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 Women's Japan Lacrosse National Squad

PickUp Interview
  ワールドカップ本番まで、あとわずか!!世界4位に掛ける日本代表選手/スタッフが、チームと大会への想いを語ります!!
 
第2回: 長岡良江選手・ 塙妙子選手・ 松井理沙選手

  長岡良江選手(MISTRAL)、塙妙子選手(日本女子体育大学)、松井理沙選手(日本体育大学)。
  この3人の現日本代表選手には、ある共通点がある。それはU-19の日本代表選手として世界大会を経験している事だ。長岡選手は1999年、塙選手と松井選手は2003年のそれぞれU-19日本代表である。

 
Q1. まず3選手ともにU-19日本代表として世界大会を経験していますが、1999年と2003年のU-19での体験等をお互いに教えて下さい。

長岡選手)
 私が参加した1999年のU-19世界大会は、U-19日本チームが初めて正式に参加した世界大会だったんですよ。だから最初もU-19日本代表として練習会とかに参加していた訳じゃなくて、色々な技術を教えてもらえるからという事で練習会に自分で500円とか払って参加していたんです。それがある所で気づいたらU-19の練習会に切り替わっていたって感じです。
  その大会で私はチームのキャプテンをしていたのですが、色々大変でしたね。ラクロスを高校で経験していたTeen’s出身者と大学生の壁もあったりで、そこを上手く融合して1つのチームを作りあげるのにすごい時間がかかりました。私達の時の大会は良い意味でも悪い意味でも土台となった大会だったなと思います。

長岡良江

 

長岡良江(ヨシエ)
  1981年生まれ
  AT
  成徳大学高校→MISTRAL

’99 U-19日本代表キャプテンとしてU-19世界大会に出場

松井選手)
  私達の時は大学2年、1年、高校3年の3学年が一緒のチームでしたが、すごいフレンドリーでしたね。メンバーには関西の子達もいて、学年や地域関係無くすごく色々な人がいて刺激も多くて楽しかったです。
松井理沙

 

松井理紗(リサ)
   1984年生まれ
   MF
   日本体育大4年

‘02関東ユース選抜
‘03U-19日本代表としてU-19世界大会に出場
‘04U-21日本代表

塙選手)
  私達大学2年組は、ほとんどユース活動から選抜されてU-19に入ったんですよ。だから結構、突然チームに入った感じなんです。でも、それでもやっぱりアメリカでの大会を通してチームの絆みたいなものは深いものがありました。
塙妙子

 

塙妙子(タエコ)
   1983年生まれ
   MF
   日本女子体育大4年

‘02関東ユース選抜
‘03U-19日本代表としてU-19世界大会に出場
‘04U-21日本代表

長岡選手)
  私達の時はスコットランド、ウェールズに勝って、カナダ、イングランド、オーストラリア、アメリカに負けて2勝4敗。そして最後の順位決定戦で一度勝った相手であるウェールズに負けてしまったんですよ。この敗因はメンタル的な部分が大きかった気がします。

松井選手)
  私達の時も1999年の時と同じ相手に2勝4敗でしたが、最後の順位決定戦でウェールズに勝ちました。この勝利を通してやっぱりカナダ、イングランドにも勝てたと今では思っています。だからこそ今度の世界大会でリベンジしたいんです。

塙選手)
  このU-19の大会を通して、私は世界を身近に感じる事が出来たすごい良い機会でした。もっとできるはず!!できたはず!!って常に思っている事で、どんどん目標が高くなって行くんです。だからこそ私も次はカナダ、イングランドでも私達の競える相手だと思っています。

長岡選手)
  私も自分のU-19の大会で忘れてきたもの、残してきたものはやっぱり勝利だったと思っています。私は高校卒業をしてすぐにMISTRALに入ったので、1999年のU-19の大会が終わった後はクラブチームでプレイしていたんですよ。でも最初はクラブチームでの環境に慣れるのに精一杯だった事や、U-19での体験が結構辛くて、すぐにまた世界を目指す気分にはなれませんでした。それが、MISTRALでコンスタントに試合に出られる様になったりした事で色々考えられる余裕も出てきて、日本代表への思いも強くなりました。だからこそ1999年の大会で忘れてきた「勝利」にすごい執着があります。あのU-19での体験は今のフル代表にすごい繋がっています。

Q2. 今のフル代表のチームの雰囲気はどうですか?

長岡選手)
  妙子や理沙などの今の大学4年生の子達が何人かまとまってフル代表のチームに入って来たのが、去年の国際親善が終わった後くらいだったんですよ。最初はちょっと壁があったかなーとも思います。でも今はすっかり1つのチームですよ。本当に良い意味で学生と社会人の壁が無いです。

松井選手)
  やっぱり最初は緊張しました。でもその入った時期が2004年のU-21の活動をちょうど終えたばかりの頃で、U-21で一緒にプレイしていた子達も何人かいたのでちょっとは安心していたのは覚えています。何回かの練習を通して社会人の人ともプレイの事で意見交換が出来たりしていった事でチームに馴染んで行けました。

長岡選手)
  例えて言うなら4人兄弟の家に、ある日突然5つ子ちゃんがやって来て一緒にすごしているうちに自然と9人兄弟になっちゃったって感じです。

塙選手)
  本当にすごく良いチームです。リーグ戦ではフル代表やU-21で一緒にやっている人と対戦する機会もあるのですが、戦うのが嫌です。相手の事を知っている分、やりやすい事もあるけれど出来る事なら戦いたくないです。一緒にやりたいって思っちゃいます。

 
Q3. 最後に一緒に日本代表でプレイをしている3人のお互いの印象を教えて下さい。まずは長岡選手に対してお願いします。

松井選手)
  良江さんは職人です。プレイのひとつひとつが丁寧で、なんか本当に職人なんです。そしてプレイにも言葉にも説得力があります。

塙選手)
  本当にチームの事をよく考えていると思います。考え方が豊富なんです。同じ事を私も考えているとしたら、私の考えが1なのに対して、良江さんは20も30も考えている気がします。

次に松井選手に対してお願いします。

長岡選手)
  理沙は本当に壁です。理沙にDFにつかれると壁や岩の様に感じる時があるんです。動ける岩だね。

塙選手)
  動ける岩って言葉がぴったりです。守れて攻められるDFです。

塙選手に対してお願いします。

長岡選手)
  妙子はとにかく速い!!スピードに1対1天下一だと思っています。最近、シュートも良いね。

松井選手)
  トップや45度からの1対1が武器ですね。本当にスピードが速い。

 

  このインタビューは、代表練習の合間の昼休みに行ったが、3選手とも本当に気さくに丁寧に答えて下さった。インタビューを終えて3選手のU-19の世界大会の経験を通しての、今年のワールドカップにかける強い思いが伝わってきました。

 

Interview by 日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・力石優子
Photo by 女子日本代表サポートマネージャー・橋本薫

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