディフェンスが追いかけてくる。ディフェンスの位置を確認しながらゴーリーと駆け引きをしてゴールを奪う能力が求められる。 | |
1(+2)対3 | ハーフライン付近からスタート。リストレイニングライン付近で待つ3人のディフェンスに対し、ボールキャリア(BC)の後ろから2人のオフェンスが追いかける。 BCは独走で複数ディフェンスをゴール前から引き剥がしスペースを作る、もしくは、ノンボールキャリア(NBC)の追い越しを誘導する動きでチャンスを作ることが求められる。 NBCはBCの動きを見ながら、追い越し、裏のスペースを狙うか、カットバックで逆サイドのフリースペースを狙うかの判断力が求められる。 ディフェンスはBCの動きを限定させ、NBCへのパスコースを無くし、BCへプレッシャーをかけるか、NBCへの不用意なパスを誘発させボールを奪うなどの連動したディフェンスが求められる。 |
午後には、東日本のクラブチーム・FUSIONとのスクリメッジを行った。結果は、下記の通りとなった。
チーム
|
前半 | 後半 |
計
|
19歳以下女子日本代表
|
3
|
3
|
6
|
FUSION
|
8
|
6
|
14
|
得点者
19歳以下女子日本代表 | |
前半 |
桑島 響子
|
関口 紗生 | |
伊藤 由花子 | |
後半 |
大橋 知佳
|
浅賀 玉青 | |
稲木 柚香 |
夜には、今回の19歳以下女子世界選手権に派遣される国際審判員による、国際ルールの講習会を実施した。クイズ形式を織り交ぜ、集中を切らすことなく講習を行った。ルールと戦術を紐づけて解説することで、より具体的で分かり易い講習となった。
[左:アップするゴーリー/右:合宿には国際審判員も参加した]
【2日目】
テーマ | その一瞬に勝つ |
1日目の技術練習をふまえ、紅白戦を中心に実践練習を行った。
以上により、最終選考前の合宿は終了となり、その後、18名の代表選手と7名の補欠選手を選出した。この選手25名とスタッフ6名で、世界選手権に挑む。
■19歳以下女子日本代表 代表選手リスト(2015年6月1日現在)
Text&Photo:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都