2015年7月17日(金)
2015年19歳以下女子日本代表・第10回練習会レポート
国際大会
2015年19歳以下女子日本代表は、2015年7月11日(土)に東京都(江戸川区)・江戸川区臨海球技場にて、12日(日)に東京都(品川区)・大井ふ頭中央海浜公園第二球技場にて、国内最後の練習会を行った。
【7月11日】
午前中、東京都(葛飾区)・亀有香取神社にて必勝祈願を行った。江戸川区臨海球技場に移動後、練習と青山学院大学と練習試合を行った。
<練習>
以下を重点的に練習を行った。
・試合の流れをつかみ、維持するための意識や動き方の確認。
・連動性を高めるためのポジショニングの微調整とコミュニケーションの取り方の確認。
・相手との駆け引きに勝つための意識すべきポイントや動き方の確認。
「試合を支配する」ということは、我々が掲げているコンセプト「一瞬の最速をつくり、一瞬の最速を奪う」ことに繋がる。それは、自分たちのカタチを極めていくという「絶対的」な作業ではなく、相手との駆け引きに勝ち、味方との連動性を高める「相対的」な作業である。このことを改めて選手と共有し、半年間の活動で身につけた様々なことと、この代表のコンセプトとのつながりを確認した。
<練習試合(青山学院大学)>
先日行われた国際親善試合で出た課題、「1戦目で通用したことが2戦目で対応され、その変化を見極め戦い方を変化させるアイデアを持てなかった」ことを踏まえ、相手の状況を読みながら戦うことを実践。シュート機会を多くつくることには成功したが、相手ゴーリーとの駆け引きに負けることが多く、得点が伸びない結果に。
また、混戦でのグラウンドボールとライドに定評がある青山学院大学を相手に後手に回ることが多く、この辺りも継続して強化を進める必要性を感じた内容だった。
■1本目(30分ハーフ)
スコア
チーム
|
前半 | 後半 |
計
|
19歳以下日本代表
|
5
|
5
|
10
|
青山学院大学
|
3
|
4
|
7
|
得点者
19歳以下女子日本代表 | |
前半 |
橋爪 さくら (2)
|
拔井 愛海 (2) | |
平野 薫 (1) | |
後半 | 橋爪 さくら (1) |
池田 玲衣 (1)
|
|
平野 薫 (1) | |
五老 アイーシャ (1) | |
(確認中) (1) |
■2本目(20分ハーフ)
スコア
チーム
|
前半 | 後半 |
計
|
19歳以下日本代表
|
2
|
2
|
4
|
青山学院大学
|
4
|
4
|
8
|
得点者
19歳以下女子日本代表 | |
前半 |
関口 紗生 (1)
|
橋爪 さくら (1) | |
後半 | 巻田 美咲 (1) |
五老 アイーシャ (1)
|
【7月12日】
国内での活動はこの日が最後。練習前に永島ヘッドコーチから「半年間の全てを今日の練習でぶつけて欲しい」という言葉を伝えた。
最終日に掲げたテーマは「ねじ込み力」。戦術をつくり連動性の確認をしていくと、どうしても意識が「きれいに崩す」方向へ偏ってしまう。崩して取った1点も、崩さずに取った1点も、同じ価値である。本大会で必要なのは、「小さな崩しでも点が取れる」こと。大会直前に、その意識を植え付けるため、「11m内に進入したらシュートまで行く」ことを課題とした。
戦術の確認を行った後、最後に紅白戦を行なった。
選手同士、お互いの想いをプレーで伝え合う時間が続く。熱い時間が続いていたが、炎天下に響く終了の笛とともに終わりを告げた。
世界大会に出場する選手は18名だが、補欠選手7名の存在がチームの成長に大きく貢献したことは言うまでもない。残った18名はその想いをしっかり背負い、世界大会に挑む。
第6回FIL女子19歳以下世界選手権大会は、7月23日(木)~8月1日(土)に、英国・エディンバラで開催されます。
皆さま応援のほど、よろしくお願いいたします。
Text&Photo:2015年度19歳以下女子日本代表マネージャーリーダー・関田都