2021年5月14日(金)
【お知らせ】2021年開幕に向けて(2021年5月14日)
日本ラクロス協会
新型コロナウイルスの脅威が残る中、今年も日本ラクロスの開幕を迎える季節になりました。
今後も、状況に合わせて都度対応をしていくことが前提になりますが、現時点での2021年の公式戦と協会主催行事の方針について、お話させていただきます。
<JLAの基本的な考え方>
まず、新型コロナウイルスの現在の状況とリスクについて、JLAがどのように考えているのか説明します。
JLAでは、ラクロスのプレーそのものよりも、その前後の活動や日常生活に、より多くのリスクがあると考えています。
そのため、実効力をもって会員の感染リスクを下げるためには、JLA主催行事においてのガイドラインや制限だけでは充分とは言えず、各チームにおける練習や日常生活における感染リスクを下げる必要があります。
しかし、チーム所在地の感染状況や、人数、練習環境、所属校の方針などが大きく異なるため、画一的なガイドラインを提供するのではなく、会員一人ひとりの新型コロナウイルスに対する知識とリテラシーを向上させることが重要だと考えています。同時に、各行事やイベントなどの開催についても、様々な状況を鑑みて、柔軟に対応していく必要があると考えています。
4月には専門家を招いて、新型コロナウイルスに関する今日的な知識を学び、日常的なコロナ対策の質を向上させるための「新型コロナウイルスリテラシーアッププログラム」を開催し、400人以上が参加しました。
このようなプログラムは今後も定期的に開催し、ラクロスコミュニティのリテラシー向上に努めていきたいと考えています。
<2021年の公式戦について>
続いて、今年の公式戦についての方針をお話します。
2021年は、2020年のような「特別大会」という位置づけではなく、できるだけ2019年までの「リーグ戦」に近い形式で開催したいと思っています。
最終的には、各地区の状況に応じて学生連盟・クラブ連盟および協会事務局が計画・実行しますが、下記方針で検討を進めていきます。
・入れ替え戦は基本的に実施
・全国大会(学生選手権、クラブ選手権)も開催予定
開催概要やスケジュールが確定次第、協会より随時ご連絡致します。
<登録選手数が少ないチームについて>
新型コロナウイルスの影響もあり、現時点で登録人数がリーグ戦出場条件の20人に満たないチームがかなりの数あります。
今年は例年同様にリーグ戦が夏の暑い時期にも開催されるため、昨年よりも大幅に熱中症リスクが高まることから、出場要件である登録人数下限を20人未満に減らすのは難しいと考えています。
そこでJLAでは、現在日本全国で行っているSNS広告などの施策に加えて、これらのチームに対し、①例年以上に積極的な新歓活動の個別サポート、②合同チームのマッチングサポートを行う予定です(合同チームは、登録後の移籍対応ができない学生チームのみが対象となります)。
<所属校から公式戦参加を含めたラクロス活動が許可されないチームについて>
所属校の決定や指示に対して、JLAが直接できることはありませんが、関係当局に判断を仰ぐにあたり必要な情報提供や、出場に向けたサポートを、全面的に行っていきます。
具体的なサポート内容については、今後各チームへのヒヤリングを行いながら決めていきますが、現時点では例えば、公式戦におけるコロナ対策指針と大会参加へのご協力依頼をまとめた公式文書を、大学宛に発行することなどを考えています。
<リーグ戦以外の主催行事について>
新人戦については、年内に最低1回は開催できるように各地区と調整を進めていきます。複数回開催ができると判断された地区においては、例年通り夏冬の2回開催することになります。
フレッシュマンキャンプについても、開催時期、形式などを、各地区で検討を進めています。同時に、去年フレキャンに参加できなかった2年生の参加も可能にする予定です。
代表活動についても、可能な限り実施を検討しています。越境移動が発生する場合、宿泊が発生する場合などについては、都度判断していきます。
<最後に>
最初にも申し上げましたが、刻一刻と変化する情勢においては、最初に全て決めてから実行するのではなく、活動を行う皆さんの基本的なリテラシーを継続的に向上させつつ、都度迅速に適切な判断を行っていく必要があると考えています。JLAからも、今よりもさらに早く正確な情報開示を行ってまいります。
ラクロスコミュニティの力を合わせて、2021年の日本ラクロスを素晴らしいものにしていきましょう。
2021年5月14日
一般社団法人日本ラクロス協会