2020年8月10日(月)
(報告)JLA 医科学委員会主催 ラクロス医科学セミナー開催
日本ラクロス協会
安全対策
2020年医科学委員会主催 ラクロス医科学セミナー
2020年7月18日(土)に「JLA 医科学委員会主催 ラクロス医科学セミナー」をオンラインにて開催され、271名の方が参加しました。
医科学委員会の概要とセミナーの目的
2020年より日本ラクロス協会では、安全対策等の体制を更に強化していくため、医科学委員会を発足いたしました。本委員会では、運動生理学・医学・トレーナー等の専門家が集まり、安全対策活動の高度化や啓発活動、またスポーツ科学研究に取り組んでいます。
今回は啓発活動の一環として、医科学委員会のメンバーによる医科学セミナーをWEB開催で実施しました。活動自粛が続く今だからこそ、準備できること、知るべきことを、日本ラクロス協会医科学委員会常任委員が各専門分野の最新の情報をもってお伝えする内容となりました。
ラクロス医科学セミナーの内容
テーマ『COVID-19とトレーニング再開にむけて』
■セッション1:トレーニング再開における安全で段階的な練習プランとは?
一原 克裕(スポーツセーフティジャパン,BOC-ATC)
■セッション2:スポーツ活動中の熱中症予防のために知っておきたい5つのこと
細川 由梨(早稲田大学スポーツ科学学術院講師,BOC-ATC,Ph.D.)
■セッション3:スポーツ関係者が知っておくべきCOVID-19の基礎知識
宇田川 和彦(慶応義塾大学病院救急科,整形外科専門医)
司会進行:谷所 慶(関西大学人間健康学部准教授,Ph.D.)
(当日は諸事情により細川氏が欠席のため、セッション2も一原氏が担当しました。)
本セミナー動画(ダイジェスト)
※会員の皆さまには、本セミナーの全動画をメールにてお伝えしております。
医科学委員会とは ~「安全対策」と「スポーツ医科学研究」~
2020 年に「医科学委員会」が発足しました。JLA 理事会直下の諮問機関として、「安全対策」と「スポーツ医科学研究」を統括する委員会です。
これまで強化部内の活動であった「安全対策」活動を、専門家で構成された医科学委員会が担うことで、会員の皆様がより安全にラクロスを楽しめるようにしていきたいと考えています。また「スポーツ医科学研究」も行うことで日本ラクロスの発展を目指します。現在は、以下5 名の常任委員が中心となり活動しています。
■谷所 慶(神戸大学、神戸大学大学院卒)
国立スポーツ科学センター研究員、大阪経済大学人間科学部を経て、現在は関西大学人間健康学部准教授。Ph.D.。
■一原 克裕(早稲田大学、ハワイ大学、ブリッジウォーター州立大学大学院卒)
MLB シアトルマリナーズ傘下でアスレチックトレーナーとして従事、多種目のトレーナーを経て、現在はコードブック株式会社執行役員。BOC-ATC。
■宇田川 和彦(慶應義塾大学卒)
慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院整形外科入局、現在は慶應義塾大学病院救急科助教。整形外科専門医。
■頃安 悠子(千葉大学卒)
日本ラクロス協会強化部本部副部長 安全対策担当
2002 年~ 14 年男子日本代表マネージャー、2003 年~ 05 年女子日本代表マネージャー
■細川 由梨(早稲田大学、コネチカット大学卒)
Korey Stringer Institute 研究員、立命館大学スポーツ健康科学部を経て、現在は早稲田大学スポーツ科学学術院講師。BOC-ATC, Ph.D.。