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 Women's Japan Lacrosse National Squad

世界大会・現地レポート
レポート Vol.7
2005年6月23日(木)
 
日本代表 日本登場!
日差しや暑さから身を守ることを最優先に考え、長袖と帽子を着用している。
観客 スタンディングオベーションでチームを迎える観客達。
U.S.A. スタンドからひときわ高い歓声と「U.S.A!! U.S.A!!」のコール。
前回優勝国であり開催国、アメリカ合衆国の登場だ。
キャプテン#18Cherie Greer選手を先頭に、ユニフォームで入場。この後8時からナイターでのイングランド戦を控えている。
子供達 その後、ラクロスをプレーしているアメリカ各州の子供達が、それぞれ個性的な装いで入場。かわいらしかった。
セレモニー VIP席を中心に、チームが整列し、前面には子供達が座ってセレモニーらしい雰囲気だ。
IFWLA Fiona会長 選手代表、審判代表などの宣誓ののち、IFWLA Fiona会長が、正式に開会を宣言。
拍手で約1時間のOpening Ceremoniesは幕を閉じた。

高田HC セレモニーからKing Hallに食堂に直行して夕食を取り、U.S.A vs イングランドの試合を前半だけ観戦した後、21時より明日のドイツ戦にむけてミーティング。

  昼に現地入りした高田静江HCが、さっそく厳しい言葉を選手達に与える。
  まず午前中のチェコ戦を踏まえて「みんなの様子はWebで見ていたし、私の周りの人達も本当に応援してくれていてWebを見たり、聞いてきたりしてくれる。でもそういうとき、まずは何対何だったかっていう結果を聞くでしょ。ワールドカップに来ちゃったら、もう結果でしか判断されないの。今日の試合前半は3-1だった。それを自分たちがどんなに良い内容だったと言っても、「チェコ相手に日本は3点しか取れなかったんだ。」としか見られない。それがワールドカップなの。ワンチャンスのシュートを無駄にしたら勝てるか分かんないよ!もっとシュートに対する執着心を出しなさい。昼にチームに合流したけれど、みんなからはワールドカップが始まったという雰囲気、「勝つ!」という雰囲気が全く伝わってこないんだよね。目標を達成できなかった1997年、2001年の大会での入り方も、今と全く同じ雰囲気だった。落ち込ませるつもりじゃないけど、もっと引き締めていこうよ。この大会、体を休めているときでも心が完全にリラックスする時間、ラクロスのことを考えない時間なんてない。勝てば何も言われないけど、たとえ1点差でも結果を出せなかったら、これまで自分がやってきたことを全否定されるよ。コーチ陣も現地に来てまで新しいことは言ってなくて、これまで言ってきたのと同じことを何度も繰り返しているかもしれない。でも、それを「もうわかった。」とか「うざったい。」と思っては駄目。それだけそこに執着してきたの。私達はすごく応援されてる。明日からしっかりやろう。」

  分かりきっていることとは言え、アナポリスという戦いの場に来て、ヘッドコーチの存在はやはりチームを引き締めると感じた。
  明日のドイツ戦は、昼間チェコ戦が終わった瞬間からもう始まっている。そしてこの戦いは、順位が決定するまで休む間もなく戦い続けなければ、笑って終えることは出来ない厳しいものであるということを改めて訴える高田静江(シズエ)HCに心を動かされた者はきっと多かっただろう。22時、ミーティングを終え、就寝となった。


Photo & Report by 日本ラクロス協会広報部・橋本薫

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