まだ記憶に新しい昨年12月の全日本選手権大会。
優勝し日本一となったWISTERIAのキャプテンであり、ラクロスの名門、東京女子体育大学の元キャプテンでもある川辺美穂子。彼女は全日本選手権決勝戦で、中盤リードしていたところを追いつかれ、振り出しに戻ったゲームの均衡を破る次の一点を決め、チームを優勝に導いた。プレイオフで敗れ、全日本選手権に参加することが出来なかった一昨年の悔しさを晴らすことが出来た。
「何事もあきらめない」由来から、コートネームは”あきら”。
彼女の抜群のラクロスセンスは、多くの人が知るところである。非常に柔らかく、しなやかな筋肉を持つ彼女は、運動能力が高く、高校から始めたバスケットでは国体選手だった。その彼女が東京女子体育大学へ入学し、選んだスポーツはバスケットではなくラクロス。きっかけは先輩の言葉だった。
「ラクロスだったら日本代表になるのも夢じゃない。」
ラクロスで日本一を目指そう、そうして彼女のラクロス人生が始まった。そして彼女は今、日本代表のキャプテンとして世界の舞台に立とうとしている。
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