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 Women's Japan Lacrosse National Squad

活動レポート
第17回ラクロス国際親善試合
2005年6月5日(日)
 
 朝11時。選手が続々と江戸川陸上競技場の正面玄関前に集まって来た。昨日は、女子U-21日本代表と雨の中でのスクリメッジとなったが、今日は朝から青空が広がっていた。グランドでは第一試合の男子U-21日本代表 vs 関東ユース選抜の試合が始まり、時々歓声も聞こえて来る。

 ユニフォームに着替えた選手達は12時からの開会式に出席し、式では地元の中学生のブラスバンドの演奏に合わせて手を叩きながら、笑顔でリラックスした様子であった。
  開会式が終わり、控え室でミーティングが行われた。最初は選手だけでのミーティングとなり、川辺美穂子(アキラ)キャプテンを中心に「最初の5分。出だしの集中力。」の大切さについて話し、ファーストシュートまでのイメージなどを選手同士で確認しあっていた。
女子日本代表
  コーチ・スタッフ陣も試合前のアップ時間などを確認しあっていた。とても印象的だったのは高田静江(シズエ)HCが、「試合直前の控え室で選手が過ごす時間を少し長めに取ってあげたい。試合前はゆっくり靴紐結んだりしたいんだよね。」などとスタッフに提案していた事だ。いつでもコーチ・スタッフ陣は、選手が最高のパフォーマンスを出来る様にと全力である。
  14時30分からは、江戸川陸上競技場の隣にある江戸川区立清新第二中学校に移ってアップ開始となった。まずは選手全員で声を出しながら円陣を組んだ。とても良い雰囲気で選手の試合前の気持ちの高ぶりが伝わってくる。アップはランニング、ストレッチをしてボールタッチ、カナディアンといつもの代表練と同じメニューである。最後にはゴール前の9対9でライドDFのスパイダーを確認して終了となった。

 ロッカールームに移り試合前最後のミーティングを行った。
 高田静江(シズエ)HC「私達は今まで、スパイダーやShellなどたくさんの新しい事を代表練で練習してきたが、それは試合で成功させるためにやってきた事ではない。全て勝つためにやってきた事。勝たなきゃ意味が無い。ワールドカップ前、国内の人に私達の今までの成果を見せるこれが最後のチャンス。今まで練習会の場所を提供してくれた人達、応援してくれている人達、今日見に来てくれている人達に恩を返さないと。今日のゲームで返そう。全て出しきろう。私達が日本代表。私達しか日本代表はいない。」
  最後には、ロッカールームに響きわたる大きな声で選手全員が円陣を組み「ニッポン」のかけ声で試合前のミーティングを締めくくった。いよいよ試合開始である。
女子日本代表

  試合内容についてはこちら(第17回ラクロス国際親善試合ゲームレポート)
  試合後のミーティングでは「失点を0点に抑えられたのはすごく良かった。でもやはり大切な所でのミスも続いてしまった。」「スパイダーもしっかりはまっていてボールを取り返したが、点に繋がらない場面もあった。」「点差がひろがっても集中しなきゃいけないのは分かっていた。しかしそこで具体的に何をすればいけなかったのか?」などの反省点が選手から挙げられていた。
  コーチ・スタッフ陣からも石川貴一(タカイチ)AC「次はもう本番。ワールドカップが終わった後にもっとやれたという反省が出るのは無し。疲れていたから集中出来なかったというのもダメ。全て全力でやらないと。」
  馬渕博行(マブ)TR「ワールドカップ出発まであと2週間弱。人間の体は自分で思っている以上に変化できるもの。最高のパフォーマンスが出来るようにしっかりと体調管理を。」
女子日本代表
  高田静江(シズエ)HC「今日のスタンドの応援を聞いて、やっぱりワールドカップで結果を絶対に残してこなきゃと思った。選手、コーチ、スタッフ全員がそれぞれ自分の役割を果たした時に4位が取れるのだと思う。」と、本番を意識した発言がスタッフ陣からあった。

  ワールドカップ開幕までいよいよわずか。あとは気持ちとコンディションを整え、現地の乗り込むだけだ。

Report by 日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・力石優子
Photo by 日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・丸山雅代 & 力石優子

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