日本ラクロス協会のスローガンの1つに「国際親善」があります。
この言葉は、ラクロスというスポーツを通して、海外と交流を推進していこう
という想いが込められています。
日本においてラクロスが普及し始めて十数年が経ちました。
今では海外において、ラクロスプレーヤーとして、又、大学卒業後に仕事などで
活躍している人が大勢います。
そんな人達をこのコーナーでは紹介していきます。
第1回は、初めて米国の大学へプレーヤーとして留学した吉留太郎君からのEメ
ールを紹介します。
元気ですか。私は元気ですが、期末試験に追われています。
今は数学の課題に取り組んでいます。この授業は大嫌いです。簡単ですが、
つまらないのです。課題では、線を引いたり、図を描いたりしています。
今年のラクロスのシーズンは終わりました。しかし、驚いたことに、私は
オール・パトリオット・リーグのファーストチームに選ばれたのです。
このリーグにはアーミー、ネイビー、バクネル、コルゲート、リーハイ、
ホリークロス、そしてラファイエットが入っています。つまり,私はこの
リーグのディフェンスのベスト3 に選ばれたのです。この賞を受けることは
とても名誉なことで、とても嬉しく思っています。バックネルに来て頑張っ
た甲斐がありました。
ここまで来るのは、精神的にも肉体的にも辛いことでしたが、ようやく自分
のラクロスがこのような形でアメリカに認められたのです。
バックネルのラクロスの歴史においても、この賞を受賞したディフェンスは
私で3人目だそうです。
今は、今年の夏のワールドカップのことを考えています。この大会で勝つこ
とが私の最終目標なので、日本に帰国したら、ベストを尽くしたいと思います。
夏にお会いできることを楽しみにしています。
太郎
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