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 U19男子日本日本代表

2010年男子日本代表・第1回&第2回活動レポート(2010年1月16日〜17日)
 2010年1月16日(土)・17日(日)、大井ふ頭中央海浜公園第2球技場にて第1回&第2回の2010年男子日本代表の活動が行われた。
男子日本代表
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2010年1月16日(土)第1回強化練習レポート

継

レポート執筆者: 継渉 (副キャプテン)

 ・背番号:#9
 ・ポジション:AT
 ・学年:大学院2年
 ・所属:FALCONS
 ・所属大学:慶應義塾大学5年
 ・代表歴:2006年日本代表、2006年U21日本代表

・得意なプレー:オフボールでディフェンスのポジショニングをずらす
・注目してもらい点:たくさん点に絡みます!
・ご覧の皆様に一言:
   少しでも多くの方々の応援を頂けるような2010日本代表を創っていきたいと思いますので、
   今後とも応援宜しくお願い致します。

 

7月の世界大会に向け、2010年第1回目の代表活動が行われた。

今回から大久保・菅井・木下のコーチ陣、チームの運動能力強化を担当するストレングスコーチの高橋、マネージャーリーダーの頃安に加え、自チーム・相手チームの分析を主に担当するアナライジングスタッフとして山本、さらに本大会に帯同する審判員も宮地を中心に、チームの一員として活動していくこととなった。

日本代表は世界大会での3位を目標に、「いかに得点を増やすか」という軸のもと、練習を重ねている。

今回の練習メニュー
  ・戦術ミーティング
  ・個人技術練習(フェイスオフ・2on0シュート)
  ・フルフィールドオフェンス
  ・ハーフフィールドディフェンス
  ・ハーフフィールドオフェンス
  ・フィジカルトレーニング

世界大会で勝つために、
  「決定期を逃さない」「不必要なファールを減らす」
という二点は、常に意識しながら練習に臨まなければならない。

当たり前の事のように聞こえるだろうが、国内では高いと言われているレベルの試合においても徹底出来ていないシーンは数多く見られ、案外流されてしまっているのが現状である。実際2006年の世界大会でも、この二つの要素で相手国に上をいかれ、流れを完全に持っていかれた場面を多く思い出す。当然、試合の勝敗を大きく左右する。

より強く意識するために、代表ではシュートミスやファールが起こるたびに全員100mダッシュをする。

特に決定力に関して言うと、2on0ゴール前のシュート練習メニューは、大久保HCによる関東R指定選抜の練習の頃からずっと続いているメニューだが、この最後の仕上げの技術向上がない限り、他のメニューは意味を無くすといっても過言ではない。いかにゴーリーのタイミングを外すか、ゴーリークロスの遠くに決めるか。勝敗を分ける大きな鍵となる。

また、前回の練習まではフルフィールドに特化した練習を行ってきたが、年が明けた今回から、ハーフフィールドオフェンス、ディフェンスに関してもチームとしての強化が始まった。基本的にはフルフィールドもハーフフィールドも考え方は全く同じで、
「ボールの周辺の状況をいかに有利にするか」
つまり、ボールの流れを予測して、いかに次のスペースを相手より先に奪うか、ということである。

スペースの「奪い合い」である以上、味方の状況だけでなく、相手の状況を考えた上での次の動き方を判断する必要がある。そのためには、一番視野のないボールキャリアーに次のプレーの選択を任せるのではなく、より状況を把握している非ボールキャリアーが主体となって判断し、ボールを動かすことが重要となる。

考え、話し合うべき課題はまだまだ沢山あるが、2009年中は試行錯誤しながら手探りだった活動も、少しずつチームでイメージがまとまりつつあるように思えた練習となった。

男子日本代表男子日本代表
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2010年1月17日(日)第2回強化練習レポート

長谷川

レポート執筆者: 長谷川玄 (キャプテン)

 ・背番号:#10
 ・ポジション:MF
 ・学年:社会人3年
 ・所属:FALCONS
 ・出身大学:日本体育大学
 ・勤務先:武蔵野東技能高等専修学校
 ・代表歴:2006年日本代表、2004年U21日本代表、
        2005年U21日本代表

・得意なプレー:ノーモーションのパスとシュート
・注目してもらい点:流れを変えるようなパス・シュート、人とは違った動き
・ご覧の皆様に一言:
   世界大会まであと約半年、世界3位という目標が現実になるために、また「日本ラクロス」を
   世界に発信するために、日々精進していきます。皆様の声援が一番の力になるので、試合以外にも
   日頃の練習から応援よろしくお願いします。

 

1月17日(日)2010年に入り、2回目の代表活動が大井第2球技場で行われた。

ミーティングと練習に入る前に、体重・体脂肪・BMI(肥満度を表す指数)の測定を行った。技術や戦術理解だけでは世界大会では勝てない。そのためにも、世界で戦うための身体作りが重要になってくる。

ミーティングでは、木下ACから昨日のハーフフィールドディフェンスの修正点、大久保HCからは、ハーフフィールドオフェンスについて話があった。代表活動が始まってから、常に「選手主体」という言葉を言われ続けており、このミーティングでも選手側から積極的に意見が出されていた。

今回の練習メニュー
  ・戦術ミーティング
  ・個人技術練習(フェイスオフ・1on1)
  ・ハーフフィールドディフェンス
  ・ハーフフィールドディフェンスからのフルフィールドオフェンス
  ・ハーフフィールドオフェンス
  ・フィジカルトレーニング(20mマルチステージシャトルラン)
  ・アフター練習(フェイスオフ・2on0シュート)

フェイスオフ・1on1といった個人練習は、審判員の方に入ってもらい、「不必要なファールを減らす」ことを意識して行われた。フェイスオフに関しては、代表活動で初めてトライする選手もいるため、審判員の方から色々なアドバイスをもらいながら取り組んだ。ここでの勝敗も攻撃チャンスを得るか失うかの鍵になってくる。

ハーフフィールドディフェンスの練習はマンツーマンやゾーンという概念に囚われず、何をするための守備なのかを考え、選手同士またコーチ陣と話し合いを重ね、狙いどころを明確にして行っている。守るだけではなく、どう攻撃(得点)につなげていくか、守備機会よりも攻撃機会が上回ることができるかが重要となる。

フルフィールドオフェンスはハーフフィールドディフェンスの延長で、内容は昨日同様に行われ、イージーミスがあれば全員で100mダッシュをしなければならない。一度の攻撃チャンスを一つのミスで逃してしまえば、逆に相手に攻撃チャンスを与え失点につながってしまう。「決定期を逃さない」この意識を常に持ち続けてプレーすることが大事である。

これは、ハーフフィールドオフェンスでも同じことが言える。今はまだチャレンジといった形で、ボールを失うプレーが多いが、今後さらに選手間での意見交換を多く取り入れ、確実なものを作り上げていきたい。

フィジカルトレーニングにも力を入れている。世界大会は連戦続き、一試合で高いパフォーマンスを出せても、二試合目以降、高いパフォーマンスが出せなければ勝つことはできない。実際2006年の世界大会では、連敗続きで精神的にも肉体的にもきついものがあった。弱い精神力ではあの舞台で戦うことはできないのだ。

世界大会まであと約半年、世界3位という目標が現実になるために、また「日本ラクロス」を世界に発信するために、日々精進していきます。皆様の声援が一番の力になるので、試合以外にも日頃の練習から応援よろしくお願いします。

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Text:男子日本代表・長谷川玄
Text:男子日本代表・継渉
Photo:日本ラクロス協会広報部「.Relax」編集部・大木佳奈

 

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