全国各地で大学、クラブチームのリーグ戦が展開されている。各チーム、このリーグ戦で結果を残すために、日々の活動を積み上げてきた。共に戦ってきた仲間の為、スタッフの為、大学チームであれば伝統を築き上げてきた先輩や、来年以降の活動を支える後輩の為、負けられない試合が繰り広げられていると思う。
こうした中、8月22日(土)・23日(日)に男子日本代表の練習会が開催された。
チームの主軸を占めるクラブチーム所属選手は、練習開始の直前まで公式戦やそのオフィシャル業務などに関わっていた。当日の東京地方の最高気温は31度、日が沈んだ後は幾分過ごしやすくなったとは言え、体力的には厳しい状況下での練習会であった。
練習内容は、相手ディフェンスのポジショニングを動かしてスペースを作り出し、そこを利用して効果的なシュート機会を作り出すための、パスドリルを中心とした内容。厳しい状況下であり、又、練習内容が基本的なパスの動かし方を身体に染み込ませる反復練習だったことは割り引く必要はあるにしても、選手の元気の無さにやや物足りない印象を受けた。
日本代表の活動は、各大学やクラブチームの日々の活動の積み重ねの上に成り立っている。つまり、世界大会での成果は、その時点で日本のラクロスが世界のどこに位置しているのかを図り知るためのモノサシであり、世界大会で成果を収めるには各チームの普段の活動の充実が不可欠となる。
それが公式戦であろうと、日本代表の練習であろうと、または普段のある日の練習であろうと、今日どこかのグラウンドで放たれる一つのパスは、来年の世界大会に繋がっている。
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