晴天に恵まれた宝ヶ池球技場にてのラクロストライアルゲーム2006、男子日本代表対男子関西選抜が行なわれた。
1Q序盤、暑さのせいか両チームともミスが目立つ。試合が動いたのは開始2分。速いパスまわしから日本代表#9丸山がトップからミドルシュートを決める。そして、立て続けに#9丸山がまたしてもトップからのシュートを決める。日本代表の攻撃は続き、4分#15長谷川の1対1から#6村松へのアシストで2-0。関西選抜も果敢にゴールを狙うが日本代表#25狩野のチェックなどが厳しく、なかなかゴールを奪えない。その後も、日本代表の攻撃は続き、中盤にも立て続けにゴールを奪う。苦しい時間が続く関西選抜だが、ノータイムに#4犬飼のフィードから#3田中がゴールを決め、1Qは7-1で終える。
2Q、序盤から攻守の入れ替わりが激しく、関西選抜のオフェンスミスが少なく落ち着いてプレーできており、その勢いに押されたのか、日本代表は開始5分たまらずタイムアウトをとる。その後も日本代表は勢いにのれず、関西選抜のペースで試合は動く。しかし、中盤に日本代表はDFの激しいボディーチェックなどで流れを引き寄せ、残り1分で#8山崎のシュートが決まり8-1。
3Q、嫌な流れを変えたい日本代表は序盤から積極的にゴールを狙う。そして、開始4分#5大吉がエキストラマンオフェンスからゴールを奪う。その後も日本代表の攻勢は続き、関西選抜はその勢いに圧倒される。試合中盤になり日本代表のレベルを見せ付けられた。3Q終了時13-2という結果だった。
4Q、このままでは終われない関西選抜は意地を見せる。開始2分、3分と得点を重ねる。その後も勢いは衰えず、地元関西の応援を背に一挙に4点を奪い、会場は盛り上がりを見せる。肩の力が抜けたのかのびのびと攻めていた関西選抜だが、終盤に日本代表#11末木のゴールを皮切りに日本代表が最後に力の差を見せ付けた。健闘した関西選抜だが終わってみれば18-6という結果であった。
奇しくも代表に大きく溝をあけられる試合となった。しかし、この敗戦をどう受け止めどう改善していくかで関西選抜は進化し強くなるだろう。日本代表は夏にカナダのロンドンで行われる男子ラクロスワールドカップに向け、さらなる飛躍を期待したい。
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