ゲームレポート 「ASPAC予選2回目/4月6日」
U21日本代表 vs ニュージーランド代表
スコア 20min.×4Q 1Q 2Q 3Q 4Q total Japan U21 3 4 2 4 13 New Zealand 1 2 2 1 6
Japan U21得点者 #1 塚田 哲也(3) #9 河合 広大(2) #11 西野 太輔(2) #7 杉田 定矩(2) #12 関根 幹祐 #5 大伴 正平 #20 池田 貴生 #6 松下 立
この日はイースターの休日で、ニュージーランドチームは予選一回戦に出場できなかった選手がさらに加わった。日本は一戦目に圧勝しているものの油断のできない状況である。
この日のテーマは、オフェンス局面ではとりわけ”三人目のプレーヤーの動き”に焦点を当て、ディフェンス局面では相手をだましてボールを"奪いきる"点に焦点を当てていた。試合前の練習でも入念に確認をくり返した。1クォーター。
格下と見られる相手に気持ちが入らず、試合の序盤はうまくリズムに乗れない。が、かろうじて3-1とリードして終える。2クォーター。
徐々にリズムがよくなり、ATとMFの間で質の高いコミュニケーションが見られ、テーマであった3人目のプレーヤーをうまく使った得点が増えた。7-3とリードを広げてハーフタイムを迎えた。3クォーター。
地元開催のニュージーランドが息を吹き返す。特にグランドボール・シチュエーションでフィジカルの強さを見せ付ける。強引なプレーにペースを奪われかけるが、ブレイク状態からの二点を積み重ね、このクォーターを終えた。4クォーター。
終盤になり、日本はオフェンスシーンでは早いパス回しからスペースを作り出し相手ディフェンスを翻弄し、ディフェンスシーンでは相手のパワフルな突進を組織的に守りボールを奪う。テーマをしっかりと網羅しながら試合を運ぶことができた。結果は13-6と、前回の対決よりも得点が減ったものの、内容としては非常に質の高いゲームができたと思う。決勝戦に向けていよいよ準備が整ってきた。
Report:U21男子日本代表アシスタントコーチ・栗原望
Photo:U21男子日本代表マネージャーリーダー・井出麻美