2010年男子日本代表・トライアルゲームレポート(2010年4月4日) 4月4日(日)、大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にてCreaseMonkeysとのトライアルゲームが行われた。
レポート執筆者: 関根幹祐
・背番号:#3
・ポジション:AT
・学年:社会人2年目
・所属:Stealers
・出身大学:慶應義塾大学
・勤務先:住友商事
・代表歴:2006年U21日本代表、2007年U21日本代表・得意なプレー:オフェンス全般
・注目してもらい点:グランドボールの寄りとフィニッシュ
・ご覧の皆様へ一言:
今の自分があるのは、全てのラクロス人のお陰であると思います。
精神的にも、肉体的にも苦しい時こそ、ラクロスに対してひたむきに、愛情を持って取り組み、
最終的には世界で一番の選手になります。 応援宜しくお願いします。今回のCreaseMonkeys戦に関し、個人的に感じたことをレポートしたいと思います。
日本にいる限り、海外選手のプレーを目にする機会は限られており、間近で観戦できるのはめったにない機会です。CreaseMonkeysの選手(アタック陣)を見たときに、最も高いレベルだと感じたのが、クロスワークと高い決定力です。
まず、クロスワークは、隠す技術、パスの種類、片手から両手への移行が早く、ディフェンスのチェックはまず入りません。決定力に関しても、ゴール前での強さ、シュートの種類の多様さには感心しました。結局、スコアボードは点の取り合いになりましたが、最終的にはアタックの力の差が結果に直結したように思います。日本代表もいい場面を幾度となく作りましたが、フィニッシュの部分が足りずに涙を飲むことになりました。世界のトッププレーヤーに近づくために、上記の能力アップは必須であると思います。今回は、技術向上のために具体的に取り組むべき練習方法を紹介したいと思います。(参考にして頂けると、ありがたいです。)毎日30分、壁とクロスがあれば、社会人でも学生でも継続して続けることにより、格段にクロスワークが上がると思います。
※ゲディスバーグドリル
1. 全てのメニューを左右どちらもやること。
2. グローブをつけて行うこと。
3. 壁から約5メートル離れて行うこと。
4. 足をフラットにせず、壁と垂直に向き合うこと。その上で、体重移動を大切にすること。
5. 週4もしくは5回、1回15〜20分やることでクロスワークは短期間で飛躍的に向上する。
6. メニュー
・両手:クイック50回 ※両手をつけて、ともかくも「クイック」にやることを意識すること。
・両手:1クレドル50回
・片手:クイック50回
・両手:キャッチ後フェイスダッヂ50回 ※肩でプロテクトする、意識を持つこと。
・両手:持ちかえ(右投げ→右キャッチ→持ちかえ→左投げ→左キャッチ→持ちかえ)50回
・両手:クイック(投げた瞬間に持ちかえてクイック)50回
・両手:クロスハンド50回
・両手:ビハインド50回
・両手:サイド(シュートフェイクして投げる)50回
・オリジナルメニュー
7.音楽聴いたりしながら、とにかく楽しくやりましょう!2010年、2014年、2018年そしてその先も、日本が世界で飛躍する為に、日本のラクロスマン一人が一人が高い意識を持って、日々の練習に取り組んでいきましょう!
引き続き応援宜しくお願いします。ミーティング アップ 試合(vs CreaseMonkeys) *スコア・得点者はこちら 試合後/サプライズ
Text:男子日本代表・関根幹祐
Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・大木佳奈