関東会場・男子第1回戦(第1試合)
日時:1998年12月12日(土)11:00 FaceOff
場所:東京・江戸川臨海球技場試合内容:
同志社大学(関西学生リーグ2位、3年連続3度目出場)
vs
ADVANCE-HANGLOOSE(東日本クラブチームリーグ1位、2年ぶり2回出場)スコア
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
同志社大学
0
2
1
2
5
ADVANCE-HANGLOOSE
1
1
1
3
6
得点者
同志社大学
ADVANCE-HANGLOOSE
#4立澤彰啓(2)
#3木田裕士(2)
#2大森伸吾(1)
#12大山建次(2)
#22徳田敏彦(1)
#14神西賢一(1)
#26馬場圭吾(1)
#34小野寺大樹(1)
レポート
冬の晴れ間がのぞく中、葛西臨海球技場で全日本選手権第一回戦 関東クラブチーム1位 アドバンス・ハングル−ス vs 関西学生リーグ2位 同志社大学 が行われた。
試合開始早々、アドバンス#3木田のシュートにより、アドバンスが先制したが、その後は双方ディフェンスが堅守をみせ、1−0で第2Qに突入。同志社#22徳田がミドルシュートをきめて同点にすると、アドバンス#34小野寺が大砲を撃ちはなし2−1と再びアドバンスがリード。しかし、第2Q終了間際に同志社#26馬場のシュートにより前半は2−2の同点で折り返した。
第3Qに限らず、全体を通して、双方MFのディフェンス時におけるドロップが早く、なかなかブレイクが作れない。そんな中均衡を破ったのは同志社大学、#2大森のシュートで逆転に成功。また、同志社大学は松本,佐藤,東浦,中道らのロング陣を中心に、要所でみせたゾーンディフェンスが機能し、アドバンスはなかなか得点することができない。ところが3Q終了間際、そのゾーンの隙をつくアドバンス#14神西のミドルシュートで3−3の同点に追いついた。
第4Qに入ってもシーソーゲームは続く。アドバンス#26平木のジャンプフェイクからのフィードで#12大山(健)のシュートで再度逆転すると、同志社はエキストラマンオフェンスから#4立澤が1点を返し4−4の同点。その後、崩しやゆさぶりからアドバンス#12大山(健)のカットインで5−4とリード、たて続けにアドバンス#3木田のシュートが同志社DFにあたり、コースが変わってゴールネットへ(記録は木田のゴール)。スコアは6−4となり、同志社はたまらずタイムアウトをとった。その後、同志社#4立澤がショートMFを相手に、裏からの1on1で1点を返す。さらに同志社は残り時間わずかでポゼッションし、最後の猛攻に出るが一歩及ばず試合終了。
双方ともディフェンスのセットアップが非常に早く、なかなか崩しにくい試合であった。同志社大学は基本技術が高く、また、ゾーンディフェンスという武器があり、ゴーリーとゾーンの位置関係やマークの受け渡し等、非常に機能していた。しかし、アドバンスは個々人に非常に特徴があり、さらに技術も高く、そのわずかな差により、多彩なタレントを有するアドバンスが6−5で準決勝へ駒を進めた。
report by 日本ラクロス協会強化部・河原崎真幸
photo by JLA Webmasters・momo
協力 日本ラクロス協会広報部・今井健司
Copyright(C)@Japan Lacrosse Association1998.12.12