<海外特集>

「ハワイ遠征記」 text by 日本ラクロス協会強化部・河原崎真幸

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大学2年生中心の関東・関西ユース選抜の中から、総勢30人の全日本ユース選抜チーム(U―20ジャパンオールスターズ)が、「経験の浅い若年層プレーヤーに海外経験を積ませる」という事を主たる目的として、1998年11/6(金)〜11/10(火)の日程でハワイラクロストーナメントに参加した。
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ハワイラクロストーナメントとは地元ハワイラクロスクラブが主催として、アメリカ本土東海岸のWA−LAXや、西海岸のマリンラクロスクラブ,ゲイト兄弟が率いるはずだった(今年はゲイト兄弟は不参加)カナダ人中心のGB・LAXなどのクラブチームを招聘して、20分ハーフのトーナメント形式の大会が毎年行われており、全日本ユース選抜チームは均等にA,Bチームに分かれて2チームで参加した。
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到着初日に練習試合をしたが、時差ボケや睡眠不足などから足が動いていなかった。2日目の予選リーグからは徐々にクリアーからのブレイクなどの早い展開が随所に見られた。しかし、キャッチやスローなどのミスにより、ブレイクによる得点機会をつぶしてしまってしまったり、外国人選手のスティックワークの良さや、体格差を生かしたプレーにより失点する事も多かった。

また、外国人選手は終始リラックスムードでプレーそのものをエンジョイしていたが、ここぞと言うときのパワーは凄いモノがあり、チェックやボディーチェックなどによるけが人も続出した。最終戦績はAチーム,Bチームあわせて1勝6敗に終わった。

今回の遠征において、外国人選手のスキルや体格差などをふまえて、日本人選手との差が生じてしまうのは否めない事実であるが、パス,キャッチ等の基本技術があれば、経験年数が少なくてもブレイクなどの速攻は、ある程度通用する事は選手自身も感じ取れたと思う。今後、将来の日本代表を担う世代として、是非自分なりの持ち味というものをチーム内でのばしていってほしいと思うと同時に、各所属チームとしても、それを活かすようなチームづくりを心がけていただきたいと思う。また、当初は遠征中にはリーグ戦を入れない予定であったが、今年は雨で延期になることが多かったため、リーグ戦とぶつかってしまい参加できない選手もいた。しかし、本人のためにも、またチームのためにも、果ては日本ラクロス界のためにも、非常に有意義であるので、今後ともこのような機会には積極的に参加していただきたい。 
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