「歴史の継承、そして新たなる挑戦・・・」 女子日本代表ヘッドコーチ・高田静江 2001年の世界大会で、日本代表チームは、諸外国に比べ日本が優位に立てる“速さ”と“早さ”を追求した「速く早いラクロス」に挑戦。また、戦術面では、徹底したゾーンプレス・マンツーゾーンでバランスよくフィールドを埋めることにより、世界との点差を縮めるという意味で第1歩を踏み出しました。
今回、2005年の世界大会に向けた日本代表チームは、この「速く早いラクロス」の完成度を高めるとともに、チーム戦術・ゲーム戦術と“3S(Speed・Stamina・Spirit)”を磨き上げ、今大会は勿論のこと、次回・次々回の大会でも世界に通用する日本のラクロスを確立することを基本方針として活動していきます。
“速く早いラクロス”を追い求めるうえで絶対に必要となるものが、
Speed⇒速力・Stamina⇒精力・Spirit⇒精神力・勇気
です。諸外国と日本のラクロスを比較した場合、技術面・体力(体格)面で引けを取るという事実はあるにしても、決して全てに於いて劣っているわけではありません。どんな戦術も‘劣っている’ことを前提に実践していくのではなく、“世界で勝つ”ために実践していくのです。日本の技術・体力(体格)をカバーする戦術をもったとしても、またその戦術をどんなによく理解したとしても、選手一人一人がそれをゲーム中に実行しぬくSpeed・Stamina・Spirit⇒速力・精力・精神力を持たなければ、世界で勝つことはできないでしょう。
チーム戦術の徹底した理解に基づく練習・経験の積み重ねの中で、この“3S”をさらに高め、実践していきます。