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 Women's Japan Lacrosse National Squad

世界大会・現地レポート
レポート Vol.9
2005年6月25日(土)
 

  日本第3戦目は、vsニュージーランド。
  ニュージーランドはラクロスが入ってきて4年目で、今大会が初のワールドカップ参加となる。愛称は、国のお家芸、ラグビーの「ALL BLACKS」を文字って「THE BLAX」。事前のインタビューによると日本に興味を持ち、日本でプレーしてみたいと思っている選手もいるそうで、日本との初対戦に意欲を見せているチームだ。

 試合開始は11時。ドローから18秒で、#16 和田亜紀子(ドン)が早くも左上から1対1のシュートを決め日本が先制する。次のドローからの速攻で、再び#16 和田亜紀子が1対1で得点。開始からわずか30秒以内に2点を連取する。序盤のドローはほぼ日本が獲得し、そのままゴールへ向かい、開始から15分で10得点をあげるという猛攻を見せる。個々のスキルで既に相手に勝っているので、ほとんどが1対1での得点であったが、昨日の高田静江(シズエ)HCの、「皮をもう1枚破れ。自分のバリエーションを増やせ。」という言葉が効いて、皆自分がそれまであまり仕掛けたことのない位置からの1対1や仕掛けにトライしており、面白いものであった。

<Pool B 対ニュージーランド戦・試合結果>

スコア
チーム
前半
後半
TOTAL
日本
14
12
26
ニュージーランド
1
0
1

得点
日本 ニュージーランド
#16 和田亜紀子 (6) #13 Natalie Turner (1)
#14 上井華奈 (6) -
#15 山田幸代 (5) -
#13 塙妙子 (3) -
#9 小林絹枝 (2) -
#12 濱田亜衣子 (1) -
#10 佐々木梓 (1) -
#11 徳永志帆 (1) -
#7 澤田彩 (1) -
*( )は得点数

アシスト
日本 ニュージーランド
#16 和田亜紀子 (3) #15 Kerensa Watson (1)
#15 山田幸代 (2) -
#12 濱田亜衣子 (1) -
#13 塙妙子 (1) -
#8 松井理紗 (1) -
#14 上井華奈 (1) -
*( )はアシスト数

 

渡辺 対面をマークする#3 渡辺奈緒(ワタ)。
グラウンド内でも外でもコミュニケーションを常に欠かさない。「パワフル・バッファロー」のキャッチフレーズの通り、外国人に当たり負けしない強靭な体とエネルギッシュなプレーが持ち味であるが、大会に入って指示/確認の声もより明確なものとなり、日ごとにイキイキとプレーしているように見える。
川辺 キャプテン#5 川辺美穂子(アキラ)。
守備より攻撃の時間のほうが圧倒的に多かったこの試合では、黙ってられないとばかりにディフェンス陣も積極的にゴール前に突っ込んで行くシーンが多かった。
澤田 この試合では、ゴール前の守備確認をするために、あえてライドのスパイダーは緩めに張った。とは言っても隣のディフェンスとの距離感、バランス、相手の状況確認はいつも通り。攻守が交代するシーンでひときわ大きな声で仲間と連携を取る#7 澤田彩(ナナ)。
塙 #13 塙妙子(タエコ)は、この試合でもゴール左上からの1対1をかけ続ける。塙がボールを持つと必ず「ゴール前で何かを起こす」という予感がし、実際その通りにディフェンスをかき回してくれるので見ていて気持ちがいい。
山田 #15 山田幸代(サチ)は、この試合で5得点と大活躍。ゴーリーを騙させたら天下一のシュート技術だ。
佐々木 体が小さく派手なプレーはないが、そのプレーの安定性と精度が日本にとって大きな拠り所となっている#10 佐々木梓(アズ)も、普段代表での活動では見せない裏からの1対1でシュートを決めるなど、バリエーションを感じさせた。
山本昌宏 日本の攻めるゴールの裏で一眼レフを構える、21歳以下女子日本代表HC山本昌宏氏。21歳以下女子日本代表は、明日26日に現地入りし、ワールドカップの併設イベント「Cup of Nations」に出場する。山本氏はチーム本体に先立って24日にNavyに到着し、広報活動にご協力を頂いている。
松井 後半、シュートを果敢に狙いだした#8 松井理紗。このシュートは惜しくもゴーリーのクロスへ。

 

Photo & Report by 日本ラクロス協会広報部・橋本薫

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