ワールドカップ現地レポート・第8報(2009年6月22日)
滞在8日目。
今日の試合、Pool Aで未だ白星のないイングランドと対戦。ここまでの3戦、ショートカウンターの成功も目立ち、得点を重ねる一方で、体格差のある外国人にドローを支配され、またディフェンス面でも中を突破されるなど課題を残すも、日本の奪うディフェンスのコンセプトに信念を持ち、本来の日本スタイルで勝利を狙う。
PitchEのグラウンドで各自アップを始める選手たち。
(ここまでの3試合、チームで最多の11得点をあげる#6和田)FUSION所属のAT#22前島とG#1中嶋。 3試合途中出場にて要所でナイスセーブを見せた#2岩田。 佐藤HCからドロー対策の指示を受ける選手たち。
観客席下の薄暗いロッカールームで待機する。
(写真左:#18能村、写真右:#19柴田)
試合会場のベンチに向かう選手たち。
(右:#24渡邊、左:#15長江)ベンチに入り、瞑想する選手たち。(写真左から、#6和田、#16河内、#9村上)
両国の国歌斉唱。 両国主将が握手。
イングランドの観客席では大きな国旗が掲げられて、
毎試合が盛り上がっている。
今日は、ご父兄が買ってきてくださった青いTシャツを着て
応援する日本の観客席。
試合開始、お互いターンオーバーを繰り返していたが、前半4分にイングランドが
#21のシュートで先制。
日本は、#1中嶋と#2岩田が要所で良いセーブを見せるも、
失点を重ねる。
日本はなかなか得点を生み出すチャンスを作れず、
無得点のまま後半に。
後半の先制は日本。
#9村上が1対1をしかけ、相手ファールを誘い得点。
1対16とした。イングランドは#6和田を完全にシャットでマークをしており、動きを封じていた。
18分には#8水戸が#12松井からのパスをもらい、
そのまま走りこんでシュートを決め2対18。
その後も失点が続く中、ラスト1分に本日2得点目の村上が
1対1で得点するも、3対20で日本の敗退。
終始イングランドのペースの展開で、歯車が合わず結果的には
完敗した日本。
明後日、Pool A 4位対5位の試合で、イングランドとの再戦となる。
明日はオフ日にて、日本は立て直しを図り、次節の勝利で目標で
ある3位に望みを託す。
試合後、オーストラリア対USAの試合を観戦。
前半9対4でオーストラリアがリードする。
しかし、毎試合スロースタートのアメリカが後半を支配し、
9対10で辛勝。
他会場では、Pool Bの1位争い、ウェールズ対スコットランドの試合。
10対6でウェールズが勝利。
前大会でPool Bに降格したウェールズは着実にPool A昇格を狙っている。
(予選リーグの結果はこちら)会場では、ワールドカップの歴史が掲示されている。
1997年に東京・江戸川区で開催されたワールドカップも
大きく紹介されている。【試合結果】
チーム 前半 後半 TOTAL 日本 0 3 3 イングランド 16 4 20*得点者:#9村(2)、#8水戸(1)
【次節 イングランドとの再戦に向けて】 主将 #4 上井華奈<うー> AT MISTRAL所属 予選4連戦の大敗。
初のPool Aでの戦いで、世界のラクロスのレベルを実感しました。
次のイングランドとの再戦では、戦う気持ちを途切らすことなく、
自分たちの やってきた戦術を60分間やり続けます。
応援よろしくお願いします。
Report:女子日本代表ゼネラルマネージャー・今井健司
Photo:女子日本代表通訳・鹿内映里
Report:谷川由起子
Photo:長田貴美子